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2017-09

「アメリカン・スナイパー」 - 2015.03.21 Sat

シンプルに映画に描きとめる。

淡々と、端正に。それで観客に通じているのがイーストウッドの映画ではないかなあ。
下手な小細工はしない。

以前、演出方法として一発撮りでOK、繰り返して「テイクいくつ」なんてやらない、と噂に聞いたことがある。
たぶん、起用する俳優が優れているから、一番目のテイクでも失敗しないし、最初の集中力の入った演技を欲しいのかもしれない。

今年のアカデミー賞授賞式の始めのほうで、チラリと映ったイーストウッド老、まさに、そこらへんの「おじいちゃん」みたいだったけど、映画監督としては素晴らしすぎる

狙撃

本作も、ある「アメリカ人の狙撃手」を追い、戦場のシーンでは厳しい現実をシャープに眼前に見せながらも、エンターテインメント性も備えている見事さ
戦場と家庭生活の対比も良い。

夫婦で

多くの敵を殺したのは、戦場にあれば、もちろんそうせざるを得なかったからで、選択の余地はない。
敵なのか、殺さなければならないのか、を自分で判断しなければならない場面は一度ならずあっただろうし、子どもを殺したことも。
もしかしたら、敵ではない人間を殺したかもしれない。そういうことは、精神的にこたえてくるに決まっている。
血圧が高かったのは、太めの体格のせい(だけ)ではないだろう。

帰国後、彼がどうなったのかを知ると、なんという運命なのかと呆然としてしまう。
エンドロールの、いわば最敬礼と黙とうは、彼が多くの敵を倒したからではない、と思いたい。

(3月15日 イオンシネマ 大井)

微かな不安

AMERICAN SNIPER
2014年 アメリカ作品
監督 クリント・イーストウッド
出演 ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス、ジェイク・マクドーマン、ケヴィン・レイス

参考:アメリカン・スナイパー@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)


(c) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

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● COMMENT ●

こんにちは。

>エンドロールの、いわば最敬礼と黙とう

全ての犠牲者へ、、、ですかね。
イーストウッドは、カイルを英雄として描いてないですものね。

>オリーブリーさん

こんばんは。
そうですね、直接的にはカイルへ、ですが、全体にすれば、そうなることでしょう。
これは、まず実際の出来事が、すごい話ですね。
アカデミー賞のカイル夫人は見ていません。授賞式、ほとんど見てませんので!

こんばんは、
 元兵士の自殺がかなり多いそうですから、そうした兵士の遺族はカイルの死を「優しい夫、父」であったひとりの男の死として悼んだと思います。恐らくイーストウッド監督も。本作品のために生きている彼と会っていますから、それがこんな結果になったのですから、人一倍悼む気持ちは強かったと思います。

 ただ、軍関係者や一部(一部か多数かは分からないけど)の人々は、彼が英雄だから黙祷していたのかもしれないと思います。そこが切ないこの国の現実ですね。

>カーチャさん

こんばんは。
映画製作中に亡くなったというのは衝撃ですね。
でも、だからこそ、追悼の様子をリアルタイムで撮ることができたでしょうか。
人間にとって戦争というものは、いつまでたっても、なくならないものなんですね…。

間違い訂正します。

 ボーさん、こんばんは、
 先のコメで、イーストウッドが生前のカイルと会っていると書きましたが、、そんな記述はどこにもありませんでした。わたしの読み違いだったようです。すみません。
 あの事件の1年後に監督はカイルの家族に会いにいったことはあるようです。

>カーチャさん

おはようございます。
そうでしたか、ご報告ありがとうございます。
監督は会っていませんか。
脚本家は会ったようですね。

ボーさん、こんにちは!

声高に反戦を唱える事なく、
淡々と戦場や兵士の様子を描いた作品でしたね。
ただ私には、やっぱり戦争の暗部しか見えませんでした。
戦争に関わった人の多くが
精神に異常をきたしているくらいですから。

>YANさん

こんばんは!
ありがとうございます。
戦争とは、やはり相手を打ち負かすということでしかなく、スナイパーの場合は直接的に「殺す」わけですから、きついですよね。
ほんと、戦争は嫌なものです。


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