「フォードvsフェラーリ」 - 2020.01.13 Mon
という、偉そうな感想。しかも、このジェームズ・マンゴールド監督の作品を全部見ているわけでもないが。
提携を拒否されたこともあって、カーレースでの打倒フェラーリに燃えるフォード。
雇ったのが、まっと・でいもん。でいもんがレーサーとして目をつけたのがクリスチャン・ベイル。
このバディ、それにベイルの家族を描きながら、マシン開発(これは簡潔に)、カーレース(クライマックスが「ル・マン」)に進んでいく。

敵はフェラーリなどの外部のみではなく、フォードの上層部にもあった…社長周辺の現場を知らない人間たちの考えが、現場の人間からすると「おいおい」という感じの方針になる。ありがちですね。
ベイルがル・マンのレースの最後にとった選択と振る舞いは、じんわり、そして、さわやかでした!
しかし、レーサーは、つくづく、危険と隣り合わせだ。
ル・マンというと、かつて見た、スティーヴ・マックイーン主演映画「栄光のル・マン」を思い出し、あちらはレース・シーンが多く、レースの迫力を楽しめた。
対して本作はドラマ部分も多いせいもあるのか、レースを見ている感覚の熱中度は少し及ばない気がする。
若い時分に見た映画のほうが心に残るということもあるだろうし、作品として見せようとする全体像が違うのだろうから、比べるべきものでもないが、そう思ってしまうのは、いたしかたない。
(1月12日 イオンシネマ 大井)
FORD V FERRARI
2019年 アメリカ作品
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 クリスチャン・ベイル、マット・デイモン、カトリーナ・バルフ、ノア・ジュープ、レイ・マッキノン
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
● COMMENT ●
>yukarinさん
でも、あぶないから好きじゃないかなー。
ベイルは、見かけから似せることがありますよね。大変そう。
こちらにも
まあ、ル・マンのレースそのものの白熱というより、企業の倫理vs職人気質という感じだったのですが、とても面白かったです。というか、レースのど迫力だけではちょっとぉ別にぃ車オタクじゃないしぃ、という層も取り込めていて◎。と思いますです。
>ここなつさん
そうですね、総合的にいいと思います。
ただ、レースシーンがもっとあって、工夫もあればと。かけひきとか、レース中の心情とか。
スピードを限界まで出したもの勝ち、みたいなことだけのような気もしたので。
とても面白かったので
ル・マンでのレースは、フォードGT40MK2は7.0L/475PS。
一方のフェラーリは4L/410PS。
但し、GT40は、その分燃費が悪く、給油のためのピットイン回数がフェラーリよりも数多く、GT40がピットインするたびに、フェラーリはスピードをあげて猛追し競ったようです。最後にフェラーリのエンジンが悲鳴をあげてエンジンブローした模様。このあたりが、もっと判りやすく映画で表現されているとレースの迫力がもっと感じられたかもですよね。(迫力不足はイオンシネマの音響のせいかも。栄光のルマンはテアトル東京でご覧になったのでしょうか?)
ところで、ケン・マイルズは1955年のパームスプリングス(カリフォルニア州)のレースでイドールと素人のジェームズ・ディーンとチームを組んで総合優勝しています(マイルズ、イドールはMG Special、ディーンはあのポルシェ356スピードスター)。
※レース後、マイルズの車のフェンダーが広すぎとのことで失格。
フォードは、マイルズの最期のあとも表にださず、下人扱いしていたようですが、世の中は彼の功績をしっかり評価し、後に自動車の殿堂入りをしたことが何よりもうれしく感じました♪
>さえさん
なるほど、ピットインが多いでしょうね。
それほど難しくはなくて、おもしろいことなので、そのあたりを描いてもよかったかも。
「栄光のル・マン」は最初はたぶん名画座ですよ。あとはテレビで。
レース場面中心の映画なので、比べるのもナンですけど。
ジェームズ・ディーンがそんなレースに出ていたんですか!
この映画にも、ちょこっと出てきたら面白かったのに。でも、そうしたら焦点が散漫な作品になってしまうかな…。
殿堂入りは、よかったですね!
>fjk78deadさん
素敵な奥さま
レース中心の映画だと寝てしまう私には、とーっても面白い映画に感じられました!
ボーさんにしては奥さま役の女優さんに言及してなかったですね?(笑
>ノルウェーまだ~むさん
あ! 奥さま、それほどタイプじゃなかったんですね! (正直すぎる)
私の場合は
あっという間に映画少年に戻った自分が、いました(笑)
>onscreenさん
野球選手ですか! ブルー…ペンション?(なんじゃそりゃ)
楽しめた者勝ちですよねー。
最近出たBlu-Ray で再鑑賞したんですが、
メイキングが1時間ほどついており、映画の舞台裏を8パートにわたって詳細に紹介!
素晴らしかったです
>onscreenさん
まさに、追い抜きをかけるF1マシンのように。
円盤は最近、買わないですねー。メイキングは見てみたいものもありそうです。
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レースシーンは迫力がありテンション上がりました~
クリスチャン・ベイルがご本人にかなり似ていてさすがーと思いましたね。