「早春」 - 2018.01.21 Sun
青臭い童貞のころ、民放テレビ局の1時間半の映画劇場で見て、衝撃的だった。
ラストシーンが記憶に残ったのだが、全体に、うろ覚えでしかない。
2010年ごろからWOWOWで二度(?)放送したが、見逃したか、一時解約していたときだったか。
プールで、ああなること。
年上の、若い、きれいな女の人に恋心を抱く少年の話…。
そんな記憶。

ジェーン・アッシャーさん、いい。かわいくて、したたかで。
名前もいい。ジェーン。アッシャー。なんだか、ぴったり。なにが、なのか解らないが、ぴったりだ。
「アッシャー家の崩壊」なんて話が、あったっけ。
ポール・マッカートニーのガールフレンドだったらしく、ポールのつくった初期ビートルズ時代のラブソングに込められた思いに彼女が貢献していたとしたら、彼女には感謝したいところだ。
ただし、本作のときには、すでに別れたあとである。
今回、映画館での上映。
マイク少年の年齢は15歳。そんなに若いんだ。
プールとお風呂がある店って、いったい何だ? あらすじなどには「公衆浴場」と書かれているが、プールもある。15歳で働けるんだ。
同僚になったのが、先輩のお姉さん、23歳の美人スーザン。
このシチュエーションで、惚れるに決まってる。彼女に婚約者がいたって、好きな気持ちを抑えきれずに突っ走る。

ストーカーまがいの行動、彼女の対応、終着点はプールの奥底(原題)へ。
エロスと衝撃の二重奏は、いま見ても、頭にガンとくる。
ましてや、ガキンチョのときに見たらトラウマになりかねない。(町山智浩氏の「トラウマ映画館」でも取り上げられているくらいだし。)
もっと載せたい画像はあるが、エロいし、ネタばれなので、やめておく。
観た直後のツイート。
『恵比寿ガーデンシネマで「早春」を観た。私が物心ついた頃に見て以来、見たかった幻の映画ナンバーワン、やっと全体像を認識した。10代のガキには衝撃だったのがわかるわ、これは。』
(1月13日 YEBISU GARDEN CINEMA)
DEEP END
1970年 イギリス・西ドイツ作品
監督 イエジー・スコリモフスキー
出演 ジェーン・アッシャー、ジョン・モルダー=ブラウン、ダイアナ・ドース、ルイーズ・マティーニ、エリカ・ビアー、アニタ・ロックナー
参考:早春〈デジタル・リマスター版〉|映画情報のぴあ映画生活
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
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● COMMENT ●
やっぱり衝撃的なんですか。
映画館でご覧になって羨ましい。
トラウマになりたいおばさんでも観ていいですか?w
>pu-koさん
DVDにもなっていなくて、本当に幻だったのですが、3月にディスク発売のようです。米国では出ているのでは?
え、おねえさんでは? ぜひ、トラウマトラ子になってください。
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