「妻二人」 - 2015.08.07 Fri
「若尾文子映画祭 青春」(HPは動画が流れるので音量注意)にて8本目。

同日の昼間に観た「夜の罠」と同じく、偶然にも海外作家の原作もの。
パトリック・クエンティンの「二人の妻をもつ男」が元になっているというが、まったく知らない作家だった。今度読んでみようか。
同じ海外原作ものでも、「夜の罠」と違って、こちらは人間関係が込み入っていて、欲望や愛情がからまり、感情的にドラマティック。
もともとの原作の違いによるものなのか、脚本(新藤兼人)によるものなのかは、わからない。
若尾さんは、女性向け雑誌の出版社を、清く正しく美しく経営していこうと頑張る、社長の娘。
だが、たちの悪い男のために…という役。
妻でなく、元カノを演った作品も見てみたかったなと。元カノのほうが演じ得な役に思えるし。
しかし、なぜ「妻二人」? 原作が「二人の妻をもつ男」だからなのか?
元カノの岡田さんを「妻」ととらえるなら「心の妻」みたいなものか?(無理やり)
(7月28日 角川シネマ新宿)

1967年作品
監督 増村保造
出演 若尾文子、岡田茉莉子、江波杏子、高橋幸治 、伊藤孝雄
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) KADOKAWA
● COMMENT ●
ようやく来れました
ようやく来れました。
そうそう、この作品では完璧な妻である若尾さんより、岡田茉莉子さんの役の方が演じ得のように見えますね。
あちらのキャラクターに、心では惹かれているのが見てとれますし。
ボーさんは岡田さんはあまりお好きではないですか?
古い作品の女優さんでは、岡田さんも結構人気ありますよね。
>とらねこさん
好きな人のために自分が犠牲になっても…というほうが魅力的な役柄ですね。生き方としても、きっと、あこがれちゃうような。
岡田さん、あんまり見たことはないのですが、美人だなと思いました! 若尾さんよりも普通な美人(変な言い方ですが)じゃないでしょうか。(気が多い)
かと言って、作品を追いかける、というのは、また別なんですよね~。
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