舞台「日の本一の大悪党」 - 2016.06.12 Sun
小泉さんが、舞台初演出、初プロデュース。
主演の民谷伊右衛門には、安田顕。岩には、小泉今日子。
ほかに、渡部豪太、山野海、津村知与支、福島マリコ、浜谷康幸など。
脚本は、竹田新(本作に出演もしている女優の山野海の筆名)による。
小泉さんは、2014年の舞台「フタゴの女」に出演しているときに、共演の山野海さんから四谷怪談をモチーフにした物語の構想を聞かされたという。山野さん、思いついたのは10年前なんだそうです!
パンフレットに書かれている山野さんの話によれば、伊右衛門はそんなに悪くなかったんじゃないか、岩もそんなに怨んで怨霊になんかなるのかなあ、との思いがあり、もっと純粋に愛し合っていたふたりを描けるんじゃないか、と。

幸運なことに、最前列(の左のほう)をゲットできたので、舞台に近かった~!
しかも、伊右衛門の長屋のセットは舞台の左側に出てくるので、当然、小泉さんがいるのも舞台左側が多く、ほぼ正面の間近で演じてくれていて、もー、これ以上のラッキーはありません!
宅悦を演じる浜谷康幸さんが、うらやましかった。なにしろ、岩を演じる小泉さんを抱っこするんですよう~!
序盤から怪しげな気配いっぱいの宅悦。その点でも、いい役柄。
重要なシーン、2つの場を同時に舞台に出す構成が面白かった。
ただし、2つの場で同時にしゃべると、観客がついていけないから、そんなことにはならないように工夫していましたね。
ラストの振り返り。その意味を考える。小泉さん、気が利いてるなあと思った。
6月9日(木)~19日(日) 東京・下北沢・本多劇場にて。 http://www.nelke.co.jp/stage/asatte_vol1/
● COMMENT ●
初演出
>moonstarさん
この日は他の用もあり、お茶などのヒマはないなということで、もしかしたら観に来られてるのでは、と思いましたが確認もせずにいました。
左側がいいとは、もちろん知らずに観始めたので、ラッキーでした。
一瞬、客席内の通路で演じられたときは、後ろを向かないといけなくて、「えーー」と思いましたが。
小泉さんの舞台はけっこう観てなくて、「フタゴの女」も逃していて、ああ、あれに山野さんも出ていたんだ、と後で知りました。
今回は演出もやってみる、という新しいチャレンジ。しっかりできていると思いました。脚本を書き、共演経験のある山野さんがいるから心強いんじゃないかなと想像します。
久世さんも、きっと「いいじゃない」と言いそうですよ。
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今回の舞台は、最近の舞台の色々な要素が入っていたような気がしております。
また、光や音の使い方、衣装も小泉さんならではのこだわりがあったのではないかと思っています。
今回は、小泉さんの女優としてのお仕事だけでなく、演出としてのお仕事のこだわりも見れたような気がしてとても興味深かったです。
久世さんも遠い場所からご覧になっているかと思いますが、どう思われたことか、、、