シングル「迷宮のアンドローラ」 キョン2ディスコグラフィ(19) - 2014.12.06 Sat
その前に、まず…
「'82 KYON KYON グラフティ '84」が4月に、バーニングプロ友の会から出ていたらしい。

これは、「'82 KYON KYON グラフティ '83」の改訂版。
A4判28ページでポスター付きらしいが、記憶は曖昧(あいまい)で、持ってはいない。惜しい!
さて、「迷宮のアンドローラ」である。
迷宮のアンドローラ
作詞:松本 隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀

今度は「宇宙」!?
前奏から、シンセサイザーを使った、エレクトリックで宇宙的な感触、ゆっくりと「夢なの? 夢じゃない 夜空を 駆けめぐる…」と歌い出し、まさに夢の中のような、幻想的に、たゆたう気分。
そこから一転、アップテンポのビートになって、かっこいい!
KISSの途中であなたが消えた? あやしげなLASER BEAM(レーザービーム)?
宇宙人か!?
「LASER BEAM」「IN THE AIR」で、それぞれ音程が、下、上、下と一気に移動するのも、かっこいい!
「FLYING SAUCER」は、英語を知らないと「フライング、そうさ~」と聞こえるかもしれないが、フライングソーサーは空飛ぶ円盤のことである。
“SOTTO SOTTO SAYONARA”(「そっと そっと さよなら」)の繰り返し、音程を上げて、さらに繰り返すのも、かっこいい!
前回シングルの「渚のはいから人魚」のキュートさから、ちょっと大人びた雰囲気に。
売上37.7万枚。オリコンシングルチャート第1位、年間21位。ザ・ベストテン第1位。ザ・トップテン第1位。
長岡秀星のイラストストーリー『迷宮のアンドローラ』のイメージソングでもあり、以前、この本(集英社・発行、第1刷1984年7月25日、定価1800円)のことを記事にしてある。(「迷宮のアンドローラ」(長岡秀星・作) について)
出版、レコード、原画展同時企画を長嶋茂雄が担当というのが、なんとも不思議。

1か月後に発売される5枚目のアルバム「Betty」は、作曲が筒美京平、編曲が船山基紀のコンビによるものであり、同じコンビによる「迷宮のアンドローラ」は、いわば先行シングルといえる。
宇宙的イメージということでは、アルバム2曲目の「天然色(テクニカラー)のロケット」が同系統だ。
ノーランズのアルバム「英語で聴く~なんてったってアイドル(小泉今日子作品集)」では、洋楽ポップスにアレンジされた曲を聴くことができる。(ちなみに、このアルバム、キョンキョンの歌を12曲も歌っているので、ファンならばチェックする価値あり。)
♪夢なの? 夢じゃない 夜空を 駆けめぐる 瑠璃色
DUNK(男区)
作詞:松本 隆/作曲:筒美京平/編曲:船山基紀
「DUNK」もイメージソング。
「DUNK」は、集英社発行の小さめの(A5判)アイドル雑誌で、1984年6月号から創刊された。
創刊号の表紙はキョンキョン。(ネット上にあった画像、お借りします。)
たまに読んだこともあったし、買ったこともあった。

応援団男子なイメージの、ノリのいい曲。
長い学ランの男の子に、男らしく私を口説きなさい、とアドバイス! (でも、私もOKらしいよ。)
「バンカラな恋」「ケンカはヘビー級」「ひさしみたいな髪型」「直立不動」「まるで花の応援団」と男の子の描写。
「DUNK DUNK 押忍 押忍(おす おす)」と歌っちゃいますからね。
「DUNK」最終号の1990年12月号では、キョンキョンが歌詞イメージの学ラン姿で表紙に登場。画像は、ちょっと小さいのしか見つからなかった。
彼女が「DUNK」の表紙を飾ったのは合計4回ほどらしい。おニャン子クラブのメンバーが表紙になることが多かったようですね。

♪長い学ランひきずり 硬派振るのもいいけど
レコチョクなどで2曲を少しだけ試聴できます。
参考:小泉今日子 歌の全曲集(第11版)、Club Koizumi Maniacs、Wikipedia
関連記事:
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カセット「KYON KYON倶楽部」 キョン2ディスコグラフィ(16)
シングル「渚のはいから人魚」 キョン2ディスコグラフィ(17)
サード・コンサート「今日子・NOW(いま)・春」 キョン2ディスコグラフィ(18〔番外編〕)
● COMMENT ●
この頃のキョンキョンは、
世の女子も聖子ちゃんカットからキョンキョンヘア路線へと一気にチェンジしていったように記憶しています。私も流行に乗り遅れまいと一度はマネしましたが、あれはキョンキョンだから似合うわけで……うーむー・・・…ということで、その後すぐにロングに戻しました(笑)
>小夏さん
ショートにして、自分らしさを主張しはじめて、プロデューサーやら周囲の人たちもそれに応えはじめて…いい方向に転がったのかなと。
この曲は小泉さん自身はそれほど気にいっていなかったようではあります。
うん、小夏さんはロングが似合います。…って見たんかい!(笑)
私はショートが似合います。…髪が少ないだけだろ!(苦笑)
ボーさんへ>
確かに、この曲はカッコいいですね。
小泉さんが完全にトップレベルのアイドルに認知された曲でもあるかと思います。
当時、私はシングルを買っていなかったので、DUNKは結構、後の方になって聴きました。これは、雑誌との完全なタイアップですね。ちなみに、創刊号と、最終号は持っています(笑)。当時、こういう雑誌多かったですよね。小泉さんはもう、流石にアイドル雑誌に載ることはないと思いますが、(アイドルではないという意味ではないです)、その代わり、ファッション誌の表紙を未だに飾るなど、本当に凄い人だと思います。
話は変わりますが、もう、今年も数日ですね。今年は、お仕事はお忙しかったかと思いますが、メディア等の露出は少なかった印象です。(去年のあまちゃんとのギャップが激しいという話もありますが。。。)。FNSにも出なかったし、今年はTV等の出演もないのかと思うと、少しさびしい感じです。その代わり、来年はついに小泉さん40代最後の1年。なにかやって頂けるのではないのかと、密かに楽しみにしています。
ちなみに、私は小泉さんの髪はロングが好きです。ショートになってブレークしたと言われていますが、「ひとり街角」あたりの俗に言う聖子ちゃんカットの小泉さんは可愛すぎます。
# 話がそれてすみません。
>moonstarさん
当時は、シンセサイザーを使った、とか技術的なことは分からずに、ただ聴いていましたが、はじめて聴いたときは、このサウンドに少し驚きました。
DUNKは、キョンキョンが歌ったこともあって、ずっと意識してはいた雑誌ですね。たまーにしか買わなかったですが。
こういう雑誌のイメージソング、応援歌も、こなして、しかも似合ってしまうということからも、彼女がこうしたアイドルを代表する立ち位置にいるのが分かります。
去年は朝ドラで半年間くらいテレビで会いましたからねえ…。
来年はライヴを観たいです。(チケットが取れるライヴを!)
髪は私はどちらでも! 和装はあんまり好みません。
アンドローラ
帰省中? 映画ベストお待ちしてまーす。
この曲好きだなあ。というかキョンキョンの曲、デビューからそうだね、80年代のはみんな好き。
歌姫っぽい人とか、他にもアイドルいっぱいいたけど、キョンキョンに関しては、時代が変わっても曲自体が好きなんだよねと言われる確率が高いんじゃないかと思う。
曲とご本人の雰囲気がマッチしてないと心には残らないから。
>rose_chocolatさん
帰省していました。
映画ベストは…ずいぶんあとになりそうです。みなさん、もう終わってるんだろうなあ…。
キョンキョンほめてくれて、すごくうれしいコメですっ!!
「らしい曲」に恵まれたことも、そうした曲をこなしていった本人のパワーも、あいまったうえでのアイドルポップス界席巻の時期でした。
ありがとうございます~~!
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まー、キョンキョンの昔のことなんか興味ないんだろうな。記事クリックもしないんだろうなあ。