「虹蛇と眠る女」 - 2016.03.02 Wed
ニコール・キッドマンさんが出るから観たわけだが、地味だった。

夫がジョセフ・ファインズ、警官が ヒューゴ・ウィーヴィングと一応、有名どころは揃う。
ニコールさんが母親、子どもが15歳の娘と、その弟。
娘はちょっと男に興味がありそうな?
オーストラリアの先住民アボリジニには、虹蛇(にじへび)の伝説があり、その虹蛇は災いをもたらすことがあるとか。
タイトルのように、「虹蛇と寝」るわけではない(夢では寝たのかもしれないが)。
事件が起きて、夫婦関係、隣人関係の波風は立つ。
地味、と書いたけど、当事者にしてみれば、たいへんなことで、実際にも、こういうふうになりそうなリアルさはあるといえる。
ニコールさんのヌードシーンは必要性があったのか、わからない。これをもって、虹蛇と寝た、とするのか。としても、寝る必然性がわからないが。

オーストラリアの砂漠を空撮し、道が蛇のように見えたのは意味深だった。
少し前も見えなくなるほどの砂嵐の描写もあったし、砂と暑さの、この風土は、人間の暮らしや精神にも、大きな影響を与えているのだと感じた。
なにしろ、ニコールさんが、母国オーストラリアの新鋭監督の映画に出る、心意気がいいじゃないですか! 25年ぶりだそうで、それより早く、話はなかったのかとも思うけど。
(2月28日 ヒューマントラストシネマ有楽町)

STRANGERLAND
2015年 オーストラリア・アイルランド作品
監督 キム・ファラント
出演 ニコール・キッドマン、ジョセフ・ファインズ、ヒューゴ・ウィーヴィング、マディソン・ブラウン、ニコラス・ハミルトン
参考:虹蛇と眠る女@ぴあ映画生活
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 2014 SCREEN AUSTRALIA, SCREEN NSW AND PARKER PICTURES HOLDINGS PTY LTD
● COMMENT ●
へっへっ、俺たちの荒らし放題だぜ。わーい。
ほんまに
僕も色々な作品で同じようなつぶやきを心の中でしております。そのうちクローン・オカピーと対話しようかな。
ボーさんの真似になりますが、怒らないでくださいね。
最近日本映画興行界は邦画にばかり関心を寄せ、洋画は大作以外本当に寂しい扱いを受けています。
かつてなら大々的に公開されたであろうスター俳優主演の作品も限定的に公開されることが多く、ファンも敢えて小品の洋画を見なくなっている感じ。
映画ブログも減っているし、残った映画ブロガーも客入りの良い邦画にばかり向いている。
いやあ、我々は貴重になってきましたね。
>オカピーさん
DVDレンタルが開始になると、少しは、見る方が出てくるかもしれません。
あ、クローン・オカピーさん、どうぞ、やってください!
我が家はコメント0のときに、俺A、Bさんが、なぜか書き込みに来るのですよ。
私はいまだ洋画メインですが、映画館では、映像や音声的に楽しめそうな、メジャーなアクションなどを好んで観てしまいます。
WOWOWには、もっと昔の、60年代ぐらいまでの作品を放送してもらいたいのですよね。そしたら、もっと、どんどん見たいのに、需要の問題なのでしょうかねえ。
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ボーさんの言うことにゃあ、この映画を書いてる知り合いのブロガーさんがいないってよ!
なんてこったい! おおべらぼうめ!