「ターザンの逆襲」 - 2016.04.14 Thu
今回は「逆襲」という題だが、なにものかに逆襲しているわけではなかったと思う。前回は「復讐」だったので、今回もまたテキトーに、じゃあ「逆襲」でいいんじゃね?という程度の邦題に違いない。
原題にある単語 ESCAPES(脱出する)はターザンが檻(おり)から抜け出す場面を意味すると思われる。

前作において、探検に来そうなヤツらが、みんないなくなってしまったので、さて、どんな話にするのかなと見ていたら、しょーこりもなく、またアフリカにやってくる文明人。
今度はジェーンに遺産が入ることになり、でも、そのためには彼女が文明社会に戻るのが条件。それはつまり、永遠ではないかもしれないが、ターザンとの別れ。その話を伝えに、いとこの若い男女が来るのだった。
危険なジャングルなので、鉄砲を扱える男が同行して一隊を率いる。こいつが、いい野郎ならいいけど、こういう映画は、そうはいかないんですねえ。
おどろくのは、ターザンとジェーンの暮らす家。樹の上にこしらえて、台所があって、水をくみ上げる仕組みが作ってあって、などなど、だいぶ快適そう。
家に上るエレベーターは、ゾウが引く。
コメディリリーフ的な役を演じるハーバート・マンディンの名前は覚えておこう。
原住民やワニの襲撃などで、見たことあるぞ、というシーンが。過去作品のフィルムを再び使っているかもしれない。
今回は、前作でジェーンがヌードだった水中シーンは着衣。(残念無念。)
しかも、衣装は露出が減った。冬物か!?(アフリカだし、違うと思う。) 一説によると、露出しすぎだという意見があったので、予算を足して(?)布を増やしたそうだが。(再び言うが、残念無念。)

同行男の陰謀やいかに? ジェーンはターザンと別れるのか? 心配でなりませんが、つづきは来週のお楽しみ~!(いや、違うだろ)
(4月10日)
TARZAN ESCAPES
1936年 アメリカ作品
監督 リチャード・ソープ
出演 モーリン・オサリヴァン、ジョニー・ワイズミュラー、ベニタ・ヒューム、ジョン・バックラー、ハーバート・マンディン
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 1936 MGM
● COMMENT ●
こんにちは。
そりゃそうかも知んないですけど、アフリカの開放的で誰もいないところですしね。ターさんいるやん!
にしても、予算を上げて服って…ええっ!予算上げて、売上下がるじゃん!
>白くじらさん
なんなら、裸でもいいじゃないかと思ったのですが、ターさんはドッキリしてツタから手を離して転落するかもしれないし、遠くに住んでる好戦的な原住民もいるし、刺激的すぎてもよくないかと考えなおしました。好戦的だけど好色的かどうかは知りませんが。
服の予算のせいで、MGMは倒産しかけたという話です…というのはウソです。
こんばんは。
のんびりと続編を観ております。(^^)/
確かに露出が無くなっておりました。なんてこったい!
ローリング・ワニは使い回しかも知れませんね。
相変わらず好戦的な種族が怖いですね。ついに股裂きやってました。
野蛮な世界にあっての、何気に近代的な樹木上の家は凄いです。ターさん建築技術ありますね。(^^;
トラックバックもありがとうございました。
こちらからもさせて頂きました。
>白くじらさん
寒いときに、薄着のターさんを見るのも一興かと思われます。
ついでにジェーンも、もっと薄着ならよかった。(それしかないんかい!)
ローリング・ワニは、イメージが強いので、使いまわすと、すぐ分かります。といっても、そんな注意なんかしないで使うんですよね。
家をつくっていたのは驚きましたねえ。私にも作ってほしい。って、ジャングルが近所にないか。
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