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2017-10

「6才のボクが、大人になるまで。」 - 2014.11.20 Thu

「ボク」より、ラスト近くの母親の言葉に胸を突かれた。

私のように、18歳の少年より、彼の母に年齢が近い者にとっては、彼女のセリフは響いたのではないだろうか。
そして、彼女にこう言ってあげたい。
立派に生きてきたじゃないですか。(子どもも育ったことだし。)
お子さんが言うように、まだこれからです。
…人のことだと、そう言えるんだよね。たぶん、自分のことだと言えない。

読み聞かせ

本作は、同じ人物を12年にもわたって(1年につき数日?)撮りつづけて、1本の映画にまとめたもの。
ドキュメンタリーならあるかと思うが、これは脚本のある映画だ。
映画なら普通は、幼少期、子ども時代、青年時代などと、別々の人物が演じる。それを「ひとり」にして年月をかけた、アイデアと手間暇のかかった作品。

けんか

脚本があって演じているとはいえ、同一人物の成長が自然に画面に出ているから、リアル感は大きい。
取り上げられるシーンは断片的。それが積み重なっていく。
彼らが人生を生きていくのを、私たち観客が見守っていく感覚。
子どもたちの成長には当然、両親が関わってくるから、彼らについての描写も多い。
親の庇護のもとにある幼い頃には、どんな親であるのかが、子どもにとって避けられない重大問題であることも、よくわかる。

恥ずかしいなー

母親(パトリシア・アークエット)の男運の悪さときたら…脚本のせいだけど。
父親(イーサン・ホーク)は離婚して、そうなると子どもと会うにしても、そのときだけの付き合いだから基本的には気楽だ。笑えるシーンは多くが、この父の担当。


きゃのじょー
高校のときのガールフレンド。

2時間を過ぎてからだろうと思うが、さすがに、まだ終わらないのか、長いな~と思えてきた。
上映時間165分? 男の子18歳までで映画は終わるはずだから、もうすぐだろうなどと思いつつ。

終わり方はいいと思う。18歳。これから。
まさか、この後も撮りつづけて、中年、老年…なんてしないよね?

パパと

娘役、苗字がリンクレイターで、監督の実の娘さんらしい。
彼女自身、いい記念(?)になるだろうなあ。監督もそう思っていたに違いない。
リンクレイター監督には「ビフォア」シリーズがあるが、そういえば、あれだって「男女ふたり」の「○年後」の話で、今回は1本の映画にまとまっているものの、同一人物に演じさせるという基本は同じじゃないか!?

(11月16日 TOHOシネマズ シャンテ1)


大人同士?

BOYHOOD
2014年 アメリカ作品
監督 リチャード・リンクレイター
出演 パトリシア・アークエット、エラー・コルトレーン、ローレライ・リンクレイター、イーサン・ホーク、ゾー・グラハム

参考:6才のボクが、大人になるまで。@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆★(3.5点。細かくいえば4点に近いほう。満点は5点)


(c) 2014 boyhood inc./ifc productions I, L.L.c. aLL rights reserved.

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● COMMENT ●

> 上映時間165分? 男の子18歳までで映画は終わるはずだから、もうすぐだろうなどと思いつつ。

早く、大人になれよ。メルモちゃんのキャンデイーとか舐めさせたろか、われ。みたいに多少なりとも思える映画。

>ふじき78さん

メルモちゃん見たことないもんですから、キャンディの秘密を検索してしまいました!
なんて便利なキャンディなんだ! もしも、それ食べれば、数日でこの撮影も終えることができたんですよねっ?

あれ。すみません2つTBされました?

もうちょっと短くても良かったと思います。
リンクレイター監督作品好きだけど、
いい作品ではあるけど好みではなかったのです〜
いい映画だけど、人生を描いてるだけなので日常的というか
映画としてのみどころ面白みが足りない。かな。

>migさん

ひとつ削除したら2つとも消えるという事態になり、再度のTB、お手数をおかけしました!
2時間45分で、普通の日常だけでは、やっぱり少し、長さを感じてきます。いい作品ですよね。でも時間は気になりました。

私も、リンクレーター作品の「スクール・オブ・ロック」などは、年間1位にした映画です。

男運

ボーさん☆
男運のないママというか、男を見る目がないママと言うべきか。
そんな環境でも子供たちがきちんと育ったのは、ママが一生懸命頑張っている姿を尊敬しているからなのでしょうね。
子供に尊敬される親にならなくっちゃ…

>ノルウェーまだ~むさん

かっこよさとか、頼れそうな雰囲気で選んじゃってる気がします。
それが悪いとは言いません、いい人もいますよね。
どうであっても、自分はがんばるしかない…というのも、つらいですけど、それが人生か。…いや、なるようになりますって!(いきなり変わるな。笑)

こんばんは。
遅れましたが、今年もどうぞ宜しくお願いします。

そうそう、さすがに高校生の辺りから、長さを感じ始めましたわ。
でもあの母親の一言には、グッときてしまいましたねー。
赤ん坊を抱き上げた時から、長い長い子育てが始まりますが、本当にこんなに早いとは思わないんですよね。
子供は親を選べなく、それだけ親としての責任は大きいものですが、離婚しても父親と良い関係を築いてきたのも子供達の財産ですね。

>オリーブリーさん

おはようございます。
今年もよろしくお願いします。

これが長いと感じなければ、それだけ評価も上がるのでしょうけれど。
あの母の言葉はいちばん印象的で、これは彼女の映画でもあるんだなあと認識しました。
子育てって長いようで、終わってみると…というものなのでしょうね。
離婚した父と、子の付き合い…いまどきのアメリカ映画にはよくありますが、本作での関係は良好でしたね。

ボーさん、こんにちは!

男性のボーさんにも母親の言葉が響きましたか!
恋にも仕事にもパワフルに生きてきたあの母親でも
あのように淋しさを吐露するとは、
やっぱりどの母親も同じなんだな~って私の胸にも響きました!

ドキュメンタリーに思えるような作りで、
本当に家族の12年間を見守るような気持ちにさせられましたよね~
引き込まれて観てたんで割と長さは気にならなかったです。

>YANさん

こんばんは!
ありがとうございます。
なんといっても、あの場面のセリフですよ!
主役は彼女だと思っていますし。

評判ほどには、のめりこんで観なかったのですけど、ユニークな映画ではありますよね。


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