読書記録(2018年11月) - 2018.12.09 Sun

「家康、江戸を建てる」 門井 慶喜
NHKで1月2日、3日に放送する。テレビでは原作の中から、上水づくりと金貨づくりを取り上げるらしい。読みやすくて、さくさく進む。江戸、ひいては東京はこのように整備されていったんだなあと、関係者には敬意を表したくなる。(11月8日読了)

「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 <新装版>」 ジェフ・エメリック、ハワード・マッセイ
ビートルズのレコーディング・エンジニアだった著者により、スタジオでのビートルズの姿が浮き彫りに。「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」がグループとしてのピーク時のアルバムだったことが、よくわかる。オリジナルのモノ・ミックスで、また聴いてみたくなる。(11月21日読了)

「ユリゴコロ」 沼田 まほかる
2012年本屋大賞6位。タイトルからして、「百合」関係なのかと思ったら、もっとキラーでした。終盤の流れで少し感動ものになっているからだろうけど、本屋大賞に入ったのは意外な気がする。著者の名前、どろどろの、魔法の、マジカルなイメージが(笑)。(11月25日読了)
● COMMENT ●
ミスター・メルセデス
>又左衛門さん
時代物しか書かないわけではないみたいですが。
私も出版関係で近いことをしていますので、誤植は身近な問題ですね。
まあ、あってはいけないですが、人間のすることなので…。急いだりすると見落としが出たりします。
はがきをだしたら、個別の対応はしてほしいところですけどね。小さい会社のほうが、そういうところは親切かもしれません。
直すにしても、重版時に直すくらいしか手はないと思いますけども。
名前を知らないような出版社の本で、誤字だらけの本を読んだことはあります。ろくにチェックしていないのが一目瞭然。
ミステリー OR サスペンス?
アメリカ本国では、その年の最優秀ミステリー作品に贈られる「エドガー賞」を受賞したそうです。あのE.A.ポーに因んだ賞らしいですが、そもそもこの作品がミステリーなのかが疑問。大量殺人の犯人は序盤から明らかにされていて、犯人と退職刑事の丁々発止のバトルが物語の核をなしている。だから「倒叙」ものと言えばそうですが。
嬉しいのが、やたらと日本製の自動車の名前が出てくる。
ダットサンにスバルにホンダ・シビック等々.....
北米でも今や日本製の車が違和感なく馴染んでいる.....
「ドクター・スリープ」と違って、この作品は面白い。いい作品というのは、次が早く読みたくなる。
>はがきをだしたら、個別の対応はしてほしいところですけどね
私が元居た業界ではありえない対応ですよ。なにしろ「クレーム最優先」でした。信じられない。クレームをスルーするなんて.....
私は、せめて「正誤表」を付けてほしいと書いたのですが....
>又左衛門さん
大型でガソリンを食うイメージがアメ車なので、そうでないところで日本の車が売れているのかとも思えます。
受験や学習書関係なら間違いは許されないところなので正誤表はありですが、一般書では、まず入れないでしょう。どう間違っているか読者が分かることなら、それで申し訳ないけど済ませてね、と。
ベストヒットUSA
先日の特集は、ビートルズとエリック・クラプトンでした。
「ホワイト・アルバム」発売50周年だそうですが、「サージェント・ペパーズ」も50年経ちましたね。私は高校生の時、無理して買いました(笑)
難解な歌詞に斬新なメロディ。私が好きなのは、"When I'm 64"
ビートルズの全曲の楽譜も買ったのですが、行方不明。中学の頃はビートルズよりもベンチャーズが好きでした。元々歌よりもインストが好きなんです。
高校になってからビートルズも聞くようになりました。「恋に落ちたら」とか好きですね。いろんなミュージシャンがカバーしてますけど、竹内まりやの"This Boy"もいいですよ。(発売してるかは不明)
>又左衛門さん
ビートルズも、もう50年になるのですねー。ポールも年とるわけだ…。
「ホワイト・アルバム」の頃は、メンバーばらばらで、個人の曲の寄せ集め的なイメージが。だからこそバラエティに富むとも言えるのですが。
トラックバック
http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/3508-19946f9e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この慶喜ってペンネームなのかな? 徳川好きってこと?
>NHKで1月2日、3日に放送する
とりあえず観るかも....
さて、スティーヴン・キング原作の「ミスター・メルセデス」原作本。買いました。ドラマもシーズン1の再放送観ています。原作とドラマとは微妙に異なります。登場人物とかストーリーが。でもこの原作、上巻の中盤で2箇所の「誤植」発見。それも2ページで2箇所は酷い。それで文藝春秋当てにクレームの葉書出しましたよ。「もっとしっかり校正しろよ」と。その後もう1か所誤植ありました。でも文藝春秋からは何の反応も無し。読者をないがしろにしてますよ!
おごりとしか言いようがない。