読書記録(2018年10月) - 2018.11.06 Tue

「遠い山なみの光」 カズオ・イシグロ
「わたしを離さないで」「日の名残り」の作者、デビュー作にして王立文学協会賞受賞作。訳者あとがきによると「理想などとは無縁のまま薄闇のなかで手探りでうごいている」「薄明」などと表現されていて、雰囲気としては、そんな感じ。日本の戦後、ある女性たちの生き方を描いていて、原文は英語なのに、うまく訳してあるとも思った。(10月10日読了)

「星の子」 今村 夏子
2018年本屋大賞第7位、第39回野間文芸新人賞受賞作。ちょっと不思議な両親だなとは思って読んでいたけど、新興宗教かぶれとは気づかなかった。にぶいのかワタシ、たぶん、そうだな。本屋大賞ベスト10では、はじめて、たいして面白くないと感じたが、お話として結果がはっきり出ていないせいだろう。映画でも、日常をただ描写するだけみたいなのは、あまり好みじゃないから。でも、味があるのはわかる。(10月17日読了)

「007 逆襲のトリガー」 アンソニー・ホロヴィッツ
イアン・フレミング財団公式認定。ホロヴィッツは、シャーロック・ホームズの新作も手がけ、今度はジェームズ・ボンドだ。しかも面白かった! F1レースに出たり、ロケット打ち上げに関する陰謀を阻止したり。ボンドガールといえる女性も3人? 「ゴールドフィンガー」に出ていたプッシー・ガロアも序盤にボンドとからむ! 著者は007の2作目も依頼されたようで、楽しみ。(10月26日読了)
● COMMENT ●
秋深し......
>又左衛門さん
トーナメント戦決勝のホークス対カープ(リーグ優勝チームではないので私は「日本シリーズ」とは認めません)、柳田のサヨナラホームランだけは、かっこよかったです。狙って打つのがすごい。まあ、山川も似たようなものですけど。
工藤だって、ライオンズ出身なんですけどねえ…。
日米野球、ちっとも知りませんでした。久しぶりな気がします。
「日の名残り」は、ずいぶん以前の映画という印象になってしまいました。
007は公認ですね。映画にしてもいいじゃないかと思いますよ。
理不尽な仕組み
わかりますよ。その気持ち。
数年前までのホークスがそうでしたから。
CSが始まってからというもの、この「理不尽さ」を最も味わってきたのが、ホークスとホークスファンなのは皆さんご存知でしょう。長年我々は苦しめられてきたんですよ。
最大の問題点は「リーグ優勝の価値が貶められている」ということ。これはまぎれもない事実。彼らは一体何のために汗水たらし、歯を食いしばって戦ってきたか。
でも来期以降もCSはなくならないでしょう。この短期決戦を乗り越えるための戦いをしなければだめなんですよ。「普段通りの野球」じゃダメなんですよ。
昨夜の侍ジャパン対台湾戦。ご覧になりましたか?
台湾はピッチャーも打線も侮れないです。先発投手もいいし、打線は皆すごいスウィングしますね。日本は8回まで1安打に抑えられ、5失点。9回になんとか打線が繋がりましたが1点差で敗戦。今日からの日米野球、大丈夫か?
そしてこの時期。戦力外選手の通告。
摂津に五十嵐、寺原、城所....摂津はコーチへの勧誘を拒否したとか。
11/13にトライアウトあります。今年はホークス担当で、筑後のハマスタで。
>又左衛門さん
他の競技でも、敗者復活戦なんてのがあった記憶があるので、まあ、勝手にやってくれという気もしますが。
MLB対虚人、見ていませんが、スコア見ると虚人は知らない投手を続々と出していて、勝負よりも経験させる試合ですかね。そんなのでいいんでしょうかね。
メジャーリーガーの意地
巨人の若手にも有望株はいるということですよ。ただリーグ戦が始まると、目先の一勝にこだわりすぎて、なかなか若手を使おうとしない。特に今度また原が復帰したのでなおさら若手には「超・狭き門」。或る程度我慢して使わないと、若手は育たない。日ハムに移籍して大活躍している、大田泰示を見れば分かるじゃないですか。使わないから育たないんですよ。そして他球団の選手を欲しがる。でもその時はその選手のピークで、後は力が落ちる下り坂なんですね。
侍ジャパン対MLBオールスターズの戦い。
1試合目は柳田のサヨナラ弾で劇的な勝利。2試合目はジャパンの圧勝。
でもさすがに3試合目はMLBも意地を見せました。ドームの天井に2回もボールを当てるとか、さすがにパワーは凄い。しかも新人王候補が2人も来てます。
メジャーの「動くボール」に対応できる力をつけないとね。山川もやっとヒットが出ました。
>又左衛門さん
秋山、柳田はさすが。山川も、ドンドコ打ってほしいですよねえ…。源田やら出まくっててライオンズファンとしてはうれしいですね。
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さて、日本シリーズもあっけなく終わりました。
はっきり言って、西武ライオンズのほうが怖かったです(笑) ピッチャーは広島の方が上ですけどね。中継ぎも抑えも。でも広島の打線は怖くはなかった。去年のDeNAの打線は怖くてね。先発投手陣も良かった。
個人的には、第1戦の延長・引分が一番良かった。ハラハラドキドキでね。
ホークスファンの一人としては、これでまた「工藤を首にできなくなった」というのが正直な感想。そろそろ小久保か秋山に監督して欲しい。
とにかく「工藤の欠点は、頭が固い」点に尽きる。初回から送りバントに、相手投手が右投げなら、1、2番は左バッター。逆なら右バッター。選手の状態は無視ですよ。いわゆる「左右病」。前夜の試合でホームラン打ってもスタメン入りは保証されない。ありえないでしょ?(笑)
明日から今度は日米野球ですよ。もう11月だというのにね。選手たちも休む暇がない。
さて話題がそれましたが。
「三国志」も赤壁の戦いも終わり、後半に入っています。でも吉川版の原作を熟読しているわけではありません。あくまでも「飛ばし飛ばし(笑)」。人形劇の登場人物は原作より大幅にカットされてます。
カズオ・イシグロさんて、私と同じ長崎市出身なんですね。「日の名残り」の映画も見てませんねぇ....ちなみに私の誕生日は読書週間の始まりの日なんですけどねぇ.....(笑)
この「007」って、公認の贋作(笑)ってことなんですかねぇ......(笑)