マリリン in キネ旬7月下旬号 - 2014.07.27 Sun
Tさん情報により、キネマ旬報を買ってきた。
「百年の闇 キネマの幻」という連載で、今回の題は「モンローの死と西部劇の終わり」。

荒俣さんは「荒馬と女」について、『これほど死の香りを発散させた映画とは思ってもいなかった』と書く。『開拓者のドグマが失われており、男と女の間には越えられぬ溝ができていた』。
ドグマとは、信条とか理論と考えればいいだろうか。
要するに、悲しいほど、さみしいんですよ、誰もが。そういう雰囲気が横溢した映画。
『死の香り』というのは、公開後に主演者たちが相次いで亡くなっていったことも、感情的に影響しているのではないか。
マリリンの夫アーサー・ミラーが脚本を担当し、悪化していく夫婦仲を反映していたり、マリリン自身の薬やアルコールによる不調、ジョン・ヒューストン監督のギャンブルと大酒、といったことにも言及しているが、まさに、そうした個人個人の状況まで、完全に映画のなかに出てきていたように思う。
でも、時々は観て、マリリン・ファンとして、そこに向き合いたいと考える私なのであった。
● COMMENT ●
>たけしさん
ちょうど「GODZILLA ゴジラ」の記事もあったし。
そう! きれいなんですよねえ!
見ないわけにはいきませんって!
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「荒馬と女」、本当に暗くて悲しい映画ですけど、それでもその中のマリリンの輝くほどの美しさは格別です。そろそろ私もまた見てみなくちゃ。