読書記録(2017年8月) - 2017.09.02 Sat

「めまい」 ボワロー=ナルスジャック
ピエール・ボワローと、トマ・ナルスジャックの2人による作家名が、ボワロー=ナルスジャック。同様に映画化された傑作「悪魔のような女」(1996年の再映画化作品は傑作ではない)も彼らの原作。「めまい」の舞台は第二次大戦直前のパリで始まる(映画とは違う)。雰囲気が興味深い。ラストの違いが大きいが、原作、映画、どちらも強烈だ。(8月9日読了)

「夢幻花」 東野圭吾
会話文が多く、スイスイ読めて面白い。それが売れる秘訣のひとつでもあると思う。マリリン関連のことを書き留めておく。50年くらい前に亡くなったという有名な女優のことを調べる、若いカップル。マリリンに行き着き、映画は見ていないが、スカートがまくれあがる姿は思い浮かべる…。マリリンをほとんど知らない人は、そんなもんか。男は、彼女が亡くなったことが報道された新聞記事の小ささを見て、「一部の映画好きには有名でも、日本ではそれほど名前が知られてなかったってことだ」と言う。東野さん、それ、間違ってます! 名前、知られていましたよ! 一般紙というものは、今だって海外スターの訃報は、だいたい小さな記事の扱いでしょ?(8月17日読了)

「神の鉄槌」 アーサー・C・クラーク
メインの話に関係なさそうなことが、たくさんあって閉口した。ほとんど読み飛ばした。SF的な難しげな話には興味がない自分を発見。地球に衝突すると思われる惑星のルートを変えるため、宇宙船のクルーがどうするか。(8月28日読了)
● COMMENT ●
海外サイト顛末記
>又左衛門さん
WOWOWは昔の作品、少ないですし、月2000円台ですからね。映画だけではないにしても。
海外とのやりとりだと、設定できない原因追求も難しいですね。
「めまい」はヒッチコックです。原作どおり作ったらフランス映画っぽいだろうし、脚色が上手かったなあと思いましたねえ。
映画と英語
あの「2001年宇宙の旅」の原作者ですよね。
>WOWOWは昔の作品、少ないですし
それよりも、話題の作品が遅いですよね。版権とか翻訳に時間がかかるのか。
そしてその他の作品の出来が酷い。たぶん「一山いくら」で買ったと思われるようなB級がほとんど。NHKBSのラインナップも代り映えしない。儲かってるんだから、もう少し新鮮な作品を集めろよ!
>英語が理解できて
アクション系の作品は会話も少ないし、流れを観てれば大体分かります。
昨日見たスコセッシ監督の「沈黙」は元々長尺で、会話の部分が長いし、分からない単語が多いので、グーグルクロームを常駐させて翻訳しながら観ました。
篠田正浩監督の「沈黙」も好きですが、この作品も力作です。ストリーム配信だから、随時一時停止が可能。
そもそも海外サイトで観たいと思ったきっかけは、「氷壁の女」が日本ではDVD未発売なので、契約してまで観たいと思いました。どうしても突然観たくなる映画ってありますよね。観れないのならなおさら。
それで別のサイトでリクエスト書きました。NHKとスカパーでも書きました。しばらく待ってダメなら輸入盤も視野に入れようかと。
>又左衛門さん
WOWOW、放送時期は気にしていなくて、比較もしないのでわかりませんが、私は観たいものは映画館で、だいぶ観ていますからね。
私は50年代の美女スター出演の映画を、いちばん見たいわけですが、ほぼ見かけませんからねー。「ツイン・ピークス」終わったらWOWOWやめようかなんてことも。
エイガデエイゴ
なかなかありそうで見つかりませんけどねぇ。
でも検索してて、2つだけ見つけましたよ。朗報です!
一つ目は <classiccinemaonline.com>
ここは数は少ないですが、1930年代とか昔の映画が観れます。
もう一つが凄い! 白黒映画専門サイト
<bnwmovies.com> いずれも頭にWWW.をつけて検索してください。
サイレントからトーキーまで、かなり本数があります。いずれも無料。
ここには「イントレランス」や、ベラ・ルゴシのドラキュラや、ヒッチコックの「ウィーンからのワルツ」等々観たことないものばかり。ただし画質は期待しないでください。
アメリカの検索エンジンで<classiccinema,online>等と打ち込んでみたら、いくつかヒットすると思いますよ。要は「根気」です(笑) でも詐欺的なサイトも多いので注意してください。「努力するものは報われる!」です。
>又左衛門さん
見てみました。言語が充分に理解できないのが難点ですが、それでも見たいものがあれば、いいかもしれません。サイレント映画なら、少し読めばいいだけだから楽かも。
少し、探ってみます。
English in movies
アメリカの i Tunesショップのサイトで「氷壁の女」が9.99ドルで買えるというのを見つけて、クレジットカード番号まで書き込んで、「買う」という日本語のボタンを押したんですよ。そしたら途端に何故か日本の i Tunesショップに飛ばされました(笑) 要は日本のクレカはアメリカ国内では使えないということらしいです。いろいろ調べたら、ややこしい「裏技」があるらしいですが、まだやる気にはなってません。要はアメリカのクレカを持っていて、アメリカ国内の住所が必要だということ。もう21世紀になって何年も経つのに、不合理だと思いませんか?
さて、お知らせです。もうひとつサイトを紹介します。ここも完全無料です。
サイト名は「Go movies」
アドレスは、http://gostream.is
ややポップアップが頻繁に出て、偽ウインドウの警告も出ますが、とにかく無料で高画質の映画が楽しめます。BJさんのお好きなミュージカルも多数アップされていますのでお勧めです。リクエストも可能ですよ。
>又左衛門さん
私はアメリカのDVD買ったことありますが、マスターカードでOKでしたけど?
ありがとうございます。Go movies、ちょっと見ました。日本で公開中の「ベイビー・ドライバー」もあって、少し見てしまいました。ネットの映画環境、すごいですねえ。
ミュージカルはチェックしたいです。
ナイトギャラリー
ここは、映画だけじゃないんですよ。TVシリーズというか、20年以上昔に観たドラマの「ナイトギャラリー(邦題:四次元への招待)」を久々に楽しみました。このシリーズは「絵」をテーマに、様々なファンタジーというかサスペンスが魅力。日本では第1シーズンの2話のみ放送されました。1話目は巧妙なトリックで、死者が墓場から蘇ったかのように脅かす話。これ私好きなんですよ(
笑)。3話目は逃亡中の元ナチの戦犯が逃げ込んだ先は.....2話目のスピルバーグ担当作は公開されてません。
でもこの後にも、もっとドラマは続いていたんです。字幕はありませんが、なんとなく分かります。
私が最近ネット動画にはまっている原因は、従来の「予約して、録画して、ダビングして観る」というパターンが限界なんですよ。DVD+BDがすでに2000枚超えているはず。DVDケースに20ケースを超えてて、もう場所がない。映画はそのうち6割か7割くらいだと思いますが、検索するのも大変。
さて最近観た映画の寸評です。
【禁断の惑星】レスリー・ニールセンがどこに出ているのか、なかなか分からなかった。やっと最後に....別人だよ(笑)
【恐竜100万年】今冷静に観て....この時代にこんな美人の金髪の姉ちゃんがいるはずがない(笑)
【ライフ】思っていたほどの感動はなかった。あの子役はうまかったけどね。
インド版「山椒太夫」かな。
>又左衛門さん
ましてや、本当によほど気に入ったものでないと買ったりしませんね。
サイトなら、保管せずに、そのとき見て、またあとでも見られるだろうから、いいですね。
訂正
>又左衛門さん
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それでその比較的信用できそうなサイトで契約しようとまで思ったのですが....
8ドル/月で1年間の契約コースなんですが、テスト用のパスワードをもらったのですが、何故か不具合で設定できないのですよ。サポート部門にメールで問い合わせしました。勿論英語なので、グーグルクロームの翻訳ソフトにお任せです。アメリカのサイトだと思っていたら、ベルリンが本社でした。何回かやりとりしたのですが、向こうは自分たちは間違ってないから「やり直せ」の一点張り。私はもう100回くらいやり直しましたがエラーメッセージばかりでるのでへとへと。「最初からやり直せないならキャンセルしたい」と送ったら、キャンセルしましたとそっけない返事。呆れましたね。まるで事務的。
「めまい」ってあのヒッチコック作品の原作ですか?
実は私も「高所恐怖症」です(笑)