よくできているのだろうけど、そんなに面白くは思わない。 いろいろと受賞作品だから、あまのじゃくで反発しているのではない。
…あまのじゃくは本当だけど。
なにかの意義のある映画かどうかより、自分がおもしろく感じるかどうか、なので。
見ていると、この家族、本物ではないことがわかってくる。
この人とこの人は、どういう関係なのかな、なんて考えつつ見る。

血がつながっていなくても、お互いを大事に思えば、本当の家族で暮らすよりも幸せなこともあるのかもしれない。
でも、万引きしちゃってるからね、根本的に、ちょっとね…。何があっても離れない、ということにもならないし。
もとは、家族みたいに、他人と生活するのをOKにした、おばあちゃんがすごいわけだろうね。
子役ふたりをはじめ、主役陣はみな好演だけど、私としては、なんたって、松岡茉優さんに注目です。
ああいう風俗は初めて知った。映画を見たあと、ネットで調べた。(行かない…とは思うが…)
この監督に起用されたら、ステップアップ! な気がします。よしよし。
ひとつ気に入らないのは、坊主を追いかける店員が、えらく、しつこいこと、いつのまにか、はさみうちにしていること。どこから走ってきた、あんた?
これはもう、坊主に怪我させるための、脚本の強引な作為としか思えない。
あ、あと、リリー・フランキーの裸の後ろ姿を、長々と映すのは、よしてほしかった(笑)。なんのサービスだ? からみの伏線としても嫌だな。
(5月12日)
2018年作品
監督 是枝裕和
出演 リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、城桧吏、佐々木みゆ
好き度☆☆☆(3点。満点は5点)(c) 2018『万引き家族』 製作委員会
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血がつながっていない家族でも、ここまで相手を思って暮らすことができるのだ。かなりいびつな形態の家族で、生活の方法も相当外れている。でも、この家族の持っている要素はどこの家庭でも見られることだと思った。それだけの出来栄えだった。
今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。 彼らの目当ては、この家の持ち主である老女・初枝の年金で、足りない生活費は万引きで稼いでいた。 冬のある日、体中傷だらけで震えていた幼い少女を、見かねた治が家に連れ帰る…。 ヒューマンドラマ。 ≪盗んだのは、絆でした。≫
2018年第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。日本人監督としては21年ぶりの快挙である。そしてそう、本作は確かにパルム・ドールに相応しいと思う。 もしも私が、「今年あなたが観ていい映画は、カンヌ国際映画祭71回分全てのパルム・ドールに限る」、と言われたら、幸せなことだといえば幸せなことなのだろうけれど、それはそれで辛過ぎて、もしかしたら映画嫌いになってしまうかもしれない…。と、あらぬ...
☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
6月8日(金) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン8にて 13:00の回を鑑賞。
詳細レビューはφ(.. )
https://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201806030000/
万引き家族 [ 是枝 裕和 ]
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2018年日本映画 監督・是枝裕和
ネタバレあり
『そして父になる』『海街diary』などの是枝裕和監督の最新作。
カンヌ映画祭のパルム・ドール受賞作。これは日本映画としては『うなぎ』(今村昌平監督)以来21年ぶりの快挙。
タイトルにあるように“万引き”をするシーンもあるけれど、中心となる元ネタとしては2010年に明らかとなった年金不正受給問題が扱われている。是枝監督は『海街diary』とか『そして父になる』のように稼ぎたいどこ...
2018年/日本 (監)是枝裕和
(演)リリー・フランキー 安藤サクラ 松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ 緒形直人 森口瑤子 柄本明 高良健吾 池脇千鶴 樹木希林
☆☆☆★★★
【ネタバレ注意】
「血のつながりについて、社会について、正しさについて、10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨んでいます。」
『万引き家族』の制作に当たって、是枝裕和監督は語った。
たしかに、『万引き家族』にはこれまで是枝監督が考えてきたこと、過去の作品で描いてきたことが詰め込まれ、同監督の集大成といえる。
本作が描くのは、小さな一軒家に...
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/175034/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
監督・脚本: 是枝裕和
希林さん、リリーさん、サクラさん…etc.、出演者を見ても
絶対見たいと思っていました!
これまでの“家族作品”における、是枝監督の印象は
家族の日常を、どこか、ほっこり見せておきながら
終盤、グサッと突いてくる……
この家族は、“...
『万引き家族』 を鑑賞しました。
やっとPREMIUMシアターには入れた。
傾斜も大きいので良いが、箱の割にスクリーン小さめ。
ボックスシートが一番良さそう。
その後ろはちょっと目線高めかな...
【ストーリー】
治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(...
生きるために、家族になった。
東京の下町で暮らす、ある大きな秘密を抱えた一家を描く、異色のヒューマンドラマ。
貧しい生活を送る彼らは、家族ぐるみで万引きなどの軽犯罪を繰り返す。
是枝裕和監督は、デビュー作の「幻の光」から昨年の「三度目の殺人」に至るまで、ほぼ一貫して“家族”をモチーフとしてきた。
新生児の取り違えを描いた「そして父になる」で、彼は「家族を形作るのは血のつながりか?それとも共...
「三度目の殺人」「海街diary」の是枝裕和監督が、家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の姿を通して、人と人とのつながりを描いたヒューマンドラマ。2018年・第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、日本映画としては1997年の「うなぎ」以来21年ぶりとなる、最高賞のパルムドールを受賞した。息子とともに万引きを繰り返す父親・治にリリー・フランキー、初枝役に樹木希林と是枝組常連のキャ...
カンヌでの快挙後、凱旋上映の際も、なかなかのヒットだった模様ですが、地上波で初放送、平均12・3%の高視聴率だった、みたいです。是枝監督によると、リリー・フランキー、樹木希林は、「出てもらう気まんまん」の、最初にキャスティングした俳優さん、そうで、「…なるほどなぁ」と感じました。安藤サクラも、朝ドラの、爽やかで逞しいヒロインとは違った、いつもの、半ば狂気が宿った独特の存在感が光ってました。松...
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映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。
自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。