「ジェーン」 - 2016.10.26 Wed
ナタポー(念のため説明すると、ナタリー・ポートマンさんどす。)主演の西部劇!? と知ったときから、見逃せないなと思っていた。

彼女が西部劇って、イメージしたこともなかった。
でも、あとで調べてみると、かなり以前から企画はあったようだ。
「ブラックリスト」といわれる、映画製作前から、すでに優秀だと評価された脚本のなかのひとつ。ブラックリストと聞くと、なんだか悪いイメージだけどねえ。
悪党に追われた夫婦、夫は撃たれて家から動けない。
妻は、ある男に助勢を頼むが…。
夫が大怪我人なので、夫婦と男は敵が攻めてきたら、家での籠城戦を余儀なくされる。
そのクライマックスに至るまでに、それまでの人間関係が少しずつ語られていく。

荒野に建つ家とか、いろいろ、風景なども西部劇らしくて、よかった。
家族を守る、気丈なナタポー、頑張りました。
実際にも母親になって、気の入れ方は違うのではないかな、と思えます。
脚本のブライアン・ダッフィールドは、「逆境の中で大きな勝利をつかんでいく女性」を、ナタポーを思い描きながら書いたとのことで、非力そうだけど芯の強さがあるヒロインは、彼女にぴったり。
1時間半ほどで締めるのも、スッキリ。いらない描写は、いらないってこと。
ワルの親方を演じる俳優は、見かけよりも声で誰だか分かりそう。

敵の一人が家にやって来たとき、ナタポーが外に出てきたのは、彼女の大失敗のはず。しかし、味方の男は責めなかったですね。男が、敵に対して、とぼけて通そうとしていたのが水の泡になったのに。
偉いわ、男。
最後は、あ、こうなるのか~(どういう意味にも取れますねえ)。
私は好き。こういうの、あり、でしょう?
主演のナタリー・ポートマン、ジョエル・エドガートン、ユアン・マクレガーの3人は、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」で共演している。ナタリーとジョエルが会うシーンはなかったと思うが。
パドメ(ナタリー)が産んだ赤ちゃん・ルークを、オビ=ワン(ユアン)がオーウェン・ラーズ(ジョエル)に預けるのだ。
過去に、こんな関係があったとは! おもしろいものである。

(10月23日 丸の内ピカデリー2)
JANE GOT A GUN
2016年 アメリカ作品
監督 ギャヴィン・オコナー
出演 ナタリー・ポートマン、ジョエル・エドガートン、ユアン・マクレガー、ノア・エメリッヒ、ボイド・ホルブルック
参考:ジェーン|映画情報のぴあ映画生活
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

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● COMMENT ●
へーっ!?
スターウォーズではそういう関係性だったのですね!?
興味深いです♪
>pu-koさん
ああ! すっぴんですね、西部劇は! 目のつけどころが、やはり女性ならでは。
フラッシュバックは、そのつど、数回にわけてあった印象なので、多く感じますね。
全体には、すっきり、わかりやすいし、いいと思いました。
>ノルウェーまだ~むさん
スター・ウォーズの新3部作では、ナタリーとユアンは、けっこう一緒に出ていた気がしますね。
こんにちは
まだのんびりペースですがこれからもよろしくお願いいたします。
西部劇....どうも合わなくて寝ました 笑
SW共演の3人が別の作品でまた共演というのも面白いですね。
>yukarinさん
おかえりなさいまし。私のほうが、かえって、新記事でていませんが。
私は西部劇は好きなので、おもしろかったですよー。
ジョエル氏がSWに出ていたのは、調べてみて分かったことですが、他作品での共演、いろいろな人が、いろいろあるのでしょうね。
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全然知りませんでした。
西部劇のナタポーなかなか良かったですね。
そもそもほぼすっぴんで演じなければいけないから、素地がよくないと辛いものがあるけど彼女は綺麗でした。
ちょっとフラッシュバック使いすぎかなぁと思ったけど、荒涼とした西部の怖さも伝わって映画として面白かったです。