「女は二度生まれる」 - 2015.07.03 Fri
終わり方が突然だったなー。
でも、観ていて、ここで終わったら面白いとは思っていた。
いろいろに解釈をつけられる終わり方ではないのかな。監督の意思がどうであれ。

靖国神社が近くにあるというので、主人公が東京の芸者であることが、開巻すぐに分かる。
こんなふうに、仕事でしょっちゅう男と寝ていた芸者がいたのかなあ、とも思う。…生きるため?
職を変え、旦那がついて二号さんになり、別の若い男と付き合ったり。
そうした日々の暮らしの描写が重なるので、展開が遅めというのか、多少飽きそうになった。
でも、ひとりの女の生きざまは、しっかりと見られる。

監督は、こう言っている。『…人間の内部体験として何かが起った。それが何かはわからぬが、確実に何かが起った、というのがこの映画のテーマなんです。それがわからずにすまされたと思います。…』(「若尾文子 “宿命の女なればこそ”」 ワイズ出版)
(6月28日 角川シネマ新宿)
1961年作品
監督 川島雄三
出演 若尾文子、山村聰、山茶花究、フランキー堺、山岡久乃
参考:女は二度生まれる@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) KADOKAWA
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