「不屈の男 アンブロークン」 - 2018.02.15 Thu
はじめの爆撃機のシーンなどは、昔テレビドラマで爆撃機隊のものを見たっけ、と思い出したりして面白く見た。
ネタばれあり。
長距離選手としてベルリンオリンピックに出場し、次の東京オリンピックを目標にしながら、日本との戦争に加わらざるをえなくなった運命は、なんとも皮肉といえる。

海洋まっただ中に不時着し、それからの漂流が長い。
実際がそうだったのだろうけれど、リアルに真面目につくっている。
アンジー監督、真面目すぎない?
捕虜になったときの、痩せ細り具合の、すさまじいこと。まさか、CGで作っていないと思うけど。
日本軍の収容所司令官が、主人公をいじめる、いじめる。
主人公、負けない。これが、不屈の男。
なんで特定の人をいじめるのか。理由はわからない。不屈の者を、くじけさせたいのかな?
スポーツ選手として頑張り、太平洋を漂流して頑張り、捕虜になっても頑張り…。
司令官が昇級、転属になって、ほっとしたのも束の間、主人公も収容所を移ると、なんと、そこの司令官が再びヤツだった、という、笑っちゃうくらい、ひどい話。
終戦後、主人公が日本に来て、長野オリンピックの聖火ランナーをつとめたときの映像が流れる。道端の日本人の笑顔や拍手。
戦争でなければ、こんなに仲良くできるのだ。
ただ、戦争か、そうでないかの違いだけで。
(1月30日)

UNBROKEN
2014年 アメリカ作品
監督 アンジェリーナ・ジョリー
出演 ジャック・オコンネル、ドーナル・グリーソン、MIYAVI、ギャレット・ヘドランド、C・J・ヴァルロイ
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)
(c) 2014 UNIVERSAL STUDIOS
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