「ワンダーウーマン」(1回目) - 2017.08.26 Sat
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で、お披露目済の、ガル・ガドット版ワンダーウーマン。
本作は、故郷での幼少期から始まって、戦いの訓練を経て、第1次世界大戦で活躍するまでを描く。

なにしろ、ガルさんのワンダーウーマンが似合うこと、似合うこと。プリンセスらしい高貴さ、凛とした魅力に、強さが加われば、これ以上、なにを求めることがあろうか、というものだ。
スパイのクリス・パインを助けて、大戦下の世界に行き、毒ガス使用を阻止しようとする。
序盤の、アマゾンの女戦士軍団と、ドイツ軍の戦いから、さっそく見応えあり。
弓矢と銃では勝負にならないのでは、と思ったら、そんなことはなく。
故郷セミッシラのパートでは、母であり女王のコニー・ニールセンさん、叔母であり将軍のロビン・ライトさんが、映画をしっかり支える。
大戦下の世界では、クリス・パイン演じるスティーヴの「秘書」役のルーシー・デイヴィスさんが、ユーモアを加える担当で楽しませてくれるし、マッド・サイエンティストにはエレナ・アナヤさんが扮している。
ワンダーウーマンと、作戦のためにスティーヴが雇った3人と、スティーヴ本人、以上5名で撮った記念写真は、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でも見られたもので、ちゃんと、つながっているなあと感心。
あの写真は、このときに撮ったものなのか!と思えるから、こういう場面を入れるのは素晴らしい。
(と書いたあとで、この写真そのものが「バットマン vs ~」に出ていたっけ?と、あいまいに思えてきたが。)

ダイアナ(ワンダーウーマン)は、戦いの神アレスが人間の姿を借りている、その何者かを倒してしまえば、戦争は終わると信じていた。しかし…。
人が、どうして争うのかは、これまでも、いろいろな映画で考えられてきたと思うが、本作はダイアナの気持ちに観客が同化しやすいので、そのあたり、感じるものが大きかった。
そして、終盤は泣けた。
泣かせるために、こんな脚本にしたんじゃないか? 安易というものじゃないか! もう!
とは思っても、泣けるものは、どうしようもない。
スティーヴの表情の、あの、「タメ」は出色。
こうしたことがあったからこそ、その後のダイアナの覚悟も違ってきたのだとわかって感動する。
エンドロールも、かっこいい。Siaがラビリンスとともに歌う“To Be Human”も流れて、また泣ける。
「フィフス・ウェイブ」のときに、彼女の歌声に痺(しび)れたものだが、映画の主題歌に、なんてハマる歌手なのだろうと、聴いていて感激するのだ。
町山智浩さんが、ウェブサイトで歌詞を訳されています。
次の彼女の活躍は11月23日公開の「ジャスティス・リーグ」となるようで、かなり楽しみ。

(8月25日 イオンシネマ 大井)
関連記事:「ワンダーウーマン」(2回目)
WONDER WOMAN
2017年 アメリカ作品
監督 パティ・ジェンキンス
出演 ガル・ガドット、クリス・パイン、ユエン・ブレムナー、サイード・タグマウイ、ユージーン・ブレイブ・ロック
参考:ワンダーウーマン|映画情報のぴあ映画生活
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
(c) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
● COMMENT ●
大絶賛ですね
>ノルウェーまだ~むさん
ガル・ガドットって、なんちゅう名前ですか!?と、はじめは思ったけど。
考えてみれば、弾も矢も、当たればいいわけですから。速さの違いは、どうなんでしょうね。
こんにちは
ガル・ガドットは本当にハマリ役で美しく、そしてかっこよかったです。
「ジャスティス・リーグ」での活躍が楽しみですね。
ところで、本日からTBをやめることにしました。
今までお世話になりました。これからはコメントのみでおじゃまいたしますので今後ともよろしくお願いいたします。
>yukarinさん
気にいると2回は観て、星は4つ以上で、マイ年間ベスト上位となりますね!
「ジャスティス・リーグ」は監督が違うので、どうなっているか。
TBはユニークな機能なので、なくなる傾向にあるのは遺憾なのですけどねえ…。世の趨勢ですか。今後もコメでお付き合いくださいませ。
繋がりも再確認
先にワンダーウーマンが初登場した『バットマンvsスーパーマン』も観ていたおかげか繋がりをちゃんと確認できましたし、ダイアナ=ワンダーウーマンの生い立ち諸々も分かったので見応えは自分もかなりありましたね^^純粋な正義感を持ったダイアナを通して、現代の戦争の複雑で愚かしい部分も改めて知った気もしますね。
>メビウスさん
そうそう、「バットマン vsスーパーマン」から、こういう繋ぎで来たか、と。
前回はゲスト的な出演でしたが、今回で魅力大爆発ですね!
彼女を通して、誰かをやっつけても戦争は終わらないのか、という認識がありましたから…。
見応えある作品でした。
こんにちは
他の人ならこうはならなかったし、
変にセクシャルな部分も出てきてしまってたように思います
この抜群のプロポーションながら健康的なのは
ある意味うらやましいを超えてるからの気がします
そして…
「KUBO/クボ」が見たいったらないこの頃。
サントラDL購入しちゃった!
>makiさん
がるー! なんか変な響きの名前ですけど、こんなにピッタリとは、キャスティングの勝利ですね。
がるる版ワンダーウーマン、いっぱい観たい!
「KUBO」は、いいですよー。3回め観てもいいかなー、字幕版で。全国のクボさんには家宝ですし(?)
ガドットはお気に入り女性の一人ですか
やはり ガルも ボーさんのお気に入り女優の一人になったようですね。
婚約されましたらご一報くださいませ。 ウェディングケーキ特大サイズで予約して送り付けてあげますから。
追伸 4月1日の エイプリル・フールでしたら ボーさんを撲殺しますのでご用心
>zebraさん
なんていいながら、すぐ忘れるかもしれません。
4月1日って、いったい何のことでしょうか。そういえば、まだ婚約してなかったかな…調べてみなきゃ!
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/3302-c5ca200e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
凛とした美しさがワンダーウーマンにピッタリでしたね~
私も最初は鉄砲と弓矢で勝ち目ないじゃん!と思っちゃいました。