「ペンギン・ハイウェイ」 - 2019.06.16 Sun
先月、読んだときもそうだったけど、少年にとって、お姉さんって、あこがれだから、ほのかな恋だから。
もう、映像にされると、視覚からストレートに来るせいか、泣くね。泣かざるをえないね。

自分が望むようにいくことばかりではないと経験しながら、オトナになっていくのだねえ。
以下、ネタばれで考えてみるので、未見の方は読まないでください。
「海」が穴であって、それをペンギンが壊して、ふさぐ。ペンギンはお姉さんがつくりだしている。
一方で、お姉さんとペンギンのエネルギーは、「海」から得ている、というから、「海」がふさがってなくなると、お姉さんもペンギンも消えてしまう運命。
そりゃないでしょ、と思ったけど、きっと、お姉さんは、ほかの世界に行って、また「海」を修復しているのでは?
そういう仕事。
お姉さんの過去の記憶は、その世界にしばらく暮らすために、設定されたものか。
今回はお姉さんの姿に擬態していたのかも!? 本当の姿はお姉さんじゃないと考えると、あんまり、せつなくなくなるかも。(やめてー。)
なにしろ、別れの場面には弱いんだから。泣かせないでください。
(6月16日)

2018年作品
監督 石田祐康
声の出演 北香那、蒼井優、釘宮理恵、潘めぐみ、福井美樹
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会
● COMMENT ●
>fjk78deadさん
>SGA屋伍一さん
真夏の郊外の街に大量のペンギンという非日常さは見てて自分も面白い光景だなと思いました。キーキャラクターのお姉さんも核心に触れるまで謎めいた存在感に溢れてましたし、その大きい胸を冷静に考察して研究するアオヤマ君もまた可笑しかったりと、不思議な魅力があった作品ですね^^個人的にはお話はもうちょっと単純明快な方なら好みだったかもしれません。
>メビウスさん
まー、缶がペンギンになったり、「海」があったり、お姉さんが謎だったり、フツーじゃないですよね。
わたしなんかは、少年のときに、あんなお姉さんがいたら、どんなにか喜んだことでしょうか。
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