読書記録(2016年3月) - 2016.04.07 Thu

「赤目姫の潮解」 森博嗣
意味わかんねー。ふたたびトライして理解できる日があるだろうか。(3月12日読了)

「シネマ今昔問答」 和田誠
描き下ろしの挿絵を見るだけでも楽しいが、とにかく映画を語る語る。記憶だけで映画名や俳優名がこんなに出てくるわけがないから、語り形式にはなっていても、きっと資料を使って書いたんだと思うけど。
マリリンについての言及はあるが、たいしたことはない。以下、列記。
(ヘンリー・ハサウェイは)『マリリン・モンローの「ナイアガラ」もあるし』
『マリリン・モンローも出た「百万長者と結婚する方法」』
(「ショウほど素敵な商売はない」について)『オコンナーの恋人がマリリン・モンロー』『モンローはセクシー女優として人気絶頂の頃』『観客動員のためのキャストだったと思われます』『スタッフはモンローのショウ場面に力を入れてます』
(「お熱いのがお好き」について)『「私は彼らが女装してるのを見抜けないほど馬鹿じゃないわ」と語ったということです』
(3月24日読了)

「ティファニーで朝食を」 トルーマン・カポーティ
ホリー・ゴライトリーの「ホリー」は、どうやら「ホリデー」であり、本名は、ルラメー・バーンズ。
出てくる日本人の名前は、I・Y・ユニオシ。ミドルネームまであるのが笑える。
ホリーの描写は、『いかにも上品に細かった』『健康な雰囲気』『口は大きく、鼻は上を向いていた』。カポーティはホリーをマリリンに演じてほしかったとも言われるが、細さの点ではオードリー・へプバーンのほうが合っている。
語り手が彼女に出会ったとき、彼女はあと2か月で19歳。
ギターをつまびくときは『しゃがれた、割れがちな声』。これも、オードリーが歌った「ムーン・リバー」は、まさにそんな感じだった。
ティファニーに関してのホリーのセリフは、『いつの日か目覚めて、ティファニーで朝ごはんを食べるときにも、この自分のままでいたいの』『(ティファニーに行くと)とたんに気分がすっとしちゃうんだ。その店内の静けさと、つんとすましたところがいいのよ。そこではそんなにひどいことは起こるまいってわかるの』
訳は村上春樹による。(3月31日読了)
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