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「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」 - 2014.10.31 Fri

グレース公妃が、ある出来事に対して、どう対応したのか、に焦点をせばめた、お話。

高名で美人の映画女優が、モナコの大公のお妃になって、どうしたかという、もっと全体的な物語かと思っていたが、そうではなかった。

パーティ?

ヒッチコックが「マーニー」の脚本を持ってきて、グレースに主演カムバックを誘っていたとは、ほんとかどうか知らないが、少なくともヒッチがグレースに未練を持ち続けていたとは、よく話に聞く。
映画では、グレースも出演に乗り気に描かれていた。公妃という立場のままに娯楽映画主演となったら、おもしろかったのに。

ニコールがグレース・ケリーさんを演じる勇気は尊敬に値する。
これほど有名で人気もある人物を演じるのはプレッシャーだろうに。
「マリリン 7日間の恋」のミシェル・ウィリアムズさん、「ダイアナ」のナオミ・ワッツさんも同じだけれど。
最終的には、みなさん、見た目が違うのはしょうがないから、自分なりに演じよう、ということになるのだろうね。

たまにチラリとだけれども、ニコールの表情がグレースに見えることもあった。でも、やっぱりニコールのほうが顔が細いかな? 少し、キツイし。

きつい

クルマをスピードを上げて運転して、危うく事故を起こしそうなシーンは、将来の交通事故を示唆するようにも思えるが、どういう意図なのか。

グレースのスピーチが長々と続き、もしかして、これがクライマックス?と感じだして、あ、ほんとに、そうだった。
という、あんまり個人的には盛り上がらないストーリーだった。

「グレース・オブ・モナコ」とは、「モナコのグレース公妃」の意味であると同時に「モナコの優雅(それは、つまりグレース公妃の優雅さである)」と二重の意味を含んでいるのは当然ですね。

マリリン(・モンローさん)がモナコ公妃の候補になったことがある、という話もある。
有名な女優なら誰でもよかったのかよ?(国の名前を有名にして、観光客を呼ぶため?)とも思うが、マリリンだったら、堅苦しい務めは無理じゃないかと。はい。

(10月19日 TOHOシネマズ 有楽座)

思い出さないシーン

GRACE OF MONACO
2014年 フランス・アメリカ・ベルギー・イタリア作品
監督 オリヴィエ・ダアン
出演 ニコール・キッドマン、ティム・ロス、フランク・ランジェラ、パーカー・ポージー、デレク・ジャコビ

参考:グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆(3点。満点は5点)


(c) 2014 - STONE ANGELS2014

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● COMMENT ●

> グレース公妃が、ある出来事に対して、どう対応したのか、に焦点をせばめた、お話。

オヤジだからオヤジギャグで行くぜ。
グレースだけに、蹴りを入れたんじゃないかな。答は映画の中。

盛り上がり

ボーさん☆
なんとなく盛り上がりに欠けましたよねー
ニコールは頑張ってましたね。
きりりとして十分美しかったです。

>ふじき78さん

ありがとうございます。
グレース・蹴りー?
優雅に蹴りを入れても、効き目じゅうぶん。

>ノルウェーまだ~むさん

ありがとうございます。
そう、なんだかねえ。
ああいう話とは思わなかったですよ。
ニコールもがんばりましたけどねえー。

こんばんはー☆

グレース・ケリーが銀幕で活躍していた時代って、マリリンもそうよね?
で、この映画の舞台の1963年ってったら、たしかマリリンが亡くなった年じゃなかった?
作品を見ながら、アメリカのこの時代(50~60年代)って、本当に
いろいろと映画のネタの宝庫だったんだなあ~と。
先のイーストウッド作品も時代は同じだもんね。
しかも、当時のハリウッド女優の美しさったら!
ニコール、優雅で可愛かった♪

>kiraさん

こんばんは!
マリリンとグレースは同時代です!
オードリー・ヘップバーンなどもいるし、50年代中頃って、すごいですよー。
マリリンが亡くなったのは1962年ですが、ヒッチコックは彼女には興味を持たなかったんでしょうかねえ。彼の好きなブロンドだけど、クールビューティじゃなかったからでしょうね。

現代活躍している女優さんというのは、昔よりも一般大衆に近いところにいる感じで、憧れの大女優というイメージが減りましたね。華やかなスター女優という点でも、ニコールはグレースに近いのかなと思います。

こんばんは。

オードリー、グレース、マリリン、昔でいう所の、三人娘、トリオって感じでしょうか^^
今はただただ人数が多くて、誰が誰やらおばさんはさっぱり分かりませし、身近なアイドルより、やはり手の届かない美しい存在の方が、永遠の憧れとなりますです(笑)

>オリーブリーさん

こんばんは。
その3人だとマリリンが傾向が違ってるようですけども、ともに大物ということで。
いまは、昔で言う大女優というふうな方はいないですね。時代の流れでしょうがないのでしょうが。

『ニコールの顔つきがキツイ』それはぼくも感じました。闘う公妃を描くので自然にそうなっちゃったんでしょうねえ。/映画の内容にはぼくも不満が残りましたが(盛り上がりに欠けてツマリませんでした)、ニコールがグレース・ケリーを演じたことは彼女のキャリアにプラスに働くとぼくは思います。/マリリンが公妃になるなんてことは想像できませんが、映画「王子と踊り子」を観るとなんとなく想像がつくような気がしました。

>officeroaderさん

ここが、がんばりどころですし、キツクもなりますか。グレースだったら、もう少し、まろやかな表情だったかなあと想像したりもします。
ニコールのキャリアには、ひとつ立派に積み重なりましたよね。
ああ、「王子と踊子」がありました! あれ結婚してたら皇太子妃だったんだ!

こんにちは

日本でもそうですが、昔の
銀幕スターたちや往年スター女優たちの
若い頃の美しさには本当に惚れ惚れします
現代の女優さんがたも勿論美しいのですが、おっしゃるとおり
庶民的というか、ちょっと小奇麗な近所のお姉さん的な感じがしたりも。
カリスマ性ってものの違いなんでしょうかねえ

>makiさん

こんばんは。
時代が変わると…なんていうふうには言いたくない気もするのですが、実際にそういう面があるのだろうと思ってしまいます。
ニコールなら、華やかさやスケール感も、多少、大女優っぽさがあるんじゃないかな~と…。

グレースさんの心情が

いまいち伝わってきませんでしたよね。私もボーさんと同じく、女優から王妃になってからのお話だと思ってたので、そこは少しがっかりしました。

>マリリン(・モンローさん)がモナコ公妃の候補になったことがある、という話もある。

私もこれを聞いて「えー!」と思ってしまいました。財政的にかなり切羽詰まっていて、大公の知り合いが有名女優との結婚をアドバイスしたという話も見かけました。
愛がなかったとは限りませんが、事実だったら哀しい…。

>宵乃さん

なんだか、あまりおもしろくもなく、終わってしまいました…。記憶も薄いです(これは、いつものことか)。

有名女優と結婚して…政略結婚ではありませんが、愛がなければ、つらいですよね。しかも貧乏だったりしたら!


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小鳥頭
忘れっぽい人の同盟。
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(忘れた)。


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  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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