「北国の帝王」 - 2014.10.10 Fri
恐慌の時代のアメリカ。渡り鳥労働者はホーボーと呼ばれた。
彼らは、汽車には無賃乗車をしていたらしい。つまり、走っている汽車に飛び乗るわけだ。
無賃乗車の帝王(?)リー・マーヴィンが、ただ乗り許すまじ! 殺してでも引きずり下ろしてやる! という車掌アーネスト・ボーグナインに挑む。
ボーグナインが目を見開くと、まんまるい目が飛び出しそう! 怖いというより、おもしろい動物を見ているようだ。(失礼な。)
いまどきの映画しか見ない方には想像できない(顔の)インパクトがある。
本作、まさに私が映画を見はじめて、ロードショー誌を毎月買いだした頃に、新作として誌面に紹介されていた。
でも、どうも男くさいだけな気がして、いままで見なかった。

見た結果…女性が出てきたのは、まずは、ワキの毛を剃っている女(!)、それと、洗礼を受けている女(と見物人のなかの女たち)。
しかし、川の中で洗礼を受ける女性、水に濡れた薄衣の下から、ち…ち…乳首の突起がわかるのだ!
おっぱいの盛り上がりも、わかる。
なんてこった! 男くさいだけの映画と思っていたのに!
女の子の場面だけ保存するか!?(笑)
それにしても、洗礼シーンは、いきなり何のために、あったのか。今も疑問。
…あ、あとのストーリーなどは、ま、いいか。
キース・キャラダインの若造ぶり、調子のよさ、尊大さ、小者ぶりが、いやらしくて、いい。
最後の戦いも、けっこう迫力。
アルドリッチ監督らしい骨太さというべきか。
タイトルは「ほっこくの~」ではなく、「きたぐにの~」らしい。
(10月4日)
EMPEROR OF THE NORTH POLE
1973年 アメリカ作品
監督 ロバート・アルドリッチ
出演 リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン、キース・キャラダイン、チャールズ・タイナー、ダイアン・ダイ
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 1973 TWENTIETH CENTURY FOX. All rights reserved.
● COMMENT ●
>宵乃さん
しかも、下世話な内容に「やだわー」とか、のたまうことなくコメくださりまして感謝。
まあ、へんな映画ですよね。
無賃乗車犯は殺されていいのか、なんてこともありますし。
ボーグナイン、この作品の前に出たのが「ポセイドン・アドベンチャー」!
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まあ、あれだけ男くさい作品を観てもらうには必要かも(笑)
好きか嫌いかは判別できなかったものの、インパクトには残る作品でした。
ボーグナインの恐い顔、今でも目に浮かびます!