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2023-12

「ヘレディタリー/継承」 - 2018.12.10 Mon

心ざわめく低音の旋律が効く。

母の葬儀、娘の普通ではない様子、そして母の遺品からオカルト書と手紙が見つかり…。

どーる
ドールハウスも怖いでしょ。

何が起きるのか、じわじわ不安感。
早くも中盤に最悪なことがあり、これはショックとともに、関連する人物の描写が抜群にリアルで、すごい。
こんなことあったら、みんなズタボロだよ! よく頑張ってるな!?

トニ・コレットさんの渾身の顔演技が、すごすぎて笑える(いや、笑っちゃいけない)。
長男が可哀想なほどの災難ふりかかり。クスリをキメて運転しちゃダメだけど、それ以外悪いことしてないよ?
生まれた家を呪うべきか。

音や急な動きで驚いたのは、一度だけ。それでも、じんわり締め付けられるような気持ちが持続して見入ってしまうパワーがある。
ぞわぞわする(の)が、おもしろい!
たとえば、運転席にぼんやり人影があるだけで、こわおもしろい!
監督(兼脚本)、わかってるね。
低音が持続するところと、音がなくなるところの効果も効いているはず。

ストーリー、キャスト、スタッフ、みな良し。
だけど、挙げた以外の画像は、見たくないから載せていない(褒め言葉)。
なにを継承しちゃってるのか? 逃れたいのに、ままならないというのが、すごく嫌だよね。

終盤になってからの内容が多少理解できていないのと、え、そこに行き着く? 最後に来て、意外性はそれほどないなとも思ったので星4つには行かないか。
また観て理解が深まったらいいので観たいと思うけど、観たくないとも思う。


めーと
長男のクラスメート(マロリー・ベクテル)。脇役だけど、ほっとする画像、ほかにないんだもん!

(12月8日 ユナイテッドシネマ としまえん)

HEREDITARY
2018年 アメリカ作品
監督 アリ・アスター
出演 トニ・コレット、アレックス・ウォルフ、ガブリエル・バーン、ミリー・シャピロ、アン・ダウド

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)


(c) 2018 Hereditary Film Productions, LLC.

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● COMMENT ●

こんにちは

文字が書いてあるところにてのイベントシーンが
なかなか恐ろしくもあり…でしたね
だって全部「そうなるべき」として「そうなった」のでしょ


ズーンとした低音のじわじわ感は良かったです。

>makiさん

おはようございます。
あれの計画としては、ああいう事故も起きておかしくないですね。
終盤の、まとめ方? が、ちょっとどうなのかと思うので…。

低音がずっと流れるのは、ぞわぞわします。

そうそう、すごく秀逸なんです演出もキャストも。
最近のホラーにはなかった出来栄えで嬉しくなっちゃいましたよー・
ボーさんよくみましたね!
>最後に来て、意外性はそれほどない
そう、最後がね。そうでもないんです、、、惜しいなー。
でも3回も見ちゃった。クセになるのかも。

>migさん

WOWOWで放送している新作紹介番組で見て、まず、あの子の独特の存在感が怖くて、全体の雰囲気も、これは並のホラーと違うな!?と感じたのですよ。
興味がわくものはホラー系でも行きますよ!
そう、最後ねえ、でも観終わってみると、それを前提に、すべてをまとめているようなので…。
3回見るって、どんだけー! って私も好きな映画はリピーターになりますからね。

「屁が出るビクトリー」って言うから盲腸か何かの話かと思ったよ。

>fjk78deadさん

屁、出たり。軽症。


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