「浮雲」 - 2019.09.15 Sun
名作といわれるのを知っているうえで見たわけですけども。

離れられない男女を延々と描いたのを、すごいと思う面は多々あるが、はやく別れちゃいなよ彼女、と思いながら、長いなーと感じながら、のほうが勝ってしまった。
でも、男のほうも女のほうも、私には理解できなくはないので、こうなるのは、しょうがないとも思うのでした。
恋愛の、ひとつの形を見せてくれます。
温泉、混浴!? 着替えの場所も同じだなんて。伊香保とのことだが、いまどきだったら、貸し切り以外、そんなのないのでは? 開放的でいいなあ。
(9月15日)
1955年作品
監督 成瀬巳喜男
出演 高峰秀子、森雅之、岡田茉莉子、中北千枝子、木匠マユリ
好き度☆☆☆(3点。あくまでも、好き度ですからね。満点は5点)
● COMMENT ●
>fjk78deadさん
動き出した歯車は止められないと言うか、社会には流れがあると思います。集団として常識やモラルがあって、そのレールから外れない事も大切だと思いますが、それに逆らって、個人としての愛を追いアンモラルな関係に至ったと思います。
ですが、家族であったり、集団を結び付ける常識やモラルというのは、ただそれを守っているだけの魅力の無い人の立場の保障でもあると思います。そうした形式への問題提起もあり、何気に気骨のある作品でした。
本当に好きな人と結婚したいものです。
>隆さん
結婚したあとに、ほかの誰かにふらつかない保証はないわけで、それを考えると「本当に好きな人と結婚」は重要なことといえるでしょうね。
結婚したあとでも、ふらついてもOK!なんて進歩的(?)な考えのカップルなら苦労はないかもしれません。
結婚したら、別の相手とちゃんと再スタートするのは「離婚」が必要。これが結婚制度の大きな「装置」でもありますね。
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