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2023-10

「太陽がいっぱい」 - 2019.01.26 Sat

そうはうまくいかない。

アラン・ドロンの野卑な欲望が美貌の裏に見えるところがいい犯罪もの。

10代の頃に一度見ていて、2度めになる。
犯罪に至るのが、思ったより早い段階だったのに少し驚いた。
そうか、そこからが本筋の話なのだ。


ラフォレ
マリー・ラフォレさんは、案外、顔が長かったんだね。

映画は見ていなくても、あの名曲は、いろんなところで聞こえてきた。
でも、映画のなかでは、そんなに聞いた気がしないが。

やっと、すべて手に入れたと思ったらの、ラストがやっぱり、これ以上なく印象的。
彼女まで、そこにいるし。

(1月24日)

PLEIN SOLEIL
1960年 フランス・イタリア作品
監督 ルネ・クレマン
出演 アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ、エルノ・クリサ、ビル・カーンズ

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)


(c) STUDIOCANAL / TITANUS (Rome)

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● COMMENT ●

こんばんは。

なにはともあれ、アラン・ドロン。
かっこいいですよねえ~美貌の下にしたたかな野望というのがよかったのかもしれません。(詰めは甘いけど)
色んなシーンが、印象的ですが
私は市場で歩き回るシーンが好きです。

印象に残る映画

テレビでも午前十時の映画祭でも、何度となく観ていますが、
アラン・ドロンという人がトム・リプレーではないかと思えてしまうほど
重なってしまいます。冒頭で、ロミー・シュナイダーがカメオ出演も
していますよね。私の中では、いまだにマルコヴィッチ事件とドロンは
1本の糸でつながっていて、この映画を観るたびにそれを思い出して
しまいます。。ともあれ、怖い映画でニーノ・ロータの音楽が
この映画を強く印象づけますよね。

若かりし頃のアラン・ドロン

はあまり好きじゃないので、どちらかというと同一原作を映像化した「リプリー」の方が印象に残ってます。
この作品は音楽とラストが印象的ですよね。いまいちリプリーが何を考えてるのかわからないけど、そこがミステリアスで良いのかな?

孤独な太陽

「太陽」と「殺人」というテーマだと、私はどうしてもカミュ原作の「異邦人」を連想してしまうんですがね。ビスコンティ監督の傑作だと思いますが、未だにDVDすら発売されない。何故?  セイン・カミュの伯父さんらしいですね。

>10代の頃に一度見ていて、2度め
意外に少ないですね。私は4-5回は観てると思います。真冬にこの作品を観るというのも一興。
  今回、7年前くらいにNHKBSで録画したもので、冒頭だけ観ました。ノイズがさすがに多い。最近は4KレストアBDというのが発売されているようですが、まだ高価です。

 ネット上で検索すると、この映画のマニアは多いみたいです。タイトルバックの写真の解説から、ロケ地巡りまでいろいろと。

 冒頭のカフェの場面から、トムがフィリップのサインを代書するのが、例の「サイン偽装」の伏線になってますね。

>ロミー・シュナイダーがカメオ出演
「太陽が知っている」で共演してますよね。しかもモーリス・ロネがまたも殺され役で(笑)

>色んなシーンが、印象的ですが
私はやっぱり、サイン偽装の練習をひたすらやる場面かな。プロジェクターを買ってきて、拡大して。

そしてあの衝撃のラストね。ヨットが浜に引き上げられて、いかにも作り物の「手」が......悲鳴。刑事たちが浜の茶店のおかみさんに嘘の電話の伝言を頼む。「シニョール.....!」ニーノ・ロータの音楽がかぶさって.... Fine

>makiさん

こんばんは。
ドロン、いいですね。終盤で、マリー・ラフォレと見つめ合って(彼女を落とす)シーンが極め付きのキラーショットに撮っていますね。

借りた部屋に思いがけずに知り合いがやってきて、殺さざるを得なくなるシーンなどが印象に残っています。

>さえさん

ロミー・シュナイダーさん!
知らなかった! 見ても気づいていなかった! でも、顔をよく見ても気づいたかどうか、わからないです。
マルコヴィッチ事件って、ほとんど知らないんですよ。なので映画を見ても、考えもしません…。

で、音楽の有名な部分って、あんまり映画で流れないような気がしたんですが。もったいないような。

>宵乃さん

「リプリー」は、このオリジナル(?)と比べられて酷評されることが多いみたいですね。私は見ていないので、なんとも言えません。

私は、え、ここで殺人が起きちゃう!?と、いきなりなので驚きました。
動機は、いろいろ考えちゃいますね。
淀川長治さんの説を考えたり…。

>又左衛門さん

2回め。そんなに好きでもないんですよね。
有名すぎるので、例によって反発心か(笑)。
サイン偽装。日本だったら、印鑑を盗めば済むのでしょうか!?

ラストの手、ですね。私も作り物っぽいなーと思いました! そこは、ちょっとマイナスなのではないかなと。あのときだけ、誰か入れとけばよかったのに。

男の野望と歪んだ愛情とドロンと名曲。
好きです。

>pu-koさん

おお、お好きでしたか!
私も、いいとは思いますが、なんか星は4つにしなかったんですよねー。


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映画評「太陽がいっぱい」

☆☆☆☆☆(10点/10点満点中) 1960年フランス映画 監督ルネ・クレマン ネタバレあり

太陽がいっぱい

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今週観た映画23

昨日は友人とチャイナドレス撮影とかしちゃった。わははは。 一度くらいは面白いですね。 もちろんアップできるような代物ではありません。 「幕末太陽傳」57   京橋のフィルムセンターで。色々凝っているので、大画面で楽しい。   とにかく当時の風俗をたくさん盛り込んだ上に落語ネタと豪華俳優陣。   改めて、贅沢で良くできてるなあ~と感心しきり。 「7月24日通りのクリスマス」0...

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☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
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という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
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