1977年に見た映画ベスト7 - 2017.05.22 Mon
今回は1977年。ずいぶん昔まで来たもんだ。
私が「1977年に見た映画から選んだマイ・ベスト」であり、「1977年の作品から選んだマイ・ベスト」ではない。
ノートにつけた記録から計算するかぎりでは、1977年に見た映画は114本。
映画館で観た数が少ないので、テレビ、ビデオなどで見た作品も合わせて、ベストを選ぶ。
◎ベスト7(初見の映画に限る。好きな順ではない。)
まずは、マリリンの映画。この年に初めて見たのは、この1本!
「お熱いのがお好き」(1959年作品)
この当時は、もちろんテレビで見たはずで、NHKでなければ当然、95分程度にまでカットされていたと思うが。
マリリンの代表作のひとつであり、映画史にも残る傑作コメディ。監督はいうまでもなく(?)ビリー・ワイルダー、共演はトニー・カーティス、ジャック・レモン。ブログ内記事は、たとえば、こちら。

「ピクニック」(1955年作品)
ダンスのときの名曲「ムーングロウ」を思い出す。私が好きな映画は、音楽が印象に残るものが多いような気がする。監督がマリリン主演の「バス停留所」をつくってくれたジョシュア・ローガンなのも、うれしいこと。キム・ノヴァクさんの女っぽさはもちろん特筆すべきだし、マリリンと付き合いのあったスーザン・ストラスバーグさんも出演しているのだ。相手役は、ウィリアム・ホールデン。ブログ内記事は、こちら。

「必死の逃亡者」(1955年作品)
巨匠ウィリアム・ワイラー監督の絶品サスペンス。脱獄囚3人が一般家庭に逃げ込んで起きるドラマ。映画って、こんなにハラハラさせられるものなのかと、敬服せずにはいられない。一度しか見ていないので、見直してみたい。出演は、ハンフリー・ボガート、フレドリック・マーチ、マーサ・スコットほか。

「ベニイ・グッドマン物語」(1956年作品)
音楽がとにかく心地よくて、こういうのをスウィング・ジャズというのだと、あとで知った。スウィングのミュージシャンを扱った映画としては「グレン・ミラー物語」が有名だと思うが、私はこちらのほうが好きだった。監督は、ヴァレンタイン・デイヴィス、出演は、スティーヴ・アレン、ドナ・リードほか。

「キャリー」(1976年作品)
ブライアン・デ・パルマ監督の傑作の1本だと思う。スティーヴン・キング原作ものとしても、図抜けて素晴らしい出来なのではないか(映画化作品をそれほど見ているわけではないが)。シシー・スペイセク、パイパー・ローリーなどの出演者もハマっている。そうそう、音楽もいいよね! ブログ内記事は、たとえば、こちら。

「オーメン」(1976年作品)
いま書いていて気づいたが、なんと「キャリー」と同じ公開年なのか! 1977年に見たということは、この2本は映画館で観ているんだな、きっと! われながら素晴らしい! これも、まず音楽がいい。今でもすぐに思い出す。担当は、ジェリー・ゴールドスミス。アカデミー作曲賞とってるんだものね。こわい映画。監督は、リチャード・ドナー、出演は、グレゴリー・ペック、リー・レミックほか。

「ザ・ディープ」(1977年作品)
これも、映画館で観賞ですね。ドナ・サマーさんが歌う主題歌が大好きで、エンドロールに流れて身悶えしたのだが、いまは権利関係のせいか、映画の中に入っていないみたいで残念でたまらない。彼女の歌がないと、魅力半減。ジャクリーン・ビセットさんの肢体は永遠に燦然と輝いているが。ブログ内記事は、こちら。

次点で、「カサブランカ」、「ドクトル・ジバゴ」、「ラストコンサート」「ザッツ・エンタテインメントPART2」あたりを。
「カサブランカ」はベストに入れてもいいかと思うけれども、「初見当時に受けたインパクト」や、「喜んで見たい度」の程度により、なんとなく入れないことに。
年度別マイ(ベスト)ムービー検索用リストは、こちら。
(c) 1976 United Artists Corporation. An MGM Company. All rights reserved., (c) 20th Century Fox.
● COMMENT ●
この頃から映画の感想をしっかり残していたのですね、すごい!
いろんな意味で感慨深い企画になりそうです、がんばってくださいませ!
始まってるというか、ずっと昔からですよう。
文中最後に「年度別マイ(ベスト)ムービー検索用リスト」のリンクがあるので、そこからも過去記事に行けますから、ぜひどうぞ!
映画を見始めた1973年で終わります。いつ書くか分かりませんが。
海洋アクション
また、もうすぐ 暑苦しい夏が やってきますね...
こういう時は、せめて映画の中で、スカッとするアクションを観たくなります。私の中では「ザ・ディープ」がベスト。全編は観なくても、オープニングの海中のシーンだけ観る年も多々。様々な魚類や、色っぽいジャクリーンのサービス・カットに快適な音楽。これだけで日頃のストレスが吹っ飛びますね(笑)
DVDから始まって、とうとうBDまで買いました。
あと悲しいけれど「冒険者たち」も「ザ・ディープ」といい勝負。
キャメロン監督の「アビス」もいいですね。この人よほど海が好きなんですね。
海と違ってプールとなると、何故か犯罪の匂いがします。
「スイミング・プール」とか「太陽はひとりぼっち」とか....
バート・ランカスターの「泳ぐひと」はホラーだった。
訂正
ややこしいね(笑)
>又左衛門さん
私は見るとなれば、全部見てしまうので…。
「アビス」…「タイタニック」の監督ですね…自分でも海を探検しているとか聞いたような。
プールは人工的なものですから、やはり「自然」な海とは扱いが違いますよね。
3人のピーター
それに、このBDにはカットされた「ゴライアス号の沈没シーン」まで入っています。出演された俳優さんたちには気の毒ですが、まさに「蛇足」そのもの。
原作がピーター・ベンチリー、プロデューサーがピーター・グーバー、監督がピーター・イエーツとピーターだらけ。
ドナ・サマーの歌はやっぱりBDにも入ってませんでした。
>又左衛門さん
そうそう、ウツボが怖いというのは、この映画で知ったかもしれません。
沈没シーン撮ってたのですか。まあ、要らないですよねえ。
ドナ・サマーさんの歌の復活はないんでしょうか。映画館で体験済みなのは貴重な財産になるのか…!
パロディとパクリ
その先駆け「ジョーズ」のオープニングを久々観ました。このタイトルの背景の、海中の藻というか、ゆらゆら揺れる水中の植物が不気味ですよね。今にも何か出てきそうで。
始まるや否や、キャンプファイヤーを抜け出して海岸を走る全裸の女の子....
このシーンのセルフ・パロディをスピルバーグが「1941」でやってますね。
海岸の砂浜を駆け降りるときの柵とかまでそっくり。ただ全裸の女の子がぶつかったのはサメではなくて、日本海軍の潜水艦だった....急浮上する潜水艦の潜望鏡につかまる女の子。艦長の三船御大が真面目くさって演技してます(笑)
しかし誰も女の子に気付かない。ようやくまた潜水する時になって、下士官が全裸の女の尻を下から見上げて、「ハリウッド!!」(笑) ようやるよ。
最近、Abema TVでアニメ「プロゴルファー猿」(藤子不二雄A)に嵌っていますが、変な回がありました。
猿という名の少年が様々なゴルファーと対決するのですが、シャーク・キラーという船員風の男(何故か片足が義足でびっこをひいている)とサンゴ礁のコースでプレイしていると、突然「仇の白い大サメ」(クジラくらい大きい)が現れて、試合そっちのけでサメを追う。そもそも登場場面も、わざと遅刻してきて、しかもゴルフクラブは「舟の櫓」のような異様さ。これ「宮本武蔵」だよね。そして「ジョーズ」と「白鯨」。これはまずいでしょ。
>又左衛門さん
「1941」は一度見ましたが、ほぼ忘れています。ぜいたくにコメディやって失敗した作品として、再見しても面白いかも。
女の子は「ジョーズ」と同じ子のようですね。
パロディといわず、「オマージュ」といったら、おお!と許せる雰囲気になりますよ(笑)。
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/3245-eaded77c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)