「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(1回目) - 2019.12.25 Wed
前作は、うーん、と思った記憶がある。(どういう意味かは、うーん、確かめるために見ようとはしない私。)
1作目のエイブラムス監督が、この3作目に再登板、軌道を戻した感じ。
これが「スター・ウォーズ」なんだよな雰囲気、思いついたら放り込み放題、満タン近いかも!
以下、ネタばれでいくので、これから観る方はストップ・アンド・また会いましょう。

予告編で存在には気づいたけど、あの皇帝が実際、真の敵だったとは、まー。
カイロ・レンを敵にしないなら、ほかに、そのくらい強力な敵は、いきなり作れないだろうとは思う。
ただ、ヤツを倒すために頑張ったルークたちの努力は…。
でも、皇帝、何十年も表に出ずに裏工作しかできずにいたほど弱ってた、と思えば(無駄ではない、と考えよう)。
レイア姫(もう、将軍だけど、尊崇を込めて「姫さま」で)の出演が予想以上に多かったのに驚き。
演じるキャリー・フィッシャーさんは亡くなったけれど、撮影済で未使用のシーンが、こんなに多かったのかと。
彼女へのリスペクトで、出演者のクレジット順がいちばん最初だったのもうれしかった。ちなみに2番目は姫の兄ルーク役のマーク・ハミル。
フォースの修業、ミレニアム・ファルコン、チューバッカ(これ大事)、C-3PO、敵艦に乗り込んで暴れる、ライトセーバーで戦う、空中戦などなど、「スター・ウォーズ」らしさを楽しませてくれながら、えっ、あの人も、あの人も姿を見せる!
最後だから、サービスしないと。

カイロ・レンについては残念だけど…いままで、さんざん悪いこと重ねてきていたから、うらみも買っているだろうし、生き残って、これから正義の味方でやっていくのも社会的に難しいか。でも、たぶん、たまにはレイの前に現れて話なんかしちゃうんだろうな。
ラストはタトゥイーンですよ。ルークの故郷。レイが何しに来たのかは、観ていればわかるが、名前を聞かれて、以前だったら、ただ「レイ」と答えていたのが、最後は…レイ・スカイウォーカー。
彼女は自分の父母の苗字は知らないのだろうから(祖父がパルパティーンだから、苗字はパルパティーンだともいえるが、実際に、父母がその苗字とは思えない。名乗ってたら皇帝一族の扱いになっているはず。)、名乗るならばパルパティーンしかないが、彼女はスカイウォーカーをとった。それでこそ、タイトルにつながるのだと思う。
パルパティーンの子孫がスカイウォーカーを継ぐなら、いままでの悪を善にかえていく意思も感じられる。
ルークやレイアやベン(カイロ・レン)がそばにいるなら、スカイウォーカーの後継者と言っていいのだ。
その志を継ぐ、夜明け。
(12月22日 イオンシネマ 大井)
STAR WARS: THE RISE OF SKYWALKER
2019年 アメリカ作品
監督 J・J・エイブラムス
出演 キャリー・フィッシャー、マーク・ハミル、デイジー・リドリー、アダム・ドライヴァー、ジョン・ボイエガ
好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点)
(C) 2019 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
● COMMENT ●
ラストシーン!
>kiriyさん
援軍、そうでしたねえ。あのタイミングで来る、お約束みたいな。しかも、あんなに来るか、いや、来るんだよと。
ラスト、邦題にしたがって「夜明け」にしましたが、原題の「rise」が、もっとふさわしい言い方がないかなと考えたのですが、思いつかず、そのままにしました。なんか、いろんな意味で、立ち上がっていくイメージなのですよね。
今年も、数的には例年の目標は達成しました。そのへんは年間マイベスト記事で総括する…かな?と思われます!
来年もよろしくお願いいたします(もう、そんな時期ですね)。
個人的にはパルパティーンの暗躍は前2作で出来れば『含み』を持たせたりもして欲しかった部分はありますね。やっぱり本作で唐突に登場したものですから、スノークが実は幻のような存在だったというのもちょっと後付感が拭えずで・・・(汗
でもカイロ・レンがダークサイドからライトサイドに舞い戻ったり、パルパティーン艦隊にアッセンブル(集結)するレジスタンス船団、そして名とジェダイの志を継ぐレイと、進行に連れてドラマチックさも増していたので、見応えがあったのも確かでしたね。
>メビウスさん
パルパは、いきなりですからねえ。最初の字幕オープニングから判明する、びっくり加減でした。
この、皇帝を出すというのも、賛否わかれるところなのでしょうね。
ありふれていそうな展開だけど、ドラマティックに感動しちゃいそうなシチュエーションで、楽しめるかどうか、ですよねえ。
観終わったあとの充実感は少なかったけど
今回の3部作の撮影を開始した段階で、まだ全体のストーリーが決まっていなかったのではないか、とも感じてしまいました。
ともあれ、デイジー・リドリーさんがこの3部作を背負い、成し遂げたことはほんとうに凄い事だと思います。この後のお仕事がとても難しくなるようにも思えるのですが、がんばって欲しいし、応援したいと思います♪
>さえさん
エイブラムスの1・3作目と、ライアン・ジョンソンの2作目は、「監督の不統一」というか、ほんとに、最初から3作分の構想をちゃんと決めてからやれよ、という感じですね。
デイジーさんは、3部作の途中ですでにアガサ・クリスティ原作の映画にも出ていましたし、だいじょうぶだと思いますよ。フォースとともにあれ! です。
>SGA屋伍一さん
それはSW愛がない。いや、ありすぎるのか!?
フィンくんですよねえ…わたしなら当然、レイに行きますけどっ(聞いてない)
>fjk78deadさん
「ファントム・メナス」の200年前とかいう噂も。そうすると、ジェダイがいっぱい出る?
こんにちは。
パルパティーンの血族だけど、最後はジェダイ…スカイウォーカーを名乗る、というところ。
カイロ・レンへのこころもあるだろう、レイア姫やルークのことも。
志を継ぐ、という意味合いが強いように思えましたね。
絆という意味合いに変えてもいい。
あああ、でもやっぱり最後が良かったからこそ、
局地戦だけの勝利にがっかり。
いろんな銀河系の場所で、それぞれの戦いが行われてて、各個撃破で最終的にレイたちのいる惑星での勝利により、完全勝利になるのかと思っていたので…。
あと、やはり予告で流れてた遅めのテーマ曲が感動系だったからこそ、え、そんな感動するとこあったっけ?でした。
>makiさん
ラストは、いい締め方だったですよね。感動しちゃいます。
しかも、ミレニアム・ファルコンの機長。これから、どんな人生を歩むのか。
戦いの最後ですよねー。そんなに都合のいいことが…とか。でも、このシリーズ全体で、けっこう、ご都合主義のパターンも多かったと思いますが…。
現代になるにつれて、娯楽映画のシナリオに対する、映画ファンの目は厳しくなったかも。
弊記事へのコメント有難うございました。
>前作は、うーん、と思った記憶がある。
同じく。監督が変わってピントがぼけた感じがありました。具体的には指摘しがたいのですが、幾つかのパートが並行して進むのが良くなかったという気がします。
それはこの最終作にも引き継がれたところがあるのですが、それでも全体の統一感を出そうと工夫がされていましてね、悪くはなかったです。
まあ、地上波放送版なので、今一つ乗れなかったんですが。外国映画を吹き替えで観るのは久しぶりでした。
最後の苗字というか姓を名乗る場面は、感慨が湧きますねえ。シリーズを初めて観てから約45年で遂に終わった、という思いと共に・・・
>オカピーさん
俳優の声の演技のニュアンスを吹替えで完璧に伝えるのは無理ですし、お気に入りの俳優が出ていれば、声も聴きたいですよね。
そうでなければ、吹替えのほうが情報量も多いですし、見ていて楽で、映像のいろいろを見落とす確率も少ないので。
完結まで、長い月日でした! 関連作品は、まだ出てくるんですけど。
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好き度が☆四つ。たぶん私も同じくらい好きだと思います。
デススターの廃墟とか、もう駄目だとなった時に、もうバーンと現れる援軍とか、もう本当に「スタウォーズ」でしたね♡
特にラストのまとめ方が秀逸だったと思います。
思わず「そうか~、だからこのタイトルだったのか~」とチョー納得しました♪
今年ももうすぐ終わりですね。楽しい映画ライフを送れましたか。
また来年もよろしくお願い致します♡