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2023-12

「ナイル殺人事件」 - 2016.02.19 Fri

うまくまとまってます。

アガサ・クリスティーさんの原作が楽しめたので、映画のほうに興味をもって見てみた。
その場合、どうしても原作と比べながら観賞してしまうんですね。

オールスター

まず、登場人物を映画は減らして、家族関係も多少アレンジしている。たとえば、お年寄りマダムは、原作では看護婦と娘の3人連れだが、映画では娘がいない。
すっきり分かりやすくするのと、人物紹介やエピソードに時間をかけないためか。それは正しいと思う。

嫉妬に狂う女がミア・ファローさん。原作を読んでいたときは、もうちょっと普通の人のイメージだった。ミアさんに失礼か。
お年寄りマダムにベティ・デイヴィスさんをもってきた。大物、来ましたね! 当時、70歳近い。
オリヴィア・ハッセーさんが出ていたのは、うれしい驚き。「ロミオとジュリエット」から10年後で、20代後半でした。本作では、金持ち娘のロイス・チャイルズさんと並んでの、キレイどころ。
看護婦役でマギー・スミスさん、作家役でアンジェラ・ランズベリーさん、フランス人メイドはジェーン・バーキンさんという配置も、なかなか豪華。

ポワロのピーター・ユスティノフとコンビで捜査を行なうレイス大佐はデヴィッド・ニーヴン。これまた大物です。
ほかにも、ジョージ・ケネディ、ジョン・フィンチ、ジャック・ウォーデンなど。

オリヴィア!

容疑者が大勢いて、もし、その人が犯人だったら?というのを、それぞれ(いちいち)映像で再現しているのが、映画的だなと感じた。原作では、そんなことしないし。誰が犯人?という謎解きのワクワクを観客に提供するんでしょうね。
よく思うのだけれど、名探偵がいながら、すぐそばで殺人が起きるのが、いつものこと。事件がなければ名探偵もいないわけだが、もう少し、未然に防げないものかと…。無理なんでしょうね。

エジプトの観光的な面も、少しだが映像で楽しめる。
音楽が、ニーノ・ロータというのも、力はいってますねえ。

で、過去の観賞記録のノートをあとで見て気づいたのは、この映画を二度、以前に見ていたこと。…まったく覚えていなかった。毎回、新鮮に楽しめるのはいいが、記憶力のなさに一瞬ショックはあった。一瞬ですが。気にしないので。

(2月11日)

DEATH ON THE NILE
1978年 イギリス作品
監督 ジョン・ギラーミン
出演 ピーター・ユスティノフ、デヴィッド・ニーヴン、ミア・ファロー、オリヴィア・ハッセー、ロイス・チャイルズ

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)


基本

(c) Paramount Pictures

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● COMMENT ●

こんにちは。

これは劇場で観ましたよ!
DVDももう何度観たかわかりません…作業中にBGMみたいにしていた時もありましたし。(^^;おいおい

ポワロがこの容疑者なら…といちいち再現シーンで振り返る方法が好きでした。何度も撃ち殺されるリネットさんも大変だったと思いました。(@o@)ひゃー

ポワロとレイス大佐のコンビもよかったですね。
ポワロはオリエントやTV版とは違いますが、私にとっては彼の方が好きだったり。

>記憶力のなさに

ふむふむ、いいのです!

トラックバックさせて頂きました。

>白くじらさん

おはようございます。
さっそくコメありがとうございます。うれしいです~。
記事書いたあと、稼ぎに出かけなくてはならなかったので(出稼ぎかっ!?)、コメ&TB先を探すひまがありませんでした。

殺される繰り返しではあっても、犯人が違うので、まったく同じリアクションをしなくてもすむのは楽かなと思って見ていました。たまには、撃たれてから志村けんみたいな変顔でびっくりして一瞬起きて、死んでみるとかしてもいいのになーと。それではコメディですか?

ポワロは、いまのテレビドラマのほうも、かなり見ています。ユスティノフ・ポワロはわりと普通っぽいですね。

2回見ていたことを覚えていなくてショックだった、ということは、すでに忘れました。(おい!)

私も初見時のように再見できます

この作品も、すっかり犯人やトリックのことなんて忘れましたよ~(笑)
ポワロさんを演じた役者さんは3人くらいしか知りませんが、彼はスーシェ版と同じくすんなり受け入れられました。普段の愛嬌ある様子と、事件が起こってからの鋭い目つきのギャップがたまらないです。

>もう少し、未然に防げないものかと…。

あはは、ホント金田一耕介とか「名探偵コナン」とかね!
未然に防ぎすぎて貧乏生活をする探偵モノも面白いかもしれない(笑)

>宵乃さん

ありがとうございます。
こういう推理ものは、忘れていると都合よく何度も楽しめていいですよね!
見たあとに、あんまり映画の中身を思い返さずにいるほうが、再見のためには良いのかも!?

探偵がいても事件は起きる、これはお約束ですよね。そうでないと推理ドラマになりません。
たまに、依頼があって助けたりもしますけど。

それこそ出稼ぎ先で「ボー殺」されていた時(年始頃?)に、テレビ放映があり、洗濯物を片付けながら、それこそBGM状態で流していました(←カギカッコなしだと、ボーさんが…(>_<)失礼な意味になってしまう…)。テレビドラマ版を先に(といっても、調べたら約10年前?)見ていたので、筋は知っているはずなのに「こんな話だったっけ?」「こんな展開だったか?」とボヤ〜っとしているうちにバーン!バーン!(゚O゚)と終わってしまった…。

後から、ヴァイオレットお婆様(ドラマ「ダウントン・アビー」でのマギー・スミスの役柄名)出ていらしたのね〜、腰がシャキッとしてるー、ちゃんと見ておくんだった〜と後悔…。丁度同じ頃に、テレビドラマ版のポワロの再放送もあり、これも意識朦朧状態で、見ておりました。

テレビドラマ版の「オリエント急行…」はご覧になりましたか?こちらは2回見て、2回ともズシーンときました(-_-)ズシーンと、何がきたのでしょう?記憶力だけならまだしも、こちらは、日本語力もおぼつかなくなっているので、上手く説明できませぬσ^_^;

>モペ改め「謎の」ミトンさん

うーむ、ボー殺されていた頃ですか!
オーラスのバーンバーンは原作では下船のときに起きますが、映画では変えていました。テレビ版は知りませんが。
推理ものを片手間に見ると、謎ミトさんは、へっぽこ探偵になってしまいます。解決不能です。あ、いいのか、視聴者が解かなくても。
マギーさん(マジシャンや男優ではないですよね)はダウントンに出ていましたか~。そういえば新シリーズが始まっていたような?

テレビの「オリエント」は見ていないのです。機会があれば。
でも、これは犯人は一度知ったら、もう忘れないトリックですね。いくら物覚えが悪い私でも覚えています。(間違って覚えていたら笑うよ~)


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