fc2ブログ
topimage

2023-10

「フォードvsフェラーリ」 - 2020.01.13 Mon

この監督らしく、しっかりできてるなあ

という、偉そうな感想。しかも、このジェームズ・マンゴールド監督の作品を全部見ているわけでもないが。

提携を拒否されたこともあって、カーレースでの打倒フェラーリに燃えるフォード。
雇ったのが、まっと・でいもん。でいもんがレーサーとして目をつけたのがクリスチャン・ベイル。
このバディ、それにベイルの家族を描きながら、マシン開発(これは簡潔に)、カーレース(クライマックスが「ル・マン」)に進んでいく。

ふぉー

敵はフェラーリなどの外部のみではなく、フォードの上層部にもあった…社長周辺の現場を知らない人間たちの考えが、現場の人間からすると「おいおい」という感じの方針になる。ありがちですね。

ベイルがル・マンのレースの最後にとった選択と振る舞いは、じんわり、そして、さわやかでした!
しかし、レーサーは、つくづく、危険と隣り合わせだ。

ル・マンというと、かつて見た、スティーヴ・マックイーン主演映画「栄光のル・マン」を思い出し、あちらはレース・シーンが多く、レースの迫力を楽しめた。
対して本作はドラマ部分も多いせいもあるのか、レースを見ている感覚の熱中度は少し及ばない気がする。

若い時分に見た映画のほうが心に残るということもあるだろうし、作品として見せようとする全体像が違うのだろうから、比べるべきものでもないが、そう思ってしまうのは、いたしかたない。

(1月12日 イオンシネマ 大井)

FORD V FERRARI
2019年 アメリカ作品
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 クリスチャン・ベイル、マット・デイモン、カトリーナ・バルフ、ノア・ジュープ、レイ・マッキノン

好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)


(c) 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

ブログパーツ

● COMMENT ●

あまり車には詳しくないのですがとても楽しめました。
レースシーンは迫力がありテンション上がりました~
クリスチャン・ベイルがご本人にかなり似ていてさすがーと思いましたね。

>yukarinさん

私も詳しくありませんが、好きな方だったら、コーフンしちゃうでしょうね。
でも、あぶないから好きじゃないかなー。
ベイルは、見かけから似せることがありますよね。大変そう。

こちらにも

こんにちは、こちらにも失礼します。
まあ、ル・マンのレースそのものの白熱というより、企業の倫理vs職人気質という感じだったのですが、とても面白かったです。というか、レースのど迫力だけではちょっとぉ別にぃ車オタクじゃないしぃ、という層も取り込めていて◎。と思いますです。

>ここなつさん

おはようございます。
そうですね、総合的にいいと思います。
ただ、レースシーンがもっとあって、工夫もあればと。かけひきとか、レース中の心情とか。
スピードを限界まで出したもの勝ち、みたいなことだけのような気もしたので。

とても面白かったので

ちょっと調べてみました。
ル・マンでのレースは、フォードGT40MK2は7.0L/475PS。
一方のフェラーリは4L/410PS。
但し、GT40は、その分燃費が悪く、給油のためのピットイン回数がフェラーリよりも数多く、GT40がピットインするたびに、フェラーリはスピードをあげて猛追し競ったようです。最後にフェラーリのエンジンが悲鳴をあげてエンジンブローした模様。このあたりが、もっと判りやすく映画で表現されているとレースの迫力がもっと感じられたかもですよね。(迫力不足はイオンシネマの音響のせいかも。栄光のルマンはテアトル東京でご覧になったのでしょうか?)
ところで、ケン・マイルズは1955年のパームスプリングス(カリフォルニア州)のレースでイドールと素人のジェームズ・ディーンとチームを組んで総合優勝しています(マイルズ、イドールはMG Special、ディーンはあのポルシェ356スピードスター)。
※レース後、マイルズの車のフェンダーが広すぎとのことで失格。
フォードは、マイルズの最期のあとも表にださず、下人扱いしていたようですが、世の中は彼の功績をしっかり評価し、後に自動車の殿堂入りをしたことが何よりもうれしく感じました♪

フォードもフェラーリもFワードだからやらしいのかしら?

>さえさん

おお、フォードとフェラーリ、かなり馬力ちがいますね!
なるほど、ピットインが多いでしょうね。
それほど難しくはなくて、おもしろいことなので、そのあたりを描いてもよかったかも。

「栄光のル・マン」は最初はたぶん名画座ですよ。あとはテレビで。
レース場面中心の映画なので、比べるのもナンですけど。

ジェームズ・ディーンがそんなレースに出ていたんですか!
この映画にも、ちょこっと出てきたら面白かったのに。でも、そうしたら焦点が散漫な作品になってしまうかな…。

殿堂入りは、よかったですね!

>fjk78deadさん

お偉いさんは、なにかと、やらしいと思います。

素敵な奥さま

ボーさん☆
レース中心の映画だと寝てしまう私には、とーっても面白い映画に感じられました!
ボーさんにしては奥さま役の女優さんに言及してなかったですね?(笑

>ノルウェーまだ~むさん

おお、なるほど! 体質適用映画(?)だったんですね!
あ! 奥さま、それほどタイプじゃなかったんですね! (正直すぎる)

私の場合は

ブルペンで一杯ひっかけて行ったせいか?
あっという間に映画少年に戻った自分が、いました(笑)

>onscreenさん

ブ、ブルペン!?
野球選手ですか! ブルー…ペンション?(なんじゃそりゃ)
楽しめた者勝ちですよねー。

ビール一杯飲んでから見る映画は最高です、楽しんだ者勝ちです(笑)

最近出たBlu-Ray で再鑑賞したんですが、

メイキングが1時間ほどついており、映画の舞台裏を8パートにわたって詳細に紹介!
素晴らしかったです

>onscreenさん

またしても、私のレス最中に進入を!
まさに、追い抜きをかけるF1マシンのように。
円盤は最近、買わないですねー。メイキングは見てみたいものもありそうです。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://bojingles.blog3.fc2.com/tb.php/3672-684b85ea
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

映画「フォードvsフェラーリ(2D・日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし

映画『フォードvsフェラーリ(2D・日本語字幕版)』(公式)を本日の劇場公開初日に、劇場鑑賞。 採点は、★★★★★(最高5つ星で、星5つ)。100点満点なら 90点にします。 【私の評価基準:映画用】 ★★★★★  傑作! これを待っていた。Blu-rayで永久保存確定。 ★★★★☆  秀作! 私が太鼓判を押せる作品。 ★★★☆☆&n...

フォードvsフェラーリ・・・・・評価額1750円

誰も見たことのない世界へ。 ストレート過ぎるタイトルを聞いた時には、「なんちゅうベタな・・・」と思ったが、さすがジェームズ・マンゴールド。 見ごたえたっぷり、いぶし銀の熱血バディドラマだ。 1960年代のル・マン24時間耐久レースで、無敵を誇ったフェラーリに挑んだ新参者、フォードの悪戦苦闘を描く。 熾烈な戦いの中で、物語の軸となるのはマット・デイモンが演じるチームオーナーのキャロル・シェル...

フォードvsフェラーリ

1960年代、フェラーリ社の買収に失敗したフォード・モーター社は、雪辱を果たすためル・マン24時間レースへの参戦を決意。 長年絶対王者として君臨しているフェラーリ社を倒すため選ばれたのは、元レーサーでカー・デザイナーのキャロル・シェルビーと、腕は一流だが偏屈なイギリス人レーサー、ケン・マイルズだった…。 伝説の1966年ル・マン24時間レース物語。

「フォードvsフェラーリ」

価値ある作品。車好き、カーレース好きには堪らない作品であるが、それだけを描いた作品ではない。企業の論理と技術者(操る者も含めて)の魂のガチンコ勝負だ。1966年から3年間、フォードは24時間ルマン耐久レースの王者となり続ける。だがそれまでのフォード社は、アメリカの大衆車の域を超えることができず、世界的な自動車メーカーを名乗るには実績が少ないと思われていた。その上、マーケティング上も、ベビーブ...

「フォードvsフェラーリ」熱い、熱い”おっとこの映画”

 男のプライドとプライド、意地と意地のぶつかり合い。そして誇りを掛けた戦いを熱く熱く描いています。「フォードvsフェラーリ」(20世紀FOX)。かつてル・マン24時間耐久レースを舞台に激しく繰り広げられたバトルを元に制作されています。 ~1960年代、アメリカの巨大自動車メーカーであるフォードは、若い世代のユーザー人気を得るために、当時モータースポーツの頂点に君臨していたイタリアのフェラーリ...

フォードVSフェラーリ

マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演でダブル主演を務め、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。シェルビーをデイモン、マイルズをベールがそれぞれ演じる。監督は「LOGAN ローガン」「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」のジェームズ・マンゴールド。あらすじ:ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レー...

「パラサイト 半地下の家族」 «  | BLOG TOP |  » 「キャプテン・マーベル」(2回目)

おなじみの映画ブロガーさんの多いgooブログもTBを廃止。多くのブログがTB廃止の事態になってきた。こうなると、TBから記事をたどることができないブログが多くなる。ブログのURLをお気に入りなどに登録して、何を書いているのかなと、いつも見回りに行くしかない。

マリリン応援+映画雑文などのブログ。
下のほうにアクセスランキング、ツイッターがあります。



このブログのトラックバック・ポリシー (2009年1月10日、修正)

過去の記事の一部には「ブログランキング参加中~」という文面がありますが、現在はブログランキングから離脱しています。該当するすべての文章を削除することは大変なので、そのままにしてあります。

映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。 自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。


クリックで救える命がある。

小鳥頭
忘れっぽい人の同盟。
クリックしたら説明があるかもしれない
(忘れた)。


プロフィール

ボー・BJ・ジングルズ

  • Author:ボー・BJ・ジングルズ
  • HP「シネマ停留所」の管理人でもある。♂。単純に映画が好き。綺麗な女優が好き。マリリン・モンローさんは、わが永遠のミューズ。

ブログ内検索

最近の記事

最近のコメント

最新トラックバック

カテゴリー

リンク

このブログをリンクに追加する

アクセスランキング(30日分累計)

Twitter

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSフィード