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2023-12

読書記録(2017年11月) - 2017.12.02 Sat

11月の読書記録。

わらし
「泣き童子」 宮部みゆき
副題は「三島屋変調百物語参之続」で、シリーズ3巻目。なかでは、表題作が断然こわい。(11月1日読了)

まぶぜ
「ドクトル・マブゼ」 ノルベルト・ジャック
映画にもなった小説なので読んでみた。怪人マブゼ博士に立ち向かう検事ヴェンク。わりと楽しめた。映画も見てみようか。(11月12日読了)

だまし
「ダマシ×ダマシ」 森博嗣
小川令子さん中心の探偵事務所メンバーの活躍。結婚詐欺を調査。Xシリーズ最終話なのが寂しいが、ほかのシリーズでメンバーの誰かが出てくるかもね。(11月17日読了)


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● COMMENT ●

デンゼル版 "任侠映画"(笑)

予備校講師の林修先生が言ってます。
 本を読まないで、ネットばかりやっている生徒の答案は、コピペばっかりで、結局は「自分の頭で考えない」からと。最近は電車の中で読書している人はちらほらですね。福岡でも東京でも。大多数がスマホにはまっている。でもネットの情報を妄信したらダメですね。嘘も多い。

さて、今観ている映画。まだ中途ですが、デンゼル・ワシントン主演の「イコライザー」。「トレーニング・デイ」の監督と再タッグを組んだ作品。私は「トレーニング・デイ」好きじゃないのですが(笑) ここでの邪悪なデンゼルは観たくない。
 主人公のデンゼルは、昼間はDIY店で働く寡黙な男。毎晩深夜に出かけるダイナーである若い娘と知り合う。彼は不眠症で、この店で読書するのが日課。今は「老人と海」を読書中。娘が問いかける。
「今どの辺を読んでるの?」「魚を釣っているところ」
 彼は100冊読破するのが目標で、現在91冊目。

 実はその娘が、ある組織に支配された娼婦だとわかる。或る晩客ともめて、組織からリンチされて入院。義侠心に燃えたデンゼルは、単身組織に乗り込んで、金を払って身請けを申し出るが断られて、その場にいた5人をあっさり始末した.....彼は元・凄腕のCIA工作員だった......

これどう見ても「タクシードライバー」ですね(笑) いゃ、この監督、高倉健さんが好きだったんじゃないかな。東映の任侠映画の影響を感じます。我慢に我慢を重ねて、遂に怒りが爆発する。デンゼルの背中に唐獅子牡丹のタトゥが彫られててもなんら不思議じゃない(笑)

 

>又左衛門さん

スマホでも、読むだけじゃなくて考えることはできそうですが、だいたいは、さらっと、ただ読むだけの時間つぶしで終わるのでしょう。ゲームをしていたら論外ですし(楽しい時間つぶしとゲームスキルの向上にはなる)。
映画の場合は、作品にもよりますが、考えるというより、情緒が豊かになるほうが大きいのではないかと思います。

年間(でしょうね)100冊はキツイです。私は月3冊ペースですから、その3分の1にしかなりません。

本に因んだ映画

私は「老人と海」は読んでませんが、スペンサー・トレイシーの映画は観ました。カジキマグロとの死闘、釣った魚をサメに食われるむなしさ.....「イコライザー」でのデンゼルも結末の悲しさは娘に教えました。それは老いの果てのむなしさの比喩かも分かりません。

>年間(でしょうね)100冊はキツイです
年間かどうかは判然としません。「生涯に読みたい本」の数の意味だと思いますが(たしか)

本がテーマの映画というと、トリュフォーの「華氏451」を思い出しました。
本を所有することが禁じられている近未来。本を個人が所有することが犯罪とは、焚書坑儒とか、ナチスによる書物の焼却を連想します。冒頭、消防車が登場しますが、火を消すのではなく、見つけた本を燃やすという皮肉。

 見つけられないように本を隠す工夫と、それを探し出す消防員との闘い。
ラストは、人里離れたコロニーみたいな場所で、一人一人が本一冊をまるごと記憶するという、昔本がなかったころの「口伝」ですね。これは面白く、かつ「ありえる」未来だとしたら怖い。

>又左衛門さん

あ、そうですね! 1年で100冊読もうなんてことはないですよね、あのキャラクターだと。
「華氏451」は記録によると1991年に見ていて、記憶なし(苦笑)。
なぜでしょうね。


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  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

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