読書記録(2018年9月) - 2018.10.04 Thu

「本屋さんのダイアナ」 柚木 麻子
2015年本屋大賞第4位。8月にも本屋大賞受賞作の「桜風堂ものがたり」を読んでいて、本屋大賞だから本屋ネタの内容は受けるのかなと思ったが、こちらのほうが私は好きだった。ふたりの女の子が、子どもの頃からの友だちどうしで、ひとりは本屋に勤めるわけだけど、ふたりの関係が蜜月だったり、離れてしまったり、彼女たちの生き方が生き生きと描かれて好感度大。すばらしい。(9月7日読了)

「チョコレート工場の秘密」 ロアルド・ダール
映画で観ましたね。だいたい同じ話だったと思うけど、イボダラーケ・ショッパーとか、バイオレット・アゴストロングとか、訳者の柳瀬尚紀さんによって、子どもの名前が意訳されている。(9月17日読了)

「暗幕のゲルニカ」 原田 マハ
2017年本屋大賞第6位。ピカソの「ゲルニカ」をめぐる骨太な物語。ピカソが「ゲルニカ」を制作した当時の話と、展覧会に「ゲルニカ」を展示しようと奔走する女性を描く現代の話が並立する。(9月28日読了)
● COMMENT ●
怪我の功名
>又左衛門さん
うちも、いろいろ捨てたいです。1年間ほども見ないものは多分、不要だと思うのですけど…。
西郷どん、言われてみれば、目が。有名な絵では、デカ目ですからね。大村の絵(写真?)は、やたら頭がでかくて、信じられないです。脳みそデカくて頭がいいとは限らない気もしますが。
ロアルト・ダール
Wikiで調べると、「007は二度死ぬ」と「チキチキ・バンバン」の脚本も書いてたんですね。イアン・フレミングと友達だったとか。
一昨年観た「素敵なウソの恋まじない」。
ジュディ・デンチとダスティン・ホフマン共演のほっこりするコメディ。この原作もダールだったんですね。これ未見ならお勧めですよ。
最近の映画って、やたらドンパチ、ドンパチの殺伐たる作品が多い中で、一見「時代遅れ」にも感じる、ゆったりした時間の流れ。これがダール作品の持ち味だと思います。
「チャーリーとチョコレート工場」だって、文明批判みたいな部分も感じますし......
>又左衛門さん
「恋まじない」はテレビムービーのようで、まったく知りませんでしたが、機会があって観る気になれば。
007は二度死ぬ
と言っても、アクションシーンじゃありません。
当時の銀座から徒歩で(!)蔵前の国技館までボンドが歩きます。国技館の支度部屋に着くと、何故か当時の横綱佐田の山関が待っていて、"This is your ticket"とセリフをしゃべり、チケットを渡します。後ろには、大鵬や柏戸の姿も見えます。貴重なフィルムですよ。
大相撲を一番だけ観戦します。当時の琴桜対不明力士。審判席には初代・朝潮の姿も。国技館を出て、2000GTでホテルに向かいますが、当時の都電が走ってますね。
>又左衛門さん
当時の風俗や人物がフィルムに残っているのは貴重ですね。
初期の007は主題歌も記憶にあって、そこもまた、いいんです。
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さて唐突ですが、先月末冷蔵庫を30年ぶりに買い換えました。もう何年も前から、買い替えなくてはと思っていたのですが、遂にビールが2日冷やしても冷えなくなったので決断。躊躇していた理由とは、我が家の通路が狭いので新旧の入れ替えの際、どうやって冷蔵庫を通すか、悩んでいたのです。原因は大きな本棚が二つあって、通路が余計に狭くなっています。また最近の冷蔵庫は大型化しています。一週間かけて本棚の中身を出してダンボールに詰める。本や雑誌類、DVDにBD。いらない落語のカセットや漫画本を捨てる。これらがゴミ袋に七つになりました。私久々の断捨離です(笑) でもお陰で、長年行方不明だった「オーヘンリーのDVD」が出てきましたよ!
大河ドラマ「西郷どん」の影響で、昔読んだ司馬遼太郎や津本陽の文庫本をまた飛ばし読みしてます。鈴木君の西郷で不満なのは「目がちっちぇえ」点(笑) 体格は申し分ないんだけどねぇ... 津本氏の本は「巨眼の男」と「龍馬」。
先日の回では、こぶ平の大村益次郎が出てきましたね。こちらは司馬さんの「花神」があり、大河にもなりました。この時は、今は亡き中村梅之助さんが演じました。この総集編をちらっと観ました。この大村益次郎は頭がでかかったそうです。俗にいう「才槌(さいづち)頭」。