「断崖」 - 2017.07.15 Sat
ジョーン・フォンテインの恋する乙女ぶり、あいかわらずの二枚目で通すケイリー・グラント。メロドラマ調の前半。
グラントがフォンテインのことを「モンキーフェイス」と呼ぶが、そんなに猿顔じゃないし…まあ、親しみを込めた愛称なのだろうけれど。
ネタばれ。
結婚してみたら、男は文無しだった!? (調べとけよ…恋は盲目か!?)
仕事に就いても不祥事で辞めていたり、友人が具合が悪くなっても冷たい態度だったり。
ついには夫と一緒にヨーロッパへ向かった友人が客死。

お金に困った夫。妻の保険金。
疑念が広がり、例の有名な、白く光る牛乳のコップの場面。
深く考えなければハッピーエンド、疑問をもてば、そうとも限らない。
原作がどうなのかを調べてみたが、これは原作どおりのほうがよかったと思う。
(7月15日)
SUSPICION
1941年 アメリカ作品
監督 アルフレッド・ヒッチコック
出演 ジョーン・フォンテイン、ケイリー・グラント、ナイジェル・ブルース、ヘザー・エンジェル、メイ・ウィティ
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 1941 RKO Radio Pictures
● COMMENT ●
犯行以前
この作品、最近BD化されてるんですよね。でもまだお値段が高いので、二の足を踏んでます(笑)
以前も書いたかもしれませんが、これを日本のテレビドラマに翻案したものを、かなり昔に観ました。配役は、若尾文子さんと江守徹さん。音楽は確かタンゴ調のもので素敵で、毎週楽しみに観ていた記憶があります。残念なのは、当時のドラマはビデオが残っていないということ。NHKでは「銀河TV小説」とかいう夜の連ドラの枠がかつてあって、海外サスペンスの翻案を結構やってました。その中で印象的だったのが、大空眞弓さん主役の「わらの女」。これも音楽が印象に残っています。ショーン・コネリーが演じた役は、昔「太閤記」で信長を演じたあの人(名前が出てこない。笑)
>ヒッチコックにしては、さほど面白くない。
いやぁ、私は好きですよ(笑)
ただ当時は、ケーリー・グラントが悪役なのは問題になったんじゃなかったっけ?
追伸
音楽は、なんと武満徹という豪華さ! つくづく今観られないのがもったいないし残念! このドラマをいまだに評価している人はいるらしい。
>又左衛門さん
若尾文子さんは好きなので、それは見てみたいところですね。
おっしゃるように、グラントが犯罪者の役をやるのは、まずいという話だったようで、昔のスターはイメージを大切にしたんだなあと思います。
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