「四月は君の嘘」 - 2017.08.03 Thu
ありがちな、お涙頂戴の悲劇なのかと。
いやだったのは、ぼくは君が好きだから。

前半の、自由に、はじけるように、ヴァイオリンを弾く、生き生きとした君を、自由に生きる君を、まぶしく見ていた、その感動と歓びは、かけがえのない時間だった。

ヴァイオリンの調べを聴いて、気持ちが高揚した!

審査員が審査しながら、独り言を喋らないだろうよ、変なの、と思っても、素晴らしいピアノを聴いたあとの聴衆が拍手するタイミングが遅すぎるだろうよ、と思っても、お母さんの稽古きびしすぎだろうよ、と思っても、おまえ(男の主役)ウジウジしすぎだろうよ、などなど、イケてない点が、いくらあろうとも、ぼくは君と君の音楽が好きだから、それだけで、いいんだ。かまわない。

人生は不公平だ。そして、映画なんかだと、不公平で哀しいほうが心に残るから、いけすかない。

10代でしか出せない若さと可愛さの魅力を、君は存分に見せてくれるよね。
そこが、すごい。

ヴァイオリンだって、ほんとに上手いように見える。それも、すごいよ。簡単にできることじゃない。
ほれぼれする。

ぼくもピアノを弾けたらなあ。一緒に弾けたらいいなあと思うよ。

また見るとしたら、演奏シーンを繰り返して見て、感動したいよ。

(8月3日)
2016年作品
監督 新城毅彦
出演 広瀬すず、山崎賢人、石井杏奈、中川大志、板谷由夏

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) 2016 映画『四月は君の嘘』製作委員会 (c) 新川直司/講談社
● COMMENT ●
こんにちは。
映画自体は面白かったのですが、アニメ版はもう観ないかなー。(^^;;
彼女を(酷)評価していた人たちに、なんらかの彼女を観直すようなシーンが欲しかったですね。ちょっともやもや感が。
>白くじらさん
まさか、前から病気だったとは。でも、だからこそ自分の好きなように演奏していたんだ、と納得してしまう…でも、いやだ! 悲しいのは嫌だ! とくに、すずクンなんだもの!
私には、なにをもって彼女を酷評するのか分かりませんがねえ…。
>fjk78deadさん
アイス食い続ける映画だと、おなか壊すか、冷え性になると思います。
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