「ロスト・バケーション」 - 2017.04.29 Sat
去年、映画館で観ようかと思いながら見逃していた作品。観ていたら、昨年のマイベストテンに入ったでしょう、星4つだし。
映画は、まず一番に娯楽、的な考えの私にとっては、大歓迎。

こんな映像処理は初めて見た、というのが、スマホを見ているシーン。
スマホを見ている人物と、スマホの文面のアップを交互に映すのが普通だと思うのだが、それを同じ画面に同時に載っけているのだ。(この説明で、わかりますか?)
ほかの映画でもやっているかもしれないが、私は初めて見て、新鮮に驚いた。
メキシコの、どこかの海岸へサーフィンに来た女子。
知られざるビーチなのか、ほとんど人がいなくて、サーファーの男子2名のみ。そのふたりも帰ってしまってから、さあ大変、サメとふたりになってしまった彼女!
ほぼ、ひとり芝居。若いビキニ女子だからこそ、絵になるわけで。
以下、ネタばれ。
はじめから、左脚を噛まれてケガを負ってしまうし(医学の心得がある設定なのが周到)、最終的な逃げ場は、浅瀬(原題でもある)の岩礁か、ブイしかない。
もともと、やってくる人は少ないから、助けもあまり期待できない。
彼女は岩礁にたどり着くが、満潮になれば水没してしまう?
絶望的な状況にドキドキして、力が入って見てしまう。
おなじくケガをして飛べずに、岩の上で同居する一羽のカモメは、彼女にとっても観客にとっても、癒やしの存在だ。

しかし、まー、ブイの鉄板までガシガシ噛むサメ。なんてヤツだよ。しつこいし、獰猛すぎるけど、「ジョーズ」のサメも多少そんなところがあったような気もするので、まあいいでしょう。
サメさん、猪突猛進すぎて、自爆に近いが…なにか、興奮しすぎていたのだろうか。(笑)
脚本家が、あの、超絶つまらなかった「リセット」と同じ人だなんて、想像もつかなかった。
今度は、題材が良かったのでしょう。ピアス、ネックレス、腕時計、酔っぱらい、クラゲ、ビデオカメラ、信号拳銃などの使い方も、うまかった。
(4月23日)
THE SHALLOWS
2016年 アメリカ作品
監督 ジャウマ・コレット=セラ
出演 ブレイク・ライヴリー、オスカー・ジャネーダ、パブロ・カルヴァ、セドナ・レッグ、ブレット・カレン
参考:ロスト・バケーション|映画情報のぴあ映画生活
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)

● COMMENT ●
これ、わたしも劇場で観たかったです~
でも、近くの劇場に来なかった作品なので仕方なかったのですがね。
シンプルで面白く、でも迫力も怖さもサメ映画特有のしつこさもあって
わたしも昨年のベスト10に入れたい作品でしたよ。
>ななさん
ベストテン、入ってもいいですよね! おもしろいですもん。
>ふじき78さん
私も「でも、ボーだから」で許してほしい。
面白かったです☆
南の国でも上映館が少なく、迷ったあげく佐賀の国まで出向いて観てきました。
大きなスクリーンだかこそ体感できるスリルとサスペンス。過ぎゆく時間とともさんに観ている側も一緒に追い込まれていく感じでした。
閑散としたビーチで遊ぶのはやめよう、とも思いました(笑)
ところで、あとで調べたのですが、監督は「蝋人形の館」、「エスター」、「フライト・ゲーム」の監督わかって、納得しました。
私も4つ☆です♪
>さえさん
映画ブロガーさんたちの年末ベストテンで名前が挙がったこともあって、観ればよかったかなーと思っていた作品です。
期待にたがわずの出来でした!
テレビ画面で見ても、じゅうぶんに楽しかったです。
あれだけ、人が来ないと、なにかあったとき危ないですね。ひとりだと、荷物だって持ち逃げされそう。
そうそう、「エスター」は見たいと考えながら、いまだに見る機会がありません。
>SGA屋伍一さん
こんばんは。
海中から海面へのカメラワークが、今までに観たことのないような独特なもので最初から引き込まれしまいました。
とにかくもう海には入れないなーって思ってしまいました。(- -;;
最後、深すぎだろう!ってちょっとツッ込むところもありましたけど、最後まで楽しめた作品でした。
あ、私、カモメは絶対に非常食かサメの気を引く餌って思ってました。(^^;
トラックバックもありがとうございました。
こちらからもさせて頂きました。
>白くじらさん
目のつけどころがシャープじゃない私です。
最後、フカすぎ? 言われてみれば、あのへんだったら、もう少し浅そうです!
サメだけに、フカすぎか!?(前コメと同じギャグ)
カモメは餌とは考えませんでしたよ。なかなかシビアですね。そういえば、本作、鯨が…
おはようございます
あと、麗しきヒロインが時間とともに青ざめ唇がぱさぱさになっていくのが痛々しかったです。その彼女が反撃に出てからが熱い!
夏にぴったりの作品でした。
>宵乃さん
カモメは、紅一点ならぬ、鳥一点で、いいアクセント。
唇、さすが女性視点です! 私は初めからパサパサなので気づきませんでしたっ(おい)。
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