「太陽がいっぱい」 - 2019.01.26 Sat
アラン・ドロンの野卑な欲望が美貌の裏に見えるところがいい犯罪もの。
10代の頃に一度見ていて、2度めになる。
犯罪に至るのが、思ったより早い段階だったのに少し驚いた。
そうか、そこからが本筋の話なのだ。

マリー・ラフォレさんは、案外、顔が長かったんだね。
映画は見ていなくても、あの名曲は、いろんなところで聞こえてきた。
でも、映画のなかでは、そんなに聞いた気がしないが。
やっと、すべて手に入れたと思ったらの、ラストがやっぱり、これ以上なく印象的。
彼女まで、そこにいるし。
(1月24日)
PLEIN SOLEIL
1960年 フランス・イタリア作品
監督 ルネ・クレマン
出演 アラン・ドロン、マリー・ラフォレ、モーリス・ロネ、エルノ・クリサ、ビル・カーンズ
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) STUDIOCANAL / TITANUS (Rome)
● COMMENT ●
こんばんは。
印象に残る映画
アラン・ドロンという人がトム・リプレーではないかと思えてしまうほど
重なってしまいます。冒頭で、ロミー・シュナイダーがカメオ出演も
していますよね。私の中では、いまだにマルコヴィッチ事件とドロンは
1本の糸でつながっていて、この映画を観るたびにそれを思い出して
しまいます。。ともあれ、怖い映画でニーノ・ロータの音楽が
この映画を強く印象づけますよね。
若かりし頃のアラン・ドロン
この作品は音楽とラストが印象的ですよね。いまいちリプリーが何を考えてるのかわからないけど、そこがミステリアスで良いのかな?
孤独な太陽
>10代の頃に一度見ていて、2度め
意外に少ないですね。私は4-5回は観てると思います。真冬にこの作品を観るというのも一興。
今回、7年前くらいにNHKBSで録画したもので、冒頭だけ観ました。ノイズがさすがに多い。最近は4KレストアBDというのが発売されているようですが、まだ高価です。
ネット上で検索すると、この映画のマニアは多いみたいです。タイトルバックの写真の解説から、ロケ地巡りまでいろいろと。
冒頭のカフェの場面から、トムがフィリップのサインを代書するのが、例の「サイン偽装」の伏線になってますね。
>ロミー・シュナイダーがカメオ出演
「太陽が知っている」で共演してますよね。しかもモーリス・ロネがまたも殺され役で(笑)
>色んなシーンが、印象的ですが
私はやっぱり、サイン偽装の練習をひたすらやる場面かな。プロジェクターを買ってきて、拡大して。
そしてあの衝撃のラストね。ヨットが浜に引き上げられて、いかにも作り物の「手」が......悲鳴。刑事たちが浜の茶店のおかみさんに嘘の電話の伝言を頼む。「シニョール.....!」ニーノ・ロータの音楽がかぶさって.... Fine
>makiさん
ドロン、いいですね。終盤で、マリー・ラフォレと見つめ合って(彼女を落とす)シーンが極め付きのキラーショットに撮っていますね。
借りた部屋に思いがけずに知り合いがやってきて、殺さざるを得なくなるシーンなどが印象に残っています。
>さえさん
知らなかった! 見ても気づいていなかった! でも、顔をよく見ても気づいたかどうか、わからないです。
マルコヴィッチ事件って、ほとんど知らないんですよ。なので映画を見ても、考えもしません…。
で、音楽の有名な部分って、あんまり映画で流れないような気がしたんですが。もったいないような。
>宵乃さん
私は、え、ここで殺人が起きちゃう!?と、いきなりなので驚きました。
動機は、いろいろ考えちゃいますね。
淀川長治さんの説を考えたり…。
>又左衛門さん
有名すぎるので、例によって反発心か(笑)。
サイン偽装。日本だったら、印鑑を盗めば済むのでしょうか!?
ラストの手、ですね。私も作り物っぽいなーと思いました! そこは、ちょっとマイナスなのではないかなと。あのときだけ、誰か入れとけばよかったのに。
好きです。
>pu-koさん
私も、いいとは思いますが、なんか星は4つにしなかったんですよねー。
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かっこいいですよねえ~美貌の下にしたたかな野望というのがよかったのかもしれません。(詰めは甘いけど)
色んなシーンが、印象的ですが
私は市場で歩き回るシーンが好きです。