読書記録(2017年5月) - 2017.06.04 Sun

「シャーロック・ホームズ 絹の家」 アンソニー・ホロヴィッツ
コナン・ドイル財団が初めて公式認定した「続編」とか。「あの人」の登場は(ほんのちょっとだけど)楽しいし、ホームズとワトソンもそれらしく、おもしろく読めるが、事件の後味は少しよくない。(5月7日読了)

「密室 本能寺の変」 風野真知雄
もらった本。信長が本能寺に泊まった理由、光秀が軍勢を起こした理由の解釈に「なるほど」と思っていたら、後半は、びっくり!? 最後のトリックは可能か?とも考えるが。先に紹介文などを読んでしまったら、構成の面白さが前もって分かってしまうので、目に入れないほうがいいし、本の帯でも、そのあたりバラしすぎ。(私は本編読後に帯を読んだ。)(5月18日読了)

「ジョイランド」 スティーヴン・キング
前半、主人公の友人が幽霊を見るまでは、おもしろくなくて、しょうがなかった。がまんして読んでよかった、ということもあるもんだ! 後半は、こんな設定されたら、もう! みたいな、泣けて甘酸っぱい青春ミステリーになった。「童貞少年と、年上の素敵な女性」って、いいよね(笑)。ホラーではない。(5月30日読了)
● COMMENT ●
只今停滞中(笑)
>又左衛門さん
本能寺、特別に好きではないですよ。今回は、もらった本なので…。ミステリーとしては面白い素材ですが。
「ジョイランド」は遊園地で働く若者の描写が前半で、おもしろくなくて途中でやめちゃう人もいそうです!?
「悪魔のシスター」は書いていただくのはありがたいですが、ブログ記事がある映画ですから、できれば左枠にある「映画感想タイトル検索用リスト」や「ブログ内検索」で探してみて、そちらのほうに書かれるといいのですけど。
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私はというと、鴎外の「大塩平八郎」にノロノロ運転ないしは、止まっては動くような状態です。
それにしてもBJさん、本能寺関連本がお好きなんですね。しかし、最も謎なのは、果たして信長の遺骸はどこに消えたのかという点です。「世界ふしぎ発見!」では、側近だった弥助(黒人)が信長の首を持ってどこぞの寺に隠したという説が取り上げられてました。
「ジョイランド」。良かったですか。今後の候補に入れておきますね。
さてスレ違いで恐縮ですが、昨日デ・パルマの「悪魔のシスター」を観ました。
この邦題がおどろおどろしくて、録画したまま放置してましたが、観てみるとそんなに怖くはない。デ・パルマ版の「サイコ」+「裏窓」って感じですかね。最後の病院のあたりでは「白い恐怖」も感じましたが。前半はB級テイストですが、後半はデ・パルマらしさが横溢しています。
特にラスト間際、病院のベッドで横たわるふたりの女。一人は死んだはずの妹かと錯覚してしまいましたよ(笑)
ところが、行きつけの某検索サイトでキャストを検索してたら、そこのオーナーが「ネタバラシ」してるんですよ。まだ前半だったのに。これはルール違反でしょ。マーゴット・キダーって、あの「スーパーマン」の人ですよね。
意外にデ・パルマって寡作なんですね。BJさんは、シャマランの「スプリット」はご覧になりますか?