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2020-03

「アナと雪の女王2」(1回目) - 2019.12.03 Tue

「むずかしげ」が「楽しげ」より重くなっている天秤をイメージ。

むずかしげ、というか、話が多少ややこしいのかもしれない。
いや、考えてみると簡単な気がするが、なんとなく、すっきりしないのは、なぜなのだろう。
やはり、1作目よりも単純明快ではないせいか。エルサとアナの成長もあって、「おとな」の方向に少し寄ったのか。

観ていると、長くは感じない。つまり私にとっては面白いはずで、でも、前作のように15回(いま現在)も観ないのではなかろうか。と、今のところは感じるが…。


なかま
えー、そんなー。いっぱい観てよー。

以下、ネタばれを含んでいくが、「楽しげ」が少ないというのは、途中での悲しみが長引くのが理由のひとつだろう。
前作でも、あっと驚く悲しみが生まれたが、それはすぐに消えた。今回は長い。アナがそこから前向きに進みだすための歌までうたってしまうほど。
また、エンディングも普通にみんなが思うハッピーエンドではないと思う。一見、楽しくない。
しかし、これこそ、この姉妹の進む道であるのだろうと。今できる最善の方法を取るのが本作のテーマでもあるのだから。

民族どうしの平和共存も当然、テーマだろう。
めったにしない深読みを多少してみると、アレンデール王国が贈ったダムは水を仕切るものだから、民族どうしを敵として仕切る象徴ともいえる。その崩壊は民族融和か。
また映画では、水は記憶を持つ、とされていたので、せき止められた記憶が、崩壊によって広く行き渡ったことにもなる。
開かれた世界にしましょう、みたいなこともあるかもしれない。
洪水になるのは、エルサが止めた。水はゆっくりと行き渡ることになる。

歌に関しては、予告編でも聞いた“イントゥ・ジ・アンノウン”の部分しか覚えていないから、前作ほどのポピュラリティ(一般受け)はないように思う。でも、聴いていて「いい曲」だと思ったものは多い。基本、この作曲チームと私とは相性が合っていそうだ。
クリストフの恋愛ソングなんて、ミュージックビデオかと。クイーン風を挟んだりして、にやりとさせる。

そして! あとで知ったのだが、エルサとアナのお母さんの声を、エヴァン・レイチェル・ウッドさんが務めているのだ!
「アクロス・ザ・ユニバース」で美声を聞かせてくれたのは、もう11年も前のことじゃないですか。びっくりですね。歌があるからこその、彼女のキャスティングで、うれしいことです。

ははこ

「楽しげ」でないのは、「死ぬ」ことが、けっこう多く表現されているせいでもあるのではないか。
上記で触れた「長引く悲しみ」のほかにも、オラフの「あらすじ」語りでは、死ぬとか泣くとか、しゃべってたし、祖父の不意打ち襲撃(ストップモーションだが)もあった。クリストフだって、人はいつか死ぬ、なんて言ったぞ。

映像は驚くほど美しい。「ビューティフル!」と感嘆の声をあげそう(外国人だったらね)。
黒地の背景に、きらきら(金? 白?)の魔法の場面なんて、きれいすぎる! 水の馬(水の精?)も、ビューティフル!
エルサが海を越えようとして、馬とも戦うシーンなど、アクション映画顔負けだ。

なんだかんだいっても、何度も観たら、大好きになるかも。素晴らしいアニメーションとは何度も見られるものだから、さて、本作は私にとっては、どうなるのかな。

(12月1日 イオンシネマ 大井)

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「アナと雪の女王2」(2回目)
「アナと雪の女王2」(3回目)

FROZEN II
2019年 アメリカ作品
監督 クリス・バック、ジェニファー・リー
声の出演 イディナ・メンゼル、クリステン・ベル、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド、エヴァン・レイチェル・ウッド

好き度☆☆☆☆(なんだかんだいっときながら、やっぱり4点いくか。満点は5点)


(c) 2019 Disney. All Rights Reserved.

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● COMMENT ●

こんにちは

前作に比べて大人な物語になってましたね。
ま、なんやかんやで楽しめましたけれども。

>クイーン風を挟んだりして、にやりとさせる。
ちゃんと観ていたはずなのに記憶が...寝てたんでしょうか 笑

こんにちは。

前作は子供にもわかりやすく曲もキャッチ―二と言う感じでしたが
今作では、二人とも3年がたち成長していることを感じるストーリーでしたね。その分ストーリーも少し大人向けの気がしました。
幼年の子供がみて楽しいかどうかはわかりませんが、
アナ雪大好き!なうちの障害のある姪っ子が、本作を理解できるとは到底思えませんでした。そのくらいは大人向けかなと。
神秘的な洞窟をすすむ、エルサの楽曲「みせて、あなたを」も素敵でしたね。川の歌とか。

>yukarinさん

こんばんは。
エルサの力の秘密をめぐって、スケールも大きな印象ですし。
あ、可能性としては、クイーンの、あのミュージックビデオを、もともと見ていないということもありえますよ?

>makiさん

こんばんは。
3年後ですか。ふたりとも20代、わりと大人ですよね。
あの川の場所に行ったら、過去の景色が次々に出てきたり、これ何だ? と小さい子は分からないところはありそうです。
エルサがなぜ凍ったのかは、私も謎でしたけど…。
閉じ込められた森の中で、いまだに争いに決着がついていないのはなぜか、なんてことも思いましたよ。

1回目は字幕でしたが、続けて2回目を吹替版で、すでに観ています。私の場合、アナ雪は両方観ないと。

水の流れとか、馬とか、ビジュアルから動きがありましたね。
濁流を止めるシーンは迫力がありましたが、魔法という超能力は、
前作とかで認められているのですね。

大人になった証明というか、それまではただ従うしか無かった
頑固で信念を変えない祖父の王とか、何が正しいかとか、
評価を変えてしまう事や、敢えて和を壊す行為をするのは、
その言葉や行動に対して、全面的な責任を負えねばならないと思います。

>隆さん

氷を出せる女王さまというのは、みんなに知れ渡っていますよね。
とにかくアニメーションの美しさは素晴らしかったです。

間違いを正さないと、正常な世界にならないとなれば、できるだけのことをしないとなりません。
母からの願い、それに応える子どもの成長譚ともいえるでしょう。


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