「エール!」 - 2016.11.16 Wed
大感動。舞台と人の配置をしっかり整えて、ふさわしい曲を彼女が歌い、⚪︎⚪︎を交えはじめた時点で、涙腺崩壊。作りが上手い。
審査員が、いい選曲だね、とダメ押しで言う。
「忘却エンドロール」さまの第2回 秋の音楽映画祭に参加します。

オープ二ングだって、上手い。
家族の様子が映し出されて、しばらく経ってから、はじめて、ああ、そういう家族なのかあ! と見ている観客に分かるのだ。
お互いの仕草がパントマイムにも似るせいもあるのか、明るい雰囲気。とくにお母さん。元気だし、いいね!

主役の子も自然でいい。
歌で見出されたようだけど、演技は初めてなの? いいと思うなあ。
初潮を迎えた、というシーンがあったが、え、こんなに成長している子が? 遅くない? なんて、余計なことを思った。
しばらくして、高校入りたて、と分かって、じゃ16歳? と、なおも考えてしまった。

ひとりの女の子が、音楽学校を目指すか、家業の牧場をやるか、芯はシンプルに、その選択。
父親の村長立候補などで話を膨らませて、ユーモアや、あったかさのある、気持ちのよい、巣立ち&成長物語になっている。
(11月10日)

LA FAMILLE BELIER
2014年 フランス作品
監督 エリック・ラルティゴ
出演 ルアンヌ・エメラ、カリン・ヴィアール、フランソワ・ダミアン、ルカ・ジェルベール、ロクサーヌ・デュラン
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)

(c) 2014-Jerico-Mars Films-France 2 Cinema-Quarante 12 Films-VendOme Production-Nexus Factory -Umedia
● COMMENT ●
家族のドラマは
久しぶりの感動
この手の映画は結構敬遠していましたが、素直に感動できました。
確かにヒロインの体型から、あの年で初潮というのはにわかに信じられませんでした。
まあそれに対する家族の反応が、オープン過ぎて、それに対し娘が怒る、という
話に持っていきたかったのかな。
父親が喉に手を当てて娘の歌を聞くシーンは泣けました。
>宵乃さん
劇場公開時には大画面で楽しめそうなアクションものなどを優先しがちなので、こういう感じのは、なかなか観られないのですよ。
でも、いい作品は多いのだろうなと。
あ、「キャリー」もそんなふうかもしれませんね。あの子は成長が遅めに見えたので、納得できそうですけれど。
抱き合うシーンの画像を見ると、泣けてきそうですよう~。
>ミス・マープルさん
そうですね、まわりの家族の反応が見ものだったです。
お母さんがオープン(すぎる)のと対照的なふうに、まだ彼氏もいないの?みたいな娘の立場を描写する一環のような。
のどに手をあてて、どのくらい分かるのかな~と思いながら見ていましたが、いいシーンでしたよね。
心温まる
心温まる家族の物語本当に良かったですよね~
主人公の女の子GOODです!
しんみりしそうなのに、カラッと明るいのが実に良かったです☆
>ノルウェーまだ~むさん
前向きなのは、見ているほうの気持ちに影響しますよね!
弟の災難が愉快(本人には大問題だろうけど)。
>ふじき78さん
弟の今後が心配で、おちおち眠れません(あっち方面の生活)!
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16歳で初潮は「キャリー」でもそれくらいでしたっけ?
最近の日本では、ダイエットのし過ぎで遅くなる子も多いみたいですが…。
最後の画像の抱き合う家族の様子が微笑ましいです。
今回もご参加ありがとうございました♪