「塔の上のラプンツェル」(1回目) - 2015.10.15 Thu
少し前まで、ディズニーアニメなんて、おおむねのところ(例外はあるが)甘っちょろくて、くだらねーと小バカにしていた気分な私であったのだが、最近は全くそんなことはない!
たとえば、「ティンカー・ベル」のシリーズだとか、もちろん、「アナと雪の女王」関連とか、大好きすぎて、もー大変。

大人なのに、というのは当たらず、大人だからこそ、純粋に大切なものを確認できる感激があると思う。子どもの昔に気持ちが返れるようなところも貴重なのではないか。
なによりも、お話が、小難しくないのがいい。

ラプンツェルが、なぜ塔に閉じこもっているのか、映画を見て、やっと分かった。髪が長い理由も。
カメレオンのパスカル、白馬のマキシマス、このふたり(?)のキャラも効いている。
マキシマスなんて、乗り手がいなくても、単独で任務を遂行しようとするほどですからね!
じつは短編の「ラプンツェルのウェディング」を先にYouTubeで見ていて、結婚式というよりは、パスカルとマキシマスの指輪おっかけ騒動の話だったので、この「ふたり」は重要キャラなんだなあと知ってはいたのだ。

野外でのダンスは、ラプンツェルの生来の明るさが表に出てきた、躍動感のある、いいシーン。
それに続く、ランタンが空に舞うショットも美しい。
ラプンツェルって、ずっと、裸足(はだし)なんですね! 外に出ても、ですよ!
生まれてはじめて土を、草を、足で踏む感触、その喜び。
母にそむいて外に出た「後ろめたさ」と、外に出た「喜び」が、彼女に交互に押し寄せるところは笑いどころ!
…私も家では素足なので、仲間というか、ラプンツェルを彼女にしたいくらいです。(?)

フライパンは頼りになる武器なので、ぜひ手元に置いておきましょう。
2017年には、同じ声優さんでテレビシリーズが始まるようで、楽しみ。
(10月11日)

関連記事:「塔の上のラプンツェル」(2回目)
TANGLED
2010年 アメリカ作品
監督 ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
声の出演 マンディ・ムーア、ザカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ、ロン・パールマン、ブラッド・ギャレット
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
(c) Disney Enterprises, inc. All Rights Reserved.
● COMMENT ●
フライパンを
>宵乃さん
原作の両親は、そんな人だったんですか! 映画だけ見ていれば、まったくの善人なので、問題はないですね。
映画だと、王女が18歳になるまで幽閉されていたのは魔女のせい、となりますから、彼女の青春時代の喜びを奪ったともいえる魔女が報いを受けるのも、しょうがないかなと思えちゃいますね。
ただ、単に消えちゃっただけで死んではいない、なんてことも考えられるかもしれません。老婆にはなっていても。
ラプンツェルの涙にパワーが残っていたら、続編のアイデアもできるかも!?
こんばんわ
自分の感想文を読み返したら2012年に見た映画の中で1番☆なんて
書いてありました。ラプンツェルの流れる髪が美しかったデス。
もう1度見たくなりました♪
>mia☆miaさん
ベスト1でも納得します!
お姫様系統のお話は「アナ雪」に引き継がれてきたんだなーとも思ったり。
ディズニーのプリンセスは、かわいいですよねえ~。
あまり関係のない付け足し
>ふじき78さん
>♪ふじき78-さん
ボーさんの感想で私もまた見直したくなりました。
吹替もいいですよね〜私は劇場でも吹替で観ました。
フリンは社内の女性の意見を聞いて今どきのイケメンになったそうですね。
確かに今までとは違うタイプ?
>まおさん
日本の映画吹替はクオリティ高いですよねえ。
ぜひまた見てみてくださいな。
イケメンには反発心をもつボーですが、まあ、いいです。(何が?)
アナ雪よりも
強いヒロインにもやっぱり王子様はいたほうがいいんだなぁ〜。なんて、存外自分も乙女!?な部分があるんだと気づいた映画です。笑
ランタンのシーンなんて、ロマンティックで本当に大好きです!
>ihuruさん
運命の人と、強い気持ちで愛していけば…ですね~。
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/2973-fff3ccb1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
終盤近くまでかなり楽しめたんですが、原作への思い入れが意外と強かったようで、魔女を悪役として倒して終わりというラストで心が離れてしまいました。せめてもう少しうろたえてもよかったような…。
原作では、魔女は別にそこまで悪い人じゃなかったんですよ。純潔を守らせたかっただけで。むしろラプンツェルの親がサイテーでした。(泥棒した上に、保身のため子供を差し出した)
>大人だからこそ、純粋に大切なものを確認できる感激があると思う。
そうそう、アニメだからとか、子供向けだからと観ないのはもったいない作品がたくさんありますよね。
舟の上で、きれいな光に包まれる幻想的なシーンが印象に残る作品でした。