「パシフィック・リム:アップライジング」 - 2018.04.17 Tue
前作は、夜間や海中での戦いが見にくくて、今度は昼間の戦いが多いらしいので見やすいのでは?
と思って観てみたのだが…。

見やすいことは見やすいが、なんというか、「軽く」なってしまった気もするのであった。
「ライト」。「明るさ」が「軽さ」も呼んだか。
そういう気分で「パシフィック・リム」を振り返ってみると、戦闘シーンが暗いのばっかりじゃん!と不平を言っていたのは間違いであり、見にくいギリギリで、ズンズンと戦うのが、重々しさとカッコよさと、一種の神秘を生み出していたのか!?と気づかせてくれる。(実際「パシリム」は大好きなのである。画面が暗かろうが何だろうが。)
こうなると、外見は「トランスフォーマー」と、あんまり変わらない印象にもなってくる。「パシリム」は、中に乗り込んで、ふたりで操縦している、という違いはあるから、あくまでも、外からの見かけ上の話だが。
それに、前作の主役級功労者を、いとも簡単に葬り去るのは、どうなのか? ねえ?
それに、中国企業(またか!)の女社長に「キングコング:髑髏島の巨神」でも見たジン・ティエンさん(またか!)。同じ「レジェンダリー・ピクチャーズ」製作だから、同じ女優さんなわけ? 専属なの?
前作の凸凹研究者コンビ、ニュート&ハーマン(チャーリー・デイ、バーン・ゴーマン)が登場するのは、うれしい。
ニュートはなぜか、くだんの中国企業に就職していて、これが後々、重要な意味をもってくる。
最終決戦は、ニッポンの…なんだけど、なぜか目的地ではない東京にカイジュウは上陸している。ビルヂングを壊し放題で、誰が弁償するんですかっ!?
(4月15日 イオンシネマ 大井)
PACIFIC RIM UPRISING
2018年 アメリカ作品
監督 スティーヴン・S・デナイト
出演 ジョン・ボイエガ、ケイリー・スピーニー、スコット・イーストウッド、ジン・ティエン、菊地凛子
参考:パシフィック・リム:アップライジング|映画情報のぴあ映画生活
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)

自分でロボットをつくっちゃう少女
(c) Legendary Pictures/Universal Pictures
● COMMENT ●
こんにちは
>yukarinさん
明るいところでロボットバトル、というと「トランスフォーマー」と一緒やん!?となりますよね。
わざわざトーキョー壊しに来るなや、と。見せ場としては、いちばんですから、しょうがないけど。
こんばんは~☆
>なぜか目的地ではない東京にカイジュウは上陸している。ビルヂングを壊し放題で、誰が弁償するんですかっ!?
まったく同意見。
彼女はさ、葬っちゃダメですよね。前作で子供時代からのトラウマと復活を丁寧に描いて、この映画のファンにとっては大きな存在なのにって思います !
なんか納得できないものを感じましたが、富士山に行くのに、東京に上陸は仕方がない事なんですよね^^。リアルに山梨に上陸してブドウ園をつぶして背中が紫に染まっても、あまり迫力がないですもの。それに山梨に上陸したら、静岡が怒るかもしれないし(笑)
いろいろツッコミどころがありますが、また続編が作られたら、また見に行くと思います、私。
>kiriyさん
そうなんですよー。前作の中心人物を! それによって、(弟の)ボイエガ君が発奮したのかといえば、それほどでもない(ように見える)し、まったく意味なし! 総指揮官になっていてもおかしくない。
東京のビルを壊すのが、見栄えがいいのはわかります。監督、ウルトラマンのファンらしいから…(ん? 都会で戦ってたのは、むしろ少ないのでは?)
上陸問題は、3体いたから、1体は山梨でぶどうをつぶし、1体は静岡でお茶を飲み、あとは間違って沖縄あたりで島唄を歌ってくる、というふうに分けとけばいいでしょう。
見た目も軽い
『軽い』印象を持ってしまったのは次世代イエーガーのフォルムも要因の一つかもしれませんね?前作のイエーガーは巨大な人型兵器って感じの重量感が凄い出ていましたけど、本作のジプシー・アベンジャーらはなんといいますか・・・アスリートみたいに無駄をそぎ落としている、そんな引き締まったフォルムのようなものが多かったので、そういう見た目の軽さも目立っていたかなと思いましたね^^;
・・・と指摘しつつも、パシリム大好きっ子な自分はそんな新世代イエーガーのマッシブな外見も大好きなのでしたw
>メビウスさん
ああ、形! あんまり考えてはいませんでしたが、印象として、自然と脳みそに影響はしていたのでしょうね…。
まあ、前作と比べちゃうのは良くないのでしょうが、どうしても、思ってしまうのでした。
でも、また観たい気もしますし、気楽に観たら楽しめるんじゃないかと。もしかしたら、もう一回映画館に行ったりして。
前作の重々しい、それが故に飛びそうにもないイェーガーがジェット推進みたいにムリムリ飛んだらもっとかっこよかったでしょうな。
>fjk78deadさん
こんばんは
それだけでなんか私のパシリムとはかけ離れてしまってる感じ
あの武骨でゴツゴツした「ロボットです」感が良かったのに、
なんかシャープになって仲間までたくさんいて、
トランスフォーマーに出てきそうなロボットまでいて。
私も確かに軽さを感じました。話の展開やロボットに。
そういう意味では、夜だと暗すぎるし、昼間だと軽すぎるしで、夕方の戦闘がベストだったのかもしれませんね
>makiさん
多少、不器用にでも、ドシンドシンと行ってほしいですよね。
やっぱり、作者が違うと作品も違ってくるのがよく分かる例だなと思いました。
もう一回、デル・トロにつくってほしい気もしますが、もうナシかな…。
こんばんは。
それに…そう、重みがないんですよね。
恐ろしく巨大なロボットと巨大な怪獣が戦っているはずなのに、残念でした。
スマートなイェーガーが存在するのは、それはそれでいいとは思いますが、見せ場の一つであって、やっぱり重みのある戦闘が観たかったです。(^^)/
>白くじらさん
重みは大事です。私は重みを減らしたほうがいいのですが、イェーガーは重いほうがイエーガー!といいますからね。
3作目やるならデル・トロ、デル・トロでお願いします!
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最終決戦は楽しめましたが、東京と富士山にはつっこみどころ満載でした。