そのままでは知りようがなかった事実を人々に知らせることができるとき、報道の意味は大きい。 「映画感想(映画館などで)」のカテゴリー、600本目の記事。
ちなみに、500本目の記事は、これ。
膨大な資料を1行ずつ調べていったりと、地味な作業も多くて、こつこつと仕事をすることの大切さを改めて思う。
自分のことにあてはめてみると、たとえ仕事の中身は違っても「こつこつ系の仕事」では、あー、もうやだ、めんどくせー、と感じるのが、しょっちゅうだが、やらなければ、責任をもった仕事は終わらないのだ。
日々そうやっていくのが仕事なのである。誰かの、何かのためになり、対価としてお金を得るのである。

この事件、神父はそんなことをしない、とキリスト教を信じている人が多い海外では衝撃的なのかもしれないが、私には、ちっともショッキングではなく、その点ではインパクトはない。
だから…記者たちの行動は、こつこつ地味めで…私の彼女レイチェル(・マクアダムス)が出ていなかったら、寝たかも。本日3本目の映画のせいもあるのかもしれないが、途中までは眠かった。
観たあとで一番驚いたのは、編集長がリーヴ・シュレイバーだったとは、まったく気づかなかったこと。彼が出ると、だいたい顔を見た時点で気づくのだが。
大スクープを拾った彼らではあるが、以前にも情報は得ていて、その時には見逃がしていたというのが興味深い。
やり直すのに遅いことはない(場合もある)、とも言えるし、思わぬところにチャンスはある、とも言えるだろうか。(チャンスというのは、本作の場合、多少の語弊があるが。)
(5月8日 イオンシネマ 板橋)
SPOTLIGHT
2015年 アメリカ作品
監督 トム・マッカーシー
出演 レイチェル・マクアダムス、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、ジョン・スラッテリー
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)Photo by KERRY HAYES (c) 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
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まず冒頭、当ブログでのアカデミー賞候補検討時の発言を撤回したい。
<去年の激戦とは全く違う次元の戦い…
<2年連続の獲得でいいのか?!のイニャリトゥ。
<ところが戦いを挑む他作群に迫力がほとんどない?
<期待した「スポットライト」に...
教会のタブーに挑む…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201604150000/
【送料無料】 スポットライト 世紀のスクープ / Spotlight 輸入盤 【CD】価格:2,615円(税込、送料込)
スポットライト世紀のスクープ [ ボストン・グローブ紙 ]価格:1,728...
ドラマチックに主人公をヒーローに仕立てることもできたでしょう。
かつてアメコミヒーローも演じた役者たちは、己のオーラを完璧に消し、「真実を暴くヒーロー」としてではなく、地道な努力で力を合わせ積み上げていく記者の一人となりきっていた。
その真摯な態度が、何よりこの映画の評価をアカデミー賞作品賞に押し上げたと言えるのでは?
【出演】
マーク・ラファロ
マイケル・キートン
レイチェル・マクアダムス
リーヴ・シュレイバー
【ストーリー】
2002年、ウォルターやマイクたちのチームは、「The Boston Globe」で連載コーナー「Spotlight」を担当していた。ある日、彼らはこれまでうやむやに...
評価:★★★★【4点】(11)
ゾンビ神父は全体の6パーセント。さてその分母とは。
『スポットライト 世紀のスクープ』を渋谷Humaxで見ました。
(1)本年のアカデミー賞の作品賞と脚本賞を受賞した作品というので、映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭では、「事実に基づく物語」(based on actual events)との字幕が出て、まずは1976年の...
ボストンでカトリック教会の児童性的虐待をスクープしたボストン・グローブ紙の取材班を映画化。事実を元にしているので淡々としているけど、報道機関の重要性というのを改めて感じました。 作品情報 2015年アメリカ映画 監督:トム・マッカーシー 出演:マーク・…
スポットライト(2015)アメリカ
原題:Spotlight
監督:トーマス・マッカーシー
脚本:ジョシュ・シンガー/トーマス・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ /マイケル・キートン /レイチェル・マクアダムス/リーヴ・シュライバー/スタンリー・トゥッチ
【あらすじ】
ボストンの地方紙ボストン・グローブのスポットライトチームは、新任のボスの提案で、ローマンカト...
カトリック教会が長年隠蔽してきた児童虐待スキャンダルを暴き出し、ピュリツァー賞に輝いた調査報道チームを巡る感動の実話を基に、巨大な権力に立ち向かっていった新聞記者たちのジャーナリズム魂と不屈の執念を描いた実録サスペンス。出演はマーク・ラファロ、マイケル...
この事実を記事にしなかった場合、誰が責任を取るのか。
何と地味なオスカー作品だろうか。しかし何と渋くて格好いいオスカー作品だろうか。そして何と無駄なシーンのないオスカ ...
SPOTLIGHT
2001年。ウォルター・ロビー(マイケル・キートン)をリーダーとするボストン
・グローブ紙の調査報道特集「スポットライト」チームは、新任の編集局長マ
ーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)から、カソリック神父による少年らへの
性的虐待事件を追うよう命ぜられる。
第88回アカデミー賞において、作品賞と脚本賞を受賞した実話ドラマ...
【SPOTLIGHT】 2016/04/15公開 アメリカ 128分監督:トム・マッカーシー出演:マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、ビリー・クラダップ、スタンリー・トゥ...
映画「スポットライト 世紀のスクープ」を鑑賞しました。
更新遅くなってしまった
この春イチオシ。アカデミー賞作品賞と脚本賞のW受賞作品
ピューリッツァー賞も受賞したボストン・グローブ紙の調査報道の全貌と、
ジャーナリスト魂を貫いた記者たちの闘いを描いた実話に基づいた社会派ドラマ。
監督は、俳優から監督/...
スポットライトが照らし出したものは。
カソリック聖職者による、子どもたちの性的虐待事件を暴いた、ボストン・グローブ紙の“スポットライト”取材チームを描く群像劇。
情報量は膨大ながら、いかにも新聞社の話らしく、実に端正にまとまっていて観やすい。
今年のアカデミー賞は脚本賞が本作、脚色賞が「マネー・ショート 華麗なる大逆転」と共に実話ベースの作品となった。
どちらもジャーナリズム色の...
その数に驚いた [E:shock] 公式サイト http://www.spotlight-scoop.com 事実を基にした映画 監督: トム・マッカーシー 「扉をたたく人」 「 靴職人と魔法のミシ
5日のことですが、映画「スポットライト 世紀のスクープ」を鑑賞しました。
アメリカの新聞「The Boston Globe」 2002年 新たな編集長の指示の元 スポットライトチームは
彼らがこれまでうやむやにされてきた 神父による児童への性的虐待の真相について調査を開始する...
人が人を殺す事は、ある。しかし、組織が人を殺す、それを暴いたのがこの作品である。実際に刃物や銃器で殺される訳ではない。だが、被害者達は一度精神的に殺されている。そして被害者達が後に自殺をしてしまうケースも多い。世紀のスキャンダル。聖職者が教会の地位を利用して、信徒の子供達に性的虐待を行う。それも一件や二件ではない。…マサチューセッツ州ボストンの新聞、グローブ紙は、「スポットライト」という長期...
2001年、夏。
ボストンの地元新聞“ボストン・グローブ”の新任編集局長としてマイアミからやって来たマーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)は、目玉になる記事の材料を物色し、神父による子どもへの性的虐待事件に着目すると、これを追跡調査する方針を打ち出す。
リーダーのウォルター“ロビー”ロビンソン(マイケル・キートン)を中心に、特集記事欄《スポットライト》を担当する4人の記者(マーク・...
本作は、アメリカ人の(欧米人の)心の中に深く根付いているカトリック教会と、それが長年にわたって犯してきた犯罪をテーマに、そこに鋭く切り込んで行こうとする地方新聞の記者たちの勇気ある取材活動を、セミ・ドキュメンタリー風に描いた社会派ドラマの傑作だ。 いわ…
暗闇にひときわ輝く、希望の光――
MOVIX京都にて鑑賞。アカデミー賞作品賞、脚本賞に輝いたということで観に行ってきました。正直ハードルが高いかなあ。記者やマスコミ関係の人には絶賛されていて凄く良い作品だと思います。真実を伝えたいということは確かに凄いこと...
五つ星評価で【★★★★地味なんである。スタンドプレイや強引なカタルシスが用意されていない。逆にそこに誠実さを強く感じる】
もっと娯楽寄りに仕上げる舵取りもできたであろ ...
☆☆☆★(7点/10点満点中)
2015年アメリカ=カナダ合作映画 監督トム・マッカーシー
ネタバレあり
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» 「ちはやふる -下の句-」
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(2009年1月10日、修正)
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映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。
自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。
リーヴはちゃんとオーラを消していたので、本当に途中まで気付かないくらいですよね。
役者さんは凄いです。