「ROCK YOU![ロック・ユー!][エクステンデッド版]」 - 2018.07.31 Tue
平民では参加できない馬上槍試合に、身分を偽って出場して、のしあがり、恋の戦いも同時進行だ!
以前、この映画、気にいるんじゃない?とオススメされながら、見る機会がなく、WOWOWでようやく、しかも、いきなり[エクステンデッド版]だ。
どの部分が追加されたのかも分からないが、2時間24分の長さ。でも、それほど苦じゃない。おもしろいから。

これが馬上槍試合だ!
最初の試合のときに、いきなりクイーンの「ウィー・ウィル・ロック・ユー」が流れる。試合待ちの観客たちが歌い、手をたたく。マジ? 中世なのに。
オープニング・クレジットが出るタイミングで歌が入ったともいえるし、このセンス、気に入った。なんじゃこりゃ、と思う人も必ずいると思うが。
(とはいえ、クイーンの曲が流れるのは、あとはエンド・クレジットまで待たねばならぬ。)
若々しいヒース・レジャー。まだ21歳か22歳のとき。役柄のとおり、真っ直ぐで好感度高く演じている。もっと活躍する姿を見たかったと、本作を見て改めて思った。
ポール・ベタニーは、素っ裸で何度も登場(笑)。作家のチョーサーの役で、ウィリアム(ヒース・レジャー)のために偽の血統書を作り、試合時に観客にプレゼンテーションをする(主人である騎士の紹介をする)という、印象的な、目立つ役柄。(ちなみに原題はA KNIGHT'S TALE〔騎士の物語〕で、チョーサーの「カンタベリー物語」のなかにTHE KNIGHT'S TALEがある。)
ウィリアムの元からの仲間ふたり、ローランド(マーク・アディ)とワット(アラン・テュディック)のキャラクターも、しっかりしている。
悪役ルーファス・シーウェル、騎士であり、しかし実は…のジェームズ・ピュアフォイも良し。

左がベレニス・ベジョさん。右がシャニン・ソサモンさん。
女性陣も、ウィリアムあこがれのシャニン・ソサモンさん、鍛冶屋で後に仲間になるローラ・フレイザーさん、そしてシャニンさんのお付きの女性クリスティアーナが、なんと、ベレニス・ベジョさんなのだった!
監督のブライアン・ヘルゲランド、名前は聞いたことあるなあと調べたら、脚本家として「L.A.コンフィデンシャル」とか「ミスティック・リバー」などに関係しているんですねえ。たまに監督もしているようで。
夢は叶う! 身分が何だ! 頑張れば周囲の人間に恵まれる!
調子よくいって、笑って、気分よくなって、恋に不器用でドキドキして、どうなるかと思いながら、今度はピンチになって落ち込んで、もうダメかと絶望しそうになって、また盛り返す。
そう、そういう「物語」があっていい。楽しんで感動して泣きたいんだ、こっちは。
でも…エンド・クレジットのあとの「おまけ」は苦笑。なに、それ! かっこよく決まったあとの照れ隠し?
(7月29日)

A KNIGHT'S TALE
2001年 アメリカ作品
監督 ブライアン・ヘルゲランド
出演 ヒース・レジャー、ポール・ベタニー、ルーファス・シーウェル、シャニン・ソサモン、ローラ・フレイザー
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
(c) 2001 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
● COMMENT ●
とても好きな作品
>makiさん
ロック・ユーで応援って、いまでもスポーツ会場でやって似合いそうですよね。どこかでやってるかもしれないし。
やはり、クイーンの(フレディの?)カリスマ性はすごいです。
ベタニのお尻、見放題でしたね! あんなに賭け好きだと、今後も裸になり放題なのでしょうねえ。
お父さんと会ったり、身分がばれたりする後半は、感情をゆさぶられましたよ。
これでヒースにノックアウトされました
エンドロールでは、歌いたかったでーす。(笑)
サントラはすぐ買ったし、DVDも買いました。
夏にピッタリですね
やっぱり映画は見て元気になれる作品が好きです。彼らを見ていると、自分も頑張ろうという気持ちになれますよね。
作家さんやヒロインたちも魅力的でした。
最後のおまけは忘れてしまったけど、ロック・ユーの歌が流れる冒頭は今でも目に浮かびます!
>風子さん
公開時は、まったく記憶がないです。2001年…ヒースも、まだ駆け出しの頃なんでしょうね。
映画館で観られたとは、すばらしい!
お気に入りの映画に出会えるのは、幸運なことですよねー!
>宵乃さん
客観的に考えると、ちょっと長い気もしますが、夢や冒険や仲間や恋や、いろいろと楽しいです。
最後は…おなら合戦(?)やってるんですよー。
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えっ!?これ中世の話だよね?と心つかまれますよねー(笑)
更に、ベタニ好きには嬉しい裸ばかりの演出!(笑)
ヒース・レジャーは若くかっこよく爽やかに描かれてるし
これ、嫌いな人はあまりいないんじゃないかなー?
おすすめされてたんですね。
たまにはこういう爽やかな作品もいいですよね!心が洗われる
クイーンの曲がやはり影響力強くって、
一緒に手をたたきたくなるんですよね~^^