「モホークの太鼓」 - 2016.05.02 Mon
クローデット・コルベールさんが西部劇に!? 珍しいんじゃないかなと感じつつ観賞。
夫役はヘンリー・フォンダで、フォード監督とは、しばしばコンビを組むことになる有名な俳優だ。
1939年作なので、フォード監督にすれば「駅馬車」と同じ年。

新婚のふたりが住む土地を、王党派と先住民が襲ってくる。
西部の話だとすっかり思いこんで見ていたが、終盤で「独立戦争」だとわかり、さらに、見たあとでモホークを調べて、東部ニューヨークの周辺の話だとわかった。ん? とすると「西部劇」とはいえないのか。
歴史を知ることができるのも、映画のいいところ。
王党派というのは、独立派に反して、イギリス側についた人々なんですね。
先住民というのは、つまりインディアンで、セリフでは「インディアン」と言っているのだけど、字幕では「先住民」。たぶん差別的用語としてインディアンを使っていないのだろう。NHKだから、なおさら。
(4月29日)
DRUMS ALONG THE MOHAWK
1939年 アメリカ作品
監督 ジョン・フォード
出演 ヘンリー・フォンダ、クローデット・コルベール、エドナ・メイ・オリヴァー、ジョン・キャラダイン、ウォード・ボンド
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 1939 Twentieth Century Fox Film Corporation.
● COMMENT ●
西部劇じゃなかったのか!
>宵乃さん
独立戦争とわかっても、まだ、西部のことだと思っていましたし!
1939年作というのは、見る前からチェックしていて、「風と共に去りぬ」と同じ年で、カラー映画は少ない頃と把握していました。
いまの映画で「インディアン」はどうなんでしょう。最近は西部劇も多くないので、耳にする機会もめったになくて、よくわからないですね~。
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観ても調べないと身につきませんね…。
テクニカラーが美しかったので、1950年代後半の作品だと思って観てました。そのせいで「作風が古臭いな~」と。
インディアンは最近ホント使われないですよね。たまにセリフの流れ的に変えられない時などに”インディアン”とそのまま使っていると珍しいと感じるくらいです。
逆に、そのセリフをなかったことにしてまで”先住民”と直している場合もたまにあって、やりすぎだなぁと思うことも。
アメリカではどうしているんでしょうね。直しているわけはないと思うけど…。