読書記録(2019年2月) - 2019.03.03 Sun

「スティール・キス」 ジェフリー・ディーヴァー
リンカーン・ライムのシリーズ第12作目。なんと、ライムに助手見習いの女性が! アメリアは変わりなく登場するのでご安心? このシリーズ、犯人側からの視点も描かれることが多く(覚えていないが、もしかして全作?)、攻防の面白さも大きい魅力。(2月7日読了)

「ψの悲劇 The Tragedy of ψ」 森博嗣
ψはプサイというそうです。ギリシャ語のアルファベット。2017年10月に読んだ「χ(カイ)の悲劇」に続く「Gシリーズ後期三部作」だそうです。人間についての科学は進化し、その果てはどうなるのだろう。(2月12日読了)

「真夏の航海」 トルーマン・カポーティ
発掘された、カポーティの処女作。だけど、私には、そんなにおもしろくない。海外ものによくあるように、余計な修飾が多いのかわからないが、読んでいて頭に入ってこない。本人が捨てる気だったらしいから習作なのか期待しても仕方がないか。出だしとラストは多少は印象的。(2月27日読了)
● COMMENT ●
安西水丸さん
>又左衛門さん
森博嗣氏のものは、できるだけ読んでいきたいと思っています。作品ごとに関連がいろいろありそうで(かといって、ほとんど覚えちゃいないのですが)。読みやすいですし。
三国志、横山光輝氏の漫画版が楽に読めるのでは!?
水丸さんと村上春樹
事実、村上さんの本の表紙をいくつか、水丸さんが描いています。
水丸さんの「シネマ・ストリート」という映画解説本の巻末に、「私の嫌いなもの・怖いもの」という対談が載っています。これが面白いというか、おかしいんです。対談というよりは「インタビュー」です。
それによると、水丸さんは「怖がり」だったみたい。犬も猫も鳥も苦手だったらしい。子供のころから飼ったことがないとか。
逆にクラゲや虫は平気だったとか。特に蜘蛛が好きだったらしい。
ユニークな人だったんですね。
>横山光輝氏の漫画版
吉川英治版の「資料性」は貴重です。地図や年表や、登場人物の解説とか。
しかし、劉備玄徳が母親のことを「おっかさん」と呼ぶのは、ちょっと違和感ありますねぇ(笑) 時代だねぇ。またNHK人形劇を3回まで観ました(3回目)
ドラマ「ミスター・メルセデス」シーズン2。ようやく面白くなってきました。
とんでもないっ!!
念のため、ヤフオクで調べましたよ。
そしたら、なんと全60巻(!!)もあるんです(笑)吉川英治版の全10巻と比較しても、たとえ漫画といえども侮れません!これ執筆にどれくらいの時間と労力を要したのでしょうか? 生半可な気持ちでは読めませんね。
>又左衛門さん
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翻訳までやってらしたとは知りませんでした。この「上手いのか下手なのか」良くわからない(笑)、独特のタッチ。ちょうど蛭子能収さんと似たような存在。
カポーティというと、亡くなったホフマンの映画を思い出します。
さて、人形劇「三国志」も五丈原に諸葛孔明が死んで、長かった物語も終わりました。いわば「三国志ロス」状態。と思ったのもつかの間(笑)
吉川英治版「三国志」を買って、第一巻「桃園の誓い」から読み始めました。
これが結構難しい。
それとキングの続編「ファインダーズ・キーパーズ」上巻も買って読んでいます。前作ほどはのめりこみません。
しかしBJさん、相変わらず森さんがお好きですね。
以前月9で森さん原作をドラマ化したとき、音楽があの「ゲスの極み乙女」でしたね。