fc2ブログ
topimage

2023-06

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 - 2015.04.19 Sun

ユニークだなあ!

これから観る予定の方は、ユニークだということだけ知っておけば、以下、読まないほうがいいです。
別に大きなネタばれをしているわけではありませんが、いろいろと知らないほうが、映画を観るときに新鮮で面白いわけですから。

舞台俳優と

いちばん初めに主人公が画面に映った状態からして不思議
このドラマをどう捉(とら)えたらいいのか考えても仕方がないので、ありのままに見ていくことにする。

昔は「バードマン」のキャラクターで売れた映画俳優が、舞台の主演を務めようとしている。
このバードマンが、バットマンのようでもあり(発音自体が似ている)、主演のマイケル・キートンは、かつて映画でバットマンを演じていたわけだから、これは楽屋落ちのセルフ・パロディだ。
バードマンの話す「バットマンのような」重々しいセリフ回しを聞くと笑えてくる。
まず、マイケル・キートンありき、である。

娘とヤツ

タイトルが、カッコ書きが付いたり、「あるいは」なんて使ったりしているので、なにやらカッコつけた(シャレではない)、しかも小難しい映画なのかな?とも思ったが、それほどでもない。
ただ、原題のVIRTUEの意味を調べると、美点、長所、効能、美徳などとあるので、「奇跡」と訳すのは行き過ぎかと。

撮影が切れ目なく続いているように見えるのも、実験的、前衛的、遊び?で、カッコつけてるともいえるかもしれないが、出口(切れ目)のない人生というか、運命の輪のなかに人々は、もがいているんだ、なんてふうに思えなくもない。

全編に流れるドラムスの音(音楽?)と演奏者の登場も、実験的な匂いを盛り上げるし、緊迫感が出る。

共演者

ナオミ・ワッツさんが出演しているのを知らずに観ていて、え、出てるんだ!と、じつに驚いた。あるいは(無知がもたらす予期せぬ喜び)。
いちばんの私のお目当ては、エマ・ストーン嬢である。
あいかわらず、目、でっけぇー!(笑) かわいい。
ラストシーンは、なんと彼女にその命運がかかっていた! 重要。そして、満足した。
振り返って、この悲喜劇を、いろんなふうに考えることができる。

元妻

映像と脚本における奔放な発想、表現方法で、バードマンは、映画の世界は、自由に飛んでいるのかもしれない。

(4月11日 TOHOシネマズ ららぽーと富士見)

BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
2014年 アメリカ作品
監督 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演 マイケル・キートン、エマ・ストーン、アンドレア・ライズブロー、ナオミ・ワッツ、エイミー・ライアン

参考:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)@ぴあ映画生活

好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)


(c) 2014 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

ブログパーツ

● COMMENT ●

こんばんは♪

音楽がドラムの音だったり、ワンカット風の映像だったりと斬新な作品でしたね。
でも私にはちょっと合わなかったです^^;
ボーさんは楽しめたようですね~。

>yukarinさん

おはようございます。
映像づくりは、ほんとにユニークでした。
見た人の受け取り方が違うのが、また面白いので、いろんな意見があっていいと思いますー。

ああ、あのラストのエマ・ストーンの表情いいですよねえ。あれがあるとないとで、全然違う映画になるから。

>ふじき78さん

そうなんですよ~。私のエマがあんなシーンを担ったというので、感動です!(誰が、私の、やねん! ってかい?)

斬新な映画作り

でしたよね〜。シーンをカットせずに長回しの撮影をすることで、観ている
側もリーガンの行動が現実なのか妄想なのか、判らなくなってしまい
リーガン自身といつしか同じ状況になってしまいますもの。
ラストの解釈も観た人によって、色々とらえ方がちがうのですけど、
それぞれの考えが「なるほど」と思えて、作品が私の心の中では
どんどん奥深いものになってきているのも不思議です☆
あと、映画に流れるドラムの演奏もボーさんのいわれるとおり、緊張感を
引き立てますよね。エンドロールで演奏者:ジャズドラマーの
アントニオ・サンチェスの名前を発見して、なるほどうなずいて
しまいました。確かグラミー賞も3、4回受賞していたと思います。
先週は、ブルーノート東京でライブ演奏がありました。
きっと超満員だったと思います。
私もパット・メセニーのライブでの彼の演奏を覚えています♪
響き渡るドラムの音もこの映画と一緒に心に残りました。

書き忘れたので

もうひとつ(笑)
マイケル・キートンさんとナオミ・ワッツさんの演技もよかったです。
映画を見終わったあと、あらためてマイケル・キートンさんいは
オスカーを受賞して欲しかったと思ったし、ナオミ・ワッツさんも
助演女優賞にノミネートされてもおかしくないのではと感じてしまい
ました。。

>さえさん

ラストシーンは、いろいろと取れますよね。
私は(素直に)明るいほうに解釈しました。でも、現実的に考えると、どうなのかなあと、さまざまに考えますが。
ドラムといえば、まだ観ていませんが「セッション」もドラマーの話らしいので、なんか似てる?と思って本作を観ていました。
そんなに有名なドラマーだったんですね~。

キートンさんは残念でした。アカデミー賞授賞式でも、作品賞など舞台に出てきていながら、自分の主演賞は逃したのですから。受賞者の作品は観ていないので、どっちがどうとは言えませんが。
ナオミさんも、そのうち受賞してほしいです。

カッコつけて)

ボーさん☆
カッコつけているようで、なかなかに泥臭い、人間的な映画でしたねー
ずーっと続く映像とドラムの音が緊張感を煽ってくれました。

>ノルウェーまだ~むさん

( )も、カッコも。でも、人間ドラマ。
緊迫感は見事でしたよね。
この監督は、ゆるい映画はつくらないのかなー?

アレもコレも、、

観に行けなかったのは、、
今日、101トンあったせいだわ。。。
観る予定その2だったのに、、、(-_-;

>kiraさん

出かけたくない気分のときは、体が重いですね。
この監督には「21グラム」という作品がありますが、そのくらい軽かったら!
観る予定その1って? アナ雪短編ですかっ? それは私か。

こんにちは

前衛的でしゃれてて、映画的には面白いんですが
単純な面白さを追い求めて観るとさほどでもない、というのが
感想になるのかも~
ラストのエマの瞳が印象的ですが、
やはりあれはバードマンのように
役者として羽ばたいていったという
意味合いのシークエンスなのでしょうね

>makiさん

こんにちは。
そう、単純に面白いというものではなかったです。
そういうところで、小難しいものにスゴイということに反感を持つ人もいるのでしょう。
ラストはそう思えます。そう思いたいですし。

ボーさん、こんにちは!

ボーさんの感想と同じフレーズを私も感じました。
「前衛的」「出口のない人生」

前衛的な作りで、
映画・演劇界を皮肉った思い切った作品でしたね。
出口がないので、重苦しくて疲れました。

でも、ラストでエマちゃんの目が明るく輝いていたから
救いがあって良かったです。

>YANさん

おはようございます。
ユニークな映画でした。
イニャリトゥって、いつも、どこかトンでる部分があるような。
こういうの2時間ほども続けるのは、作るほうも、すごくパワーが要るだろうなあと思います。

ラストのエマちゃん、あれが、あるとないでは大違いの印象ですよね!

主演俳優が

「バットマン」の人だというのも鑑賞後に知ったんですよね。
あの作品はジャック・ニコルソンの怪演とみんなのコスチュームしか印象に残ってないから(汗)
私には前提の知識が足りなかったみたいです。

>宵乃さん

マイケル・キートンのバットマンは、それほど目立っていませんでしたからねー。
しかも、コスチューム姿だと、顔がかなり隠れる…。
楽屋落ちで感心したり感動したりは付加価値的なものなので、本来、映画そのものから判断するのが正しいことですよね~。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/2876-aeb39cf3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

悪夢も視点を変えればハッピー。  

映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

 今回私は「ジャパンプレミア試写会」に招かれた。上映前にクリス・ペプラー司会、米倉涼子、小芝風花の舞台挨拶があり、本編上映前からシーンを再現した寸劇やネタバレ的な会話が多く、困ったイベントである。客入りは満席、客層は大人ばかりであるが、一人だけ5歳位の女児が居た事に驚いた。ちなみに本作は鑑賞年齢制限はPG-12だ。

劇場鑑賞「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

彼は、本物のバードマンになれたのか… 詳細レビューはφ(.. ) http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201504100001/ 【楽天ブックスならいつでも送料無料】【輸入盤】Birdman [ バードマン あるいは(無知がもたら...価格:2,285円(税込、送料込) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】D...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 感想と採点 ※ネタバレなし

映画 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 (公式)を本日公開初日に劇場鑑賞。採点は ★★★ ☆☆ (5点満点で3点)。100点満点なら70点にします。 ざっくりストーリー 今でも世界中で大人気のスーパーヒーロー映画『バードマン』で大スターになったが、シリーズ終了後20年、その役を演じた初老の俳優リーガンは仕事...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

絶賛!!ではないけれど面白く観ました アカデミー賞の他のノミネート作品はあまり観てないけど・・・ バットマンを演じたマイケル・キートンが演じるし マイケル・キートン自体のストーリーでもあるような作品だそうですね。 バードマンの声、ふと思ったけど クリスチ...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

評価:★★★☆【3,5点】(11) 嘗て、傑作自虐ネタ映画『その男 ヴァン・ダム』があったが

『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance) アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督、マイケル・キートン、エマ・ストーン、エドワード・ノートン、ナオミ

注・内容、台詞、ラストについて触れています。『バードマン あるいは (無知がもたらす予期せぬ奇跡)』BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)監督

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

超長回し風の撮影と編集半端ない。 2時間のほぼ全てが1カット(に見える)って凄いよね。 舞台が変わろうが時間が変わろうがカメラが追い続けるのなんの。 繋いでいる素材自体が ...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)★★★★

『バベル』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督を務め、落ち目の俳優が現実と幻想のはざまで追い込まれるさまを描いたブラックコメディー。人気の落ちた俳優が、ブロードウェイの舞台で復活しようとする中で、不運と精神的なダメージを重ねていく姿を映す。ヒーロ...

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(試写会)

'15.03.23 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(試写会)@20世紀FOX試写室 cocoで当選! いつもありがとうございます┏○ペコ スゴイ見たかったので大喜びで行ってきたー ネタバレありです! 結末にも触れています! 「かつてヒーロー映画...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance

本年度アカデミー賞最多9部門ノミネート。 作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門で受賞 主演のマイケル・キートンはゴールデングローブ主演男優賞受賞です 前評判もよく、かなり期待して見てきたのですが・・・ 非常にユニークで不思議な映画でした。    ****...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

【BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)】2015/04/10公開 アメリカ PG12 120分監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ出演:マイケル・キートン、ザック・ガリフィナーキス、エドワード・ノートン、アンドレア・ライズブロー、エイミー・ライアン、エマ・スト...

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

映画好きにはたまらん大傑作だ! ただ映画を見るのが好きなだけの映画ファンよりも、業界裏事情まで含めた映画に纏わるもの全てを愛する映画好きにこそ、この映画の魅力は花開く ...

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、かつて『バードマン』というスーパーヒーローを演じ一世を風靡したものの、シリーズ終了して20年経った今ではすっかり落ち目となってしまった。彼はレイモンド・カーヴァーの小説『愛について語るときに我々の語ること』...

翔べ! ~『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

 BIRDMAN OR  (THE UNEXPECTED VIRTUE OF                    IGNORANCE)  かつてアメコミヒーロー映画 『バードマン』 に主演し、一世を風靡したもの の、今は落ちぶれつつある俳優のリーガン(マイケル・キートン)は、再起を かけてブロードウェイの舞台に打って出る。しかし演出・脚本・主演で臨...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

舞台裏の悪戦苦闘 公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/birdman 監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ  「21グラム」 「バベル」 かつてスーパーヒーロ

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

ハリウッドの栄光は死んだ時に決まる、あるいは・・・ 公式サイト。原題:Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance) 。アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督。マイケル・キートン、エドワー ...

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は二兎を追う

 グッとくる題名だ。  『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。原題は"Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance)"。  映画監督に限らない。創作に携わる人は誰もが「予期せぬ奇跡」を目指していよう。それをもたらすのが無知であることに気づいている人も多い。しかし、それはなかなか手に入らない。だからこそ奇跡なのだ。  そ...

『バードマン』をトーホーシネマズ六本木7で観て、変なのでも悪くないけどそう好きでもないふじき★★★

五つ星評価で【★★★これにアカデミー作品賞と監督賞を与えるのは先鋭的だが頭でっかちな老人がアカデミー会員に多いという事だろう】   全くもって悪くはないし、飽きる事も ...

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 (2014) / アメリカ

原題: Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance) 監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ 出演: マイケル・キートン 、ザック・ガリフィアナキス 、エドワード・ノートン 、アンドレア・ライズボロー 、エイミー・ライアン 、エマ・ストーン ...

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 バードマンが与えてくれるもの

 第87回アカデミー賞において作品賞・監督賞(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)・脚本賞・撮影賞(エマニュエル・ルベツキ)を獲得した作品。  主演には惜しくもアカデミー賞は逃したものの、久しぶりに存在感を示したマイケル・キートン。  音楽を担当したのはジャズドラマーのアントニオ・サンチェス。  20年も前に『バードマン』シリーズのヒーロー役で一世を風靡したリーガン・ト...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)・・・・・評価額1750円

バードマンは飛んだのか? メキシコの異才、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の最新作は、ブロードウェイの舞台制作を通して、再起をかける落ち目の俳優が、虚構と現実の狭間に迷うシュールでユーモラスなダークファンタジー。 主人公の元ヒーロー映画のスターに、実際にバートン版「バットマン」で知られるマイケル・キートンをキャスティングするという、ダーレン・アロノフスキー的なセンスを取り込みつつ、...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)

今年のアカデミー賞作品賞ほか最多4部門で受賞のアレハンドロ・ゴンザレスイニャリトゥ監督作品。 「アモーレス・ペロス」や「21グラム」「バベル」「BIUTIFUL ビューティフル」 全編1カットに見せる手法?という驚異の撮影スタイルで描き出し緊迫感の継続...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

大方の予想に反して今年のアカデミー賞作品賞と監督賞他を掻っ攫って行った『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観てきました。 ★★★★★ ここ10年と少しの間で一番面白いと感じた映画でした。 驚く程に延々と続く長回しが生み出す新感覚。 日本でも三...

映画:バードマン Birdman 中年の悲哀を全面に出しつつ、噂に違わぬ 超・快?怪作!

来年のアカデミー賞レースに向け、是非に今回観ておきたかった1本。 日本公開のタイトルは「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」とな? NYに着いた翌朝ー番に早速チェック! はじまった瞬間に気付く。 「何か違うわ、これ 」 タイトルのロゴの出方と...

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」☆映像に釘付け

男性版「ブラック・スワン」というべきか。 常に極限に居ることを強いられる人たちにとって、一部の癒しもないヒリヒリした日常から、遂に到達した念願の高みと究極の安らぎの世界。 「ブラック・スワン」はハッピーエンドと感じた私がやや戸惑うラストも、もしかすると役者が望む最高のエンディングを自ら歴史に刻んだという意味でハッピーエンドなのかもしれない。

バードマン Birdman 祝アカデミー4冠。 獲得のそのワケを、ばっちり鑑賞済の 当ブログが分析!

今日のアカデミー賞で4冠。 作品賞 監督賞 脚本賞 撮影賞 どの賞も入選がナットクできる! そこで改めて、鑑賞後にアップした感想を振り返ってみたい。 <はじまった瞬間に気付く。 <「何か違うわ、これ 」 <タイトルのロゴの出方といい、リズムを刻むドラムス...

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

□作品オフィシャルサイト 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」□監督・脚本 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ□キャスト マイケル・キートン、ザック・ガリフィナーキス、エドワード・ノートン、       アンドレア・ライズボロー、エ...

バードマン

 『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を渋谷シネマライズで見ました。 (1)本作(注1)は、本年度のアカデミー賞作品賞を獲得した作品ということで、映画館に行ってきました。  本作の冒頭では、レイモンド・カーヴァーの詩が掲げられ、そしてタイト...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 監督/アレハンドロ・G・イニャリトゥ

【出演】  マイケル・キートン  エマ・ストーン  エドワード・ノートン  ナオミ・ワッツ 【ストーリー】 かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡した俳優リーガン・トムソンは、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

ヒーロー映画「バードマン」で一世を風靡したリーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、そのイメージが払拭できず、鳴かず飛ばずの俳優人生を送っていた。 自分が脚色を手掛けた「愛について語るときに我々の語ること」で再起を懸けようと、ブロードウェイの舞台に立つが、降板した俳優の代役マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)に振り回され、薬物リハビリ中の娘サム(エマ・ストーン)とは溝が深まるば...

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』感想 ザ・ドラム・ムービー

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance2014年/アメリカ/120分監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ出演:マイケル・キートン/ ...

『バードマン』もういっちょ(ネタバレ)

『バードマン』について、風呂に入りながらちょっと気付きがあったので、 一つ記事を加えて書き添えておく。 ネタバレ注意 冒頭、マイケル・キートンの空中浮遊で始まり、 ラ ...

再起をかけた男

13日のことですが、映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を鑑賞しました。 かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡した俳優リーガン・トムソンは落ちぶれた今、自分が脚色・演出・主演の舞台に再起を懸けていた。 しかし、降板した俳優の代...

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

芝居を観るのは体力がいる。昔からずっと感じていた事である。LIVE感というのか、生身の人間のパッションがそのまま迫ってきて、こちらの魂が吸い取られていくような。真剣勝負だ、相討ちだ、と、喉元に刃を突きつけられているような。だから、日常生活の他の場面で体力を最大限に使わなければならなかった私は久しく芝居の世界から遠ざかっていた。もうひとつ、LIVEなので終演時間が読めない、という点が、帰宅時間...

[映画][☆☆☆☆★]「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」感想

 「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督(兼脚本・製作)、「バットマン」のマイケル・キートン主演。かつてヒーロームービーで一世を風靡したものの、その後は泣かず飛ばずの俳優人生を送ってきた男が、再起をかけてブロードウェイの舞台劇に挑む。 奇

ハリウッドVSブロードウェイ アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 

本年度アカデミー賞作品賞受賞作は、『バベル』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリ

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 【劇場で鑑賞】

『バベル』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督 の新作でマイケル・キートンが主演を務め、本年度 アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞と 4つもの受賞歴を誇るブラックコメディー映画 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 が公開されまし…

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

■「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)」(2014年・アメリカ) ●2014年アカデミー賞 作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞 ●2014年ゴールデングローブ賞 男優賞(コメディ/ミュージカル部...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 2014年 アメリカ 120分 コメディ/ドラマ PG12 劇場公開(2015/04/10) 監督: アレハンドロ・G・イニャリトゥ 製作: アレハンドロ・G・イニャリトゥ 脚本: アレハンドロ・G・イニャリトゥ 出演: マイケ...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

【概略】 映画シリーズ4作目を断って20年、今も世界中で愛されているスーパーヒーロー“バードマン”。だが、バードマン役でスターになったリーガンは、その後のヒット作に恵まれず、私生活でも結婚に失敗し、失意の日々を送っていた。再起を決意したリーガンは、ブロードウェイの舞台に立とうとしていた。ところが大ケガをした共演者の代役として現れた実力派俳優のマイクに脅かされ、アシスタントに付けた娘のサムと...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

シリーズ終了から20年経った今でも、世界中で大人気のスーパーヒーロー映画“バードマン”。 だがバードマン役で大スターになった男リーガンは、仕事も家庭も失い失意のどん底にいた。 リーガンは再起をかけ、自身の脚色・演出・主演でブロードウェイの舞台に立つことを決意する。 ところが俳優の一人が降板。 代役として現れたマイクは実力派だが、とんでもないトラブルメーカーだった…。 ブラック・コメディ。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

挑戦がテーマ。 良くも悪くも爪痕を残している映画。 BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ 製作:2014年 アメリカ 上映時間:120分 出演:*マイケル・キートン *エマ・ストーン *エドワード・ノートン *ナオミ・ワッツ *ザック・ガリフィナーキス もういちど輝く...

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (Birdman: Or (The Unexpected Virtue of Ignorance))

監督 アレハンドロ・G・イニャリトゥ 主演 マイケル・キートン 2014年 アメリカ映画 119分 ドラマ 採点★★★ 平均寿命から考えると、人生の折り返しってのをとっくに過ぎてしまったミドルエイジ真っ盛りな私。ただまぁ、下の子がまだ小さいってのもあってか、さ…

映画評「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」

☆☆☆☆(8点/10点満点中) 2014年アメリカ映画 監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ ネタバレあり

「ゼロ・グラビティ」(3回目) «  | BLOG TOP |  » コバール・コレクション「ハリウッド・ポートレート」

おなじみの映画ブロガーさんの多いgooブログもTBを廃止。多くのブログがTB廃止の事態になってきた。こうなると、TBから記事をたどることができないブログが多くなる。ブログのURLをお気に入りなどに登録して、何を書いているのかなと、いつも見回りに行くしかない。

マリリン応援+映画雑文などのブログ。
下のほうにアクセスランキング、ツイッターがあります。



このブログのトラックバック・ポリシー (2009年1月10日、修正)

過去の記事の一部には「ブログランキング参加中~」という文面がありますが、現在はブログランキングから離脱しています。該当するすべての文章を削除することは大変なので、そのままにしてあります。

映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


クリックで救える命がある。

小鳥頭
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。


プロフィール

ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最新トラックバック

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスランキング(30日分累計)

Twitter

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード