「こんにちは、二階堂ふみさん」 「なっ、なにを言っている。ぼくは百美(ももみ)というんだ。君はいったい誰だ」
「私はボーといいます。坊ではないですよ。埼玉のブロガーです。映画観ましたよ~。あなたが『茶番』と言ってほめていた、あれ」
「う、あ、有田Pの番組だな」
「埼玉県民の私としては、やはり見ておきたくて。それにしても映画館は観客多数でした。自分たちの住んでいる埼玉がいじられるのを楽しむ、なんて自虐的、いや、心の広い、進んだ人種なんだろうと泣きました」
「泣くことはないだろう。それに、埼玉人という人種なのか」
「ボーイズラブ展開で、途中で、じつは女の子なんだ、となるのかと思ってたら、そうではなく」
「当たり前だ。ぼくは男だ」
「でも、二階堂ふみさんだから、かわいいのであって、私も観る意欲がわいたわけで」
「ぼくは百美だ。百の美と書くから、美しいのはしかたがないんだが」

「私は埼玉に住んでいて実家が千葉で勤め先は東京です! 埼玉と千葉が戦って東京がセレブでワルで、もー、地元感満載でしたよ。あ、神奈川はちょっとアウェイですけど」
「うむ、実際、関東圏外の方々が観ても、多少、他人事のように思うのではないかと危惧はしている。親近感が」
「で、ららぽーと富士見で観たわけですが、もー、鶴瀬駅から20分もあれば余裕で歩けるんですね。バスもありますが埼玉県人なのでお金がないので歩いて、着いたと思ったら、映画館はららぽーとの敷地に到着した場所からいちばん奥にあるんですよ。そこからまた5分以上かかるので心が折れます。建物内で迷子になる時間を加味すると、けっきょく、駅から30分は見ておかないといけません」
「うん、なにを言っているのかな」
「埼玉のことです」
「…とにかく、埼玉で埼玉県民とともに観るのが王道ではあるな」
「埼玉と千葉が直接激突しそうになっていましたが、あのあとどうなったのかがわかりません。あと、東京の学校にいた埼玉県人生徒が埼玉解放戦線に参加していましたが、あれ、いきなりすぎるでしょう。それに、二階堂ふみさんもGACKTも沖縄出身じゃないですか、関係ないけど」
「県庁所在地が、ひらがなだからな、さいたま」
「こまかいことは気にするな、と言いたいんですね、さすがです、二階堂ふみさん」
「ごまかしただけなのだが…それに、ぼくは百美だ!」
「なにしろ、おばかに笑って楽しめばいいですね!」
「ふみ! あ、まちがえた。ふむ!」
「やっぱり、二階堂ふみさんや!」
(4月14日 TOHOシネマズ ららぽーと富士見)
2018年作品
監督 武内英樹
出演 二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介、麻生久美子、武田久美子
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)(c) 2019映画「翔んで埼玉」製作委員会
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ギルティ観たあと15分後に同じスクリーンの同じ席で観ることに。
間の時間にトイレ行って車に戻って菓子パン食べて
また同じスクリーンへ。
魔夜峰央と言えば『パタリロ!』だよね。
持ってたわ。
昔過ぎてそれほど繰り返し読んだわけでもないから
キャラ覚えててもすっかり内容は忘れてる。
ま、ギャグ漫画だからその場で楽しければいいのだ。
もちろんこの映画もそんなギャ...
レビューはφ(.. )
https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201902220001/
「翔んで埼玉」オリジナルサウンドトラック [ Face 2 fAKE ]
安定の面白さ。「のだめカンタービレ」「テルマエ・ロマエ」の武内英樹監督が監督しているのだね。安心して観られるツボを押さえている。私は小さい時から魔夜峰央の作品はすごく好きだったので、当然この「翔んで埼玉」の原作も読んでいた。だがもしかしたら原作よりも面白いかもしれない。キャラも良いし、遊びの要素がふんだんに入っている。見た目も楽しめる。ただこれって…この世界線でのカーストで上位に位置する都県...
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175746/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
今回、二階堂ふみさんに
草でも食ってろ!と言われる埼玉県民。(汗)
私こと、埼玉育ち。
“埼玉ディスり”作品?ということで、すごく楽しみにしていました!\(^o^)/
1980年頃から、埼玉は、
ディスられてナンボ?と言うムードだっ...
その昔、埼玉県人は東京都民から大変な差別と迫害を受けており、通行手形がないと東京に出入りすら出来なかった。 都知事の息子・壇ノ浦百美が生徒会長として君臨する東京の超名門校・白鵬堂学院に、アメリカ帰りの麻実麗が転入して来る。 実は麗は隠れ埼玉県人で、手形制度撤廃を目指す埼玉解放戦線の主要メンバーであった…。 ギャグコメディ。
☆☆☆★- (10段階評価で 7)
2月22日(金) 109シネマズHAT神戸 シアター7にて 15:30の回を鑑賞。
東映で4本まとめてレビュー。
◆『翔んで埼玉』丸の内TOEI①
▲画像は後から。
五つ星評価で【★★★こういう悪ふざけは大好き】
残念ながら大爆笑には至らなかった。やはり埼玉で埼玉県民と一緒に見てないからだろう。ただ一番ひどいディスられ方をしたのはプテラノドンが飛ぶアマゾンのような群馬だが。原住民のグンマーが怒るぞ。そう言えば『お前はまだグンマを知らない』で都民→グンマーを演じた間宮祥太...
【概略】
かつて東京都民からひどい迫害を受けた埼玉県民は、身を潜めてひっそりと暮らしていた。東京都知事の息子で、東京のトップ高校である白鵬堂学院の生徒会長を務める壇ノ浦百美は、ある日、アメリカ帰りで容姿端麗な謎の転校生・麻実麗と出会う。百美は麻実に淡い恋心を抱き、互いに惹かれあっていく。しかし、麻実が埼玉県出身であったという衝撃の事実を百美が知ってしまい、2人は東京と埼玉の県境で引き裂かれる...
もう、このキャスティング自体で、勝ったも同然、ですよね。現代の若手を代表する、演技派・二階堂ふみの、「なりきり」ぶりと、キレッキレのコメディ演技も抜群だったし、存在感からして、半ば二次元半、してる、GACKTさまに、伊勢谷友介、京本政樹まで揃えるなんて、お見事すぎ!さすが、「のだめカンタービレ」と『テルマエ・ロマエ』シリーズで、コミックの再現度と、ディテールまで凝った、コミカル・センスの光っ...
翔んで埼玉 通常版 [DVD]著者 : TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)発売日 : 2019-09-11九州に在住する者にとって、日本の中心地に位置する関東圏は十把一絡げ。たぶん住む地域で皆そうなのだろう。関東圏に対しては気後れとまではいかないがそれに近い気持ちがあるのは確か。でも、息子たちが住むようになり随分と印象が変わって来た。関東圏内でも都内と隣県で競争めいた心理があ...
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という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。
自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。
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(忘れた)。