「それでも夜は明ける」 - 2015.03.10 Tue
北部で「自由黒人」だったのが、南部に売られる。
もともと南部にいたわけではなくて。
売って、もうける、悪いヤツがいる。

それでも、雇い主によっては、まあまあ待遇がいい場合もありそう。
運次第か。
首つりシーンの長回しは強烈。
黒人たちは助けることはもちろんできず、放っておくしかない。
これが現実だ、見なさい、これを。と観客に言っているような映画の映像力。
これも「ダラス・バイヤーズクラブ」同様、気乗りがせずに公開当時、映画館で観なかったもの。
まじめで重苦しい作品、アメリカの奴隷制度を真摯に描いた力作ではあろう。
(3月8日)
12 YEARS A SLAVE
2013年 アメリカ・イギリス作品
監督 スティーヴ・マックィーン
出演 キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ルピタ・ニョンゴ、サラ・ポールソン、ベネディクト・カンバーバッチ
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) 2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the World. All Rights Reserved.
● COMMENT ●
こんにちわ
人類みな平等、世界平和と言われる時代になっても、やっぱり根深く残ってることもあり、昔のことを忘れないためにも多く作られてるのでしょうかね。
むち打ちのシーンなど、目を覆いたいシーンも多かったですが、実際にそういう目にあった人も数多くいることから脚色じゃない・・・というのが恐ろしいです。
ブラピだけが、ちょっと浮いてたような。。。。(・∀・)
>mia☆miaさん
浮いてた浮いてた! ブラピ。
いきなり登場してきて、なんで、あそこで小屋建ててんねん!? 風来坊かよ? なーんて思いました。(笑)
監督が黒人さんなので、映画製作への思い入れは強いのかもしれません。
映像でも、きちんと見せないと、ということですね。
私などは、スティーブ・マックイーンというと、どうしても俳優を思うのですが。
真面目で重苦しい作品でないなら、主人公の首吊りシーンの後に、「この事件の後、彼は常にトゥー・シューズを履き、首吊りごとにその爪先立ちに磨きをかけ、後々は美しいバレエ・ダンサーとして大成したそうです」というナレーションを付けるね。
>fjk78deadさん
つま先立ちの特訓だったのかあっ!
究極のスパルタ、星一徹もかくやあらん、姉明子も陰で泣く。(古い)
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