読書記録(2019年12月) - 2020.01.11 Sat

「怪盗ルパン」 モーリス・ルブラン
初期の冒険集。こういうふうに世に出てきた(読者の目にとまった)んだなと、わかる。早い段階から手下をもち、刑務所脱出もあるし、ガニマール警部やホームズも登場。(12月6日読了)

「朝が来る」 辻村深月
望まれない赤ちゃんを引き取って育てる夫婦。その赤ちゃんを産んだ娘。社会問題をからめ、二部構成の形でドラマが進んでいく。ラストは急転直下すぎる気もするが泣ける。(12月19日読了)

「危険ないとこ」 ナンシー・ワーリン
エドガー・アラン・ポー賞受賞作。あやまって恋人を死なせてしまった青年が、叔母の家に下宿するが、叔母の娘が青年を異様に敵視して…。物語の切り口が新鮮。(12月29日読了)
● COMMENT ●
いよいよ来週発売
>又左衛門さん
新風舎は知りませんでしたが、調べると倒産したのですね。
光秀は若い頃はほとんど不明なので、創作になるでしょうが、一応楽しみにしています。
「いだてん」は面白かったですねえ。脚本の遊び具合や構造は、お年寄り向けではなかったかもしれません。
ルパンと二十面相
本家がホームズと対決したように、二十面相は明智小五郎の宿敵。
「ルパンの娘」というドラマで深田恭子さんが演じたらしいですが、観ませんでした。どうもホームズと比較すると、ルパンは出番が少ない。
なんといっても、所詮は「大泥棒」ですからね。小学生に推奨できる話じゃない(笑)ポプラ社のホームズ「マザランの宝石」を買ってもらった記憶があります。その中に「三人ガリデブ」とか妙なタイトルの話もありました。ガリなのか、デブなのかどっちなんだ!と思ってましたよ(笑)
>「麒麟がくる」
肝心の本能寺の変の解釈をどうするかですね。そこが問題。光秀の子孫の方が本を出していますが、あれは「信長が家康を暗殺するために仕掛けた罠で、その罠に信長自らがまんまとはまった」とか。つまり光秀に家康を殺させる計画だったのが、実行すれば光秀もいずれ殺されるから信長を殺した。家康は家臣を通じて計画を知って逃げた。
その証拠に、家康は自分の孫である家光の乳母に、光秀の家臣の斎藤某の娘「ふく」のちの「春日局」を採用しています。当時謀反人と言われた光秀の縁者を何故重用したのか。普通ならありえないでしょう?家康は光秀に命を救われたことを感謝していたといえないでしょうか?
>又左衛門さん
「ルパンの娘」は珍しく見ました。深キョン好きなので。実際はルパンの娘じゃなかったと思いますが。いきなりミュージカルなんかあって面白かったです。
ポプラ社版の子供向けルパンシリーズは、かなり買いそろえていました。
歴史のことは、心のなかのことは、誰が何を言葉にして言っても書いても、それが真実かどうかはわからないので。それを、ああでもないこうでもないとやるのがおもしろいのでしょうけど。
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先日、サンプルが送られてきましたが、わずか100ページ足らずなので、薄っぺらい(笑)「これ、ほんとに売れるんだろうか....」
出来上がった感激よりは、不安の方が大きいです。妻に感想を尋ねたら、「売れない、売れない」とにべもない返事。
でも、この出版社にして良かったなぁと、つくづく感じました。何よりも素人の我々に対して、懇切丁寧に対応してもらえました。私の担当は若い女性(おそらく20代後半)だったのですが、メールも頻繁にもらえてありがたかったです。
しかも深夜までよく働いていました。
昔、「新風舎」事件というのがありましたが、BJさん、ご存じですか?
自費出版を手掛ける出版社というのは、胡散臭い会社が多くて、信用できなかったのですよ。B社というのも、やたらしつこく電話でセールスしてきて、悪い噂がネット上にあふれていました。今回選んだ某有名出版社ですが、自費出版部門でも、驚くほどセールスしてこないんですよ。意外でした。
さて、自分の名前でエゴサーチしたら、いきなりトップにアマゾンのページがヒットしました。紀伊国屋でもHPに登録されてました。
今回九州地区は、私自身がセールスすることになりました。でも肝心の福岡・天神地区が、この春から「ビックバン」計画で大型ビルが取り壊しになります。完成は2024年だそうで、その間、ジュンク堂などの店舗は仮店舗になるはずですが、未定。
さて読書の方は、スティーヴン・キングの「任務の終わり」下巻は残り60ページほど。漱石「行人」はあと200ページ。
今年の大河ドラマ「麒麟がくる」を受けて、司馬さんの「国盗り物語」(1)を読み始めました。斎藤道三編。買ったのは10年以上前。
「いだてん」は力作でしたが、何故か頭の固い視聴者には理解されず。