読書記録(2015年9月) - 2015.10.07 Wed

「ルパン、最後の恋」 モーリス・ルブラン
未発表のままだったルパン最終作。2012年に発刊。知らなかった…。子どもたちがルパンの下で動くあたりは、乱歩の少年探偵団を思った。ルブラン自身の推敲が完全ではないようで粗い印象だが、最後は素敵に締めくくられた。 (9月3日読了)

「神様が殺してくれる」 森 博嗣
森さんの単発もの。美少年の後輩が殺人に関わっている? トリックとしては、いかにも森さんらしいというか。最後までポイントを明かさないのはどうなのかとも思うが、明かしたらおしまいだから、しょうがないのか。(9月14日読了)

「『卒業』Part2」 チャールズ・ウェッブ
あの2人はその後どうなっているのかという興味があったが、お話として、おもしろくはなかった。あれから11年後。子どもたちを学校ではなく家で教えているエレインとベンジャミン。そこへミセス・ロビンソンもかかわってきて…。(9月17日読了)

「泣き虫弱虫 諸葛孔明 第参部」 酒見 賢一
ひさしぶりに続編を。孔明が呉に乗り込み、魏との決戦を誘導する。ほとんど他人同士を戦わせる策、これが赤壁の戦いに! やがて呉の名将・周喩は孔明抹殺を計る。大長編になってるけど、とてもおもしろい。続けて第四部も読もう。(9月30日読了)
● COMMENT ●
最近本を読んでいなくて(汗)
酒見さんが書いてるんですね
酒見さんのは、後宮小説1冊しか読んでいませんが
面白かったです
あっ!墨功も読んだような(苦笑)
私の歴史上のNO.1が弱虫泣き虫と書かれた日には
読まないといけませんね(笑)
>ひろちゃん
孔明以外の話も多い(酒見さんの「三国志」解釈と思われます)ので、長いですよー。でも、おもしろいです。読書って、習慣にしないと難しいと思います。
明けましておめでとうございます。
当方の読書録へコメント戴きましたので、こちらも読書録へ。
>ルパン、最後の恋
ルパンは小学生時代の僕のアイドル。他のクラスの学級図書にまで出かけて校内で読めるものは全て読んだものです。
それは、ルパン翻訳で有名な南洋一郎氏が、池田宣政名義で翻訳したポプラ社のシリーズで、南洋一郎名義のものより少し大人っぽい、完全版に少し近いもの。中学になって読んだ南洋一郎名義のものは子供っぽくて、小学生時代の感動が蘇らなかった記憶がありますね。
新紹介の本作、一読の価値がありそうです。
ルパンの映画化が近年ありましたが、主演がルパンのイメージとは程遠い小柄で貧相なロマン・デュリスでがっかりでしたよ。ルパンはやはりアラン・ドロンくらいの背丈、二枚目でないと(笑)。
今年もよろしくお願いいたします。
>オカピーさん
ありがとうございます。今年もよろしくお願いします。
池田宣政名義というのは知りませんでした。私は南洋一郎名義のポプラ社のもので全部読みました。表紙がイラストのものですね。
ホームズは読んでいなくて、やはり、ルパン派でした。江戸川乱歩の少年探偵団ものも多少読んだと思います。
ルパン新作、ぜひ読んでみてください。
映画は見ていないです。どんなものかチェックしてはおきたい…かも?
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