読書記録(2017年12月)と総括 - 2018.01.05 Fri

「チップス先生、さようなら」 ジェイムズ・ヒルトン
映画になった作品なので選んで読んでみた。チップス先生が実直に教師として生きて暮らしていくなか、教え子たちは次々と戦死…。人生を描いて、いい作品。(12月1日読了)

「博士の愛した数式」 小川洋子
博士の家政婦として働く女性と、その息子と、博士の生活。数学の部分はそんなに難しいものは出なかった。数学書じゃないんだから当たり前か。あったかい、いい話。(12月7日読了)

「モリアーティ」 アンソニー・ホロヴィッツ
ホームズとモリアーティが滝に消えた後の話。アメリカのピンカートン探偵社のフレデリック・チェイスと、スコットランド・ヤードのアセルニー・ジョーンズ警部が共同で犯罪集団の捜査を。(12月18日読了)
2017年に読んだ本を36冊、順に並べてみる。
「帰蝶」 諸田玲子
「人間心理のふしぎがわかる本」 清田予紀
「ねじの回転」 恩田陸
「スキン・コレクター」 ジェフリー・ディーヴァー
「トライアウト」 藤岡陽子
「美女と野獣[オリジナル版]」 ガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ
「過ぎ去りし王国の城」 宮部みゆき
「メアリー・スチュアート」 アレクサンドル・デュマ
「サナキの森」 彩藤アザミ
「浴室には誰もいない」 コリン・ワトスン
「バカの壁」 養老孟司
「シャーロック・ホームズ 絹の家」 アンソニー・ホロヴィッツ
「密室 本能寺の変」 風野真知雄
「ジョイランド」 スティーヴン・キング
「トライアングル」 新津きよみ
「存在感のある人」 アーサー・ミラー
「高丘親王航海記」 澁澤龍彥
「マリリン・モンロー 最後の年」 セバスティアン・コション
「知れば知るほど面白い 人間心理の謎がわかる本」 清田予紀
「箱の中の書類」 ドロシイ・セイヤーズ
「トラウマ映画館」 町山智浩
「めまい」 ボワロー=ナルスジャック
「夢幻花」 東野圭吾
「神の鉄槌」 アーサー・C・クラーク
「美女ありき」 川本三郎
「捜査官ガラーノ」 パトリシア・コーンウェル
「横濱王」 永井紗耶子
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 スコット・フィッツジェラルド
「χの悲劇」 森博嗣
「淑女怪盗ジェーンの冒険」 エドガー・ウォーレス
「泣き童子」 宮部みゆき
「ドクトル・マブゼ」 ノルベルト・ジャック
「ダマシ×ダマシ」 森博嗣
「チップス先生、さようなら」 ジェイムズ・ヒルトン
「博士の愛した数式」 小川洋子
「モリアーティ」 アンソニー・ホロヴィッツ
誰も気づいていない(気にしていない)と思うが、和物、洋物と、ほぼ交互に読んでいる。和物のほうが読みやすくていいのだが、和物ばかりになる「偏(かたよ)り」を避けたいのが理由。
ノンフィクションは、ほとんど読まず、小説を好んで読んでいる。単に、おもしろいから。
洋物は図書館で何を借りたらいいのか迷うことが常で、推理系や映画関係のものが多くなる。純文学ものだと難しかったり長かったりして敬遠してしまう。
書名を並べて、著者名を見てみると、案外バラエティに富んでいるので驚く。
月に3冊のペースだった。1月だけ2冊だったが、6月に4冊読んで、帳尻を合わせた形に。
3冊×12か月で、36冊。電車通勤の帰り道のみでは、それで精一杯。読書せずに、音楽を聴いたり、スマホで映画感想を書いたりしている日もあるし。
昔のように、1冊で1記事にするパワーはなくなって、しかも、ほんの短い文しか書いていないが、記録としては残るからいいかというわけである。
今年も、同じペースで行けたら、いいなあと思う。
● COMMENT ●
>まおさん
そういう時間がある、ということで…でも、部屋の片付けとか、やりたいんですけどねえ。好きなことしかしない…。
今年もよろしくお願いいたします!
スマホ中毒者の群れ
相変わらず、車内では「まるで儀式のように」スマホに向かう人々。彼らの関心はスマホの中にしかないんでしょうか? 本を読んでる人なんて滅多にいません。
私はスマホも携帯も持ってないので、眼をつむり寝たふり(笑)
BJさんの読書量には、本心から敬服いたします。
最近、キンドルやらコボやら、電子本みたいなのが増えてますが、BJさんはどう思いますか? 私はする気にならないです。まず「目に悪そう」というのがあります。そしてあれは「使用権はあるが所有権はない」らしいということ。紙の本は買えば自分の物ですが、電子本は違うらしい。消えたら終わりです。残念なのは、電子本でしか読めないものがあるという点。確かに紙の本の出版は金がかかるからでしょう。だから昔の有名なミステリーなどは増刷されないんですよ。殆どが絶版です。新訳とかしか出ない。
私は年末にクリスティの「三匹の盲目のネズミ」が読みたくなって、ネットで探しました。手持ちの文庫本が「ヤケ」過ぎで読めないからですが、ヤフオクで程度のいい古本を手に入れました。
「チップス先生」と「博士の愛した数式」はどちらも映画で観ました。
「チップス先生」はもう随分昔。ピーター・オトゥールとペトゥラ・クラークだったかなぁ。好きな映画でした。「博士の愛した数式」は、寺尾聰が特殊な能力の数学者を演じ、吉岡秀隆君が過去の先生を生徒たちに語るという形式でしたが、いい作品という印象。どちらもなんだか観終わって「ホッコリ」したところが共通点かな....
>又左衛門さん
私がちらっと横目で見るかぎりでは、ゲームをしている場合が多いですが…。多くは時間つぶしですよね…。
作家の森博嗣さんは、「すべての面において電子書籍の方が読みやすい」と著書のなかで言っています。目の健康についてはどうなのか分かりませんが。
私は、まだ電子書籍には手を出していませんが、どうしても読みたいものが、そこにしかなかったら、読むかもしれません。
本を買って置いておくスペースは、部屋の中に取りたくないです。(狭いですし。)
「チップス先生」の映画は見てみたいですね。ミュージカルだとか聞きました。
少し遅くなりましたが
僕の場合は異常に古い本ばかり読んでいますが、外国のものと日本のものを交互に読む姿勢は非常に近いですね^^
>「めまい」 ボワロー=ナルスジャック
これは一昨年初めて読みました。映画とかなり違ってビックリ。
ヒッチコックは、原作と同じように作るのが大嫌いですけれど、原作者はヒッチコックに作ってもらいたくて書いたという噂がありますよね。
>「チップス先生、さようなら」 ジェイムズ・ヒルトン
これも何年か前に読み、なかなか良いと思いました。
映画版は戦前版も戦後のミュージカル版もどちらも滋味溢れる素敵な作品でしたよ。戦後版は比較的簡単に観られると思うので、おすすめ。
>電子書籍
本体以外には一円もかけず、kindleを4年くらい使っています。布団に入って寝る前に読みます。眼にはそれほど悪くないように工夫がされているようです。
今年に入って調子が悪く、壊れる前触れかとヒヤヒヤしているのですが。
>オカピーさん
日本のみ、外国のみ、になってしまうのはイヤだなあと思いまして。外国といっても、たくさんあるのですけど、各国にまでは手が回りません。
「めまい」は読んでみて、まず、映画との違いを感じてしまいますが、おもしろかったです。逆に、映画でどのように変えていたのかが興味深くて。
「チップス先生~」は、ペトゥラ・クラークさんが出ているというから、やはりミュージカルなんですね。最近、レンタルをほとんどしないので、なかなか見られないとは思いますが…。
電子書籍、やるなら、まずハードを入手しないとですね。
読めるもののラインナップをチェックできれば、その気になるかもしれません。
今年もよろしくお願いいたします。
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今年もよろしくお願いいたします(^.^)
映画と共に本もコンスタンスに読んでいてステキです、見習いたい!