「ドノバン珊瑚礁」 - 2017.04.03 Mon
リー・マーヴィンがポリネシアの島へ戻ってきて、ジョン・ウェインの店(たしか店名が「ドノバン珊瑚礁」)でけんかする。昔なにか因縁があったようだが、たいしたことではないようだし。
最後のほうでは、オーストラリア軍兵士も交えて、けんかする。殴り合って楽しいんだ?
あらくれ西部劇にはよくあるシーンだが、西部劇の大御所ジョン・フォードとウェインが、力を抜いて映画を楽しく作ると、「けんか」なのか。
ただ、ひとつ注目は、オーストラリア兵が「ワルツィング・マチルダ」を歌うこと。本当に国を代表する歌なんだなあと、改めて思う。

父を訪ねてきた女性エリザベス・アレンとウェインの、やりとり。
すました感じのエリザベスが、海中にドボン、以下ヨレヨレは、コメディ仕様(?)で、よく頑張った女優根性。
家が和風で、ふたりの女中さんの名前が、ヨシ、コシ。ヨシはいいが、コシさんって、あんまりいないのでは?
中国人のことは理解できないよ、と笑いのネタにした風があるのは、東洋人に対する一部のアメリカンの意識を感じさせて、多少遺憾。
全体的にも、あまりおもしろくない。ジョン・フォードといえども、脚本は超えられないか。
ドロシー・ラムーア、メエ・マーシュ、シーザー・ロメロ、マルセル・ダリオ(マリリン主演の「紳士は金髪がお好き」で、判事役。本作では神父役)といった、名の知れた、なつかしい名前も。ジョン・ウェインの息子パトリックも、オーストラリア兵士の役で出ていたそう。
今回見たあとにノートに観賞期日を記録したら、1975年に一度見ていたことがわかって、えらく驚いた。まるっきり覚えていない。そのときも、おもしろくなかったから覚えていないのかもしれない。
(3月28日)
DONOVAN'S REEF
1963年 アメリカ作品
監督 ジョン・フォード
出演 ジョン・ウェイン、エリザベス・アレン、リー・マーヴィン、ドロシー・ラムーア、ジャクリーン・マルーフ
好き度☆☆★(2.5点。満点は5点)
(c) 1963 Paramount Pictures
● COMMENT ●
むしろ驚きました
私はこの作品おそらく観てないだろうとは思うのですが。
40年以上前に観賞した記録がある、ということにビックリですわ。
何しろ私の映画観賞記録は2012年からですもの。
けど面白くなかった物をもう一度観てしまう、ってのはすごーくショックですよね。
観たことを忘れていた自分に腹が立って腹が立って仕方なくなるの。
>ケフコタカハシさん
なにしろ、1973年あたりから、見たタイトルはメモしてあるので、おじいちゃんだとバレバレしていますね。幼児の頃からメモしていたなら、ともかく。
もう、こんな昔に見たものは、よほど面白いのでないと、ほぼ内容を覚えていません。タイトルくらいは覚えている場合は多いですが、今回はそれすらダメでした。
私の場合、内容を覚えていないから、また見たとしても初見と同じなので、腹は立たないですよ。
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