「ハンターキラー 潜航せよ」 - 2020.03.04 Wed
なーんでか?
視界が不自由ななかで、危険が迫って、どう対処するかハラハラできるせいかな。やられたら、海中だし、ほとんど助からないし!
戦いの駆け引きのおもしろさもあるでしょう。
1950年代には、駆逐艦対潜水艦の一騎打ち映画「眼下の敵」という、おもしろい作品もあった。
本作でも、偶然か、「駆逐艦対潜水艦」の場面がありますね。
しかし、昔は、海上の駆逐艦は爆雷を落とす、海中の潜水艦は魚雷を放つ、そんな戦いだったけれど、現代は駆逐艦はミサイルも魚雷もあるようです。ハイテク。

本作は、潜水艦の海中作戦と、陸上の特殊部隊の二面作戦なのが見せどころ。
しかも、ロシアの大統領まで、からんでくる。(酒でからむ、とかではないよ。)
しかし、悪党のほうだけど、ほんと、しょうもない考えをするヤツ、こういうのがおるから紛争が絶えない。
(3月2日)
HUNTER KILLER
2018年 イギリス作品
監督 ドノヴァン・マーシュ
出演 ジェラルド・バトラー、ミカエル・ニクヴィスト、トビー・スティーブンス、コモン、リンダ・カーデリーニ
好き度☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
(c) 2018 Hunter Killer Productions, Inc.
● COMMENT ●
>fjk78deadさん
ギャバンっていったらねー、ジャン・ギャバンしか知らないのー。
こんにちは。
「潜水艦物」って一定の需要があるように常々思っておりますが、その中でも本作は面白い方の上位の部類に入ると思っています。
ジェラルド・バトラーがいい味出していました。
弊記事へのコメント有難うございました。
しかし、拙記事で述べたように、ロシア駆逐艦の(代理?)艦長がどうなったか全く解らないので、お話として全く締まらないんですよねえ。バトラーの判断も一か八かすぎて、この終幕は脚本がズボラという感じ。
サブマリン映画、あれこれ
冗談はさておき、潜水艦映画はあまり好きじゃないです。なーんでか。
画面全体から感じる「閉塞感」が息苦しいから。
お話自体が「単調」になりがち。
出撃→敵艦発見→魚雷発射→敵艦からの攻撃→敵の対潜哨戒機からの攻撃→敵の潜水艦との一騎打ち→艦内の艦長と部下の対立→基地に戻る
だいたいこういうパターンの組み合わせのどれかですよ(笑)
しかも狭い艦内の撮影が、やはり単調になりやすい。「汗」「汗」「汗」ですよ。
最初に潜水艦を知ったのは、小沢さとるさんの「サブマリン707」という漫画でした。今もご存命なんですね。邦画では「潜水艦イ57降伏せず」が良かった。
日本にはかつて、「人間魚雷」という特攻兵器もありました。「人間魚雷 あゝ回転特別攻撃隊」「人間魚雷出撃す」「肉弾」とか観ました。
洋画ではS・コネリーの「レッドオクトーバーを追え」。冒頭だけロシア語で、あとは英語(笑)「クリムゾン・タイド」「Uボート」など。
一番大事なのを忘れてましたよ。「渚にて」ね。これに似ているのが邦画の深作欣二監督の「復活の日」。英語の題はなんと「VIRUS」!
>ここなつさん
潜水艦チームだけではなく、地上チームを合わせたのが、よかったです。
バトラー氏、こういう男くさいのはピッタリ。
>オカピーさん
駆逐艦艦長がその後出てこないとなると、監禁された可能性が大きいのではないでしょうか。それならそういう映像を出したらよかった。
バトラーの判断、危険すぎて、現実感は小さいですよねえ。まあ、映画だからなと、ちょっと思ってしまいます。
>又左衛門さん
「サブマリン707」はリアルタイムではないですが、知ってはいます。おもしろそうな気はしましたね。
「渚にて」は思いつきませんでしたねえ。おー! という感じ。
007映画でも、たまに出てきた…とか、ほんのちょっと出る映画は、いっぱいありますね。
東宝大プール
「日本海大海戦」などの海戦映画や、「ゴジラ」シリーズや「サンダ対ガイラ」などの怪獣映画で、大海原を表現・演出した、特撮映画の陰の主役が2004年に廃止・解体されました。CGで充分表現できると判断されたんでしょうね。
コストもカットできるし。
ところが2005年制作の「ローレライ」。役所広司主演の潜水艦映画ですが、冒頭のCGによる潜水艦の出来がひどいですね。なんとも「平べったい」映像で、奥行きがない。しかも戦時中の軍人が長髪なんてありえない。
特撮映画の「フランケンシュタイン対地底怪獣」と比較してみました。敗戦まじかのドイツから、フランケンシュタインの心臓を日本にUボートで運ぶという話なんですが、円谷英二の作る海の表現はリアル!
>又左衛門さん
CGは、ものによっては、どうしても「作り物」感はあるのでしょう。
ハリソン・フォードの犬ぞり映画は、犬たち全部CGと知って、びっくりです。動物に演技指導しなくても、製作サイドの希望する動きができるのは強み。
これは、ありえない!
冒頭だけ観ましたが、なんと舞台は日本の豊後水道(大分と四国の間の沖)です。1942年(昭和17年)、米軍の潜水艦がここに潜入して、日本の駆逐艦に爆雷攻撃され、あえなく撃沈。ゲーブル以下の乗組員は死んだはずなのに、何故かぷかぷか海面に浮いています(笑)。しかもどうやって帰ったのか、ハワイの基地に次の場面ではいますよ。生きていても捕虜になったはずなのに、日本海軍をバカにしている。
スピルバーグの「1941」はコメディだからいいですよ。
「ジョーズ」のセルフパロディが嬉しいです。三船御大がイ号潜水艦の艦長で、真冬に全裸で水泳していた米女性が、浮上した潜水艦のアンテナに乗り上げる。
それを見つけた下士官が「ハリウッド!」
>CGは、ものによっては、どうしても「作り物」感はあるのでしょう
初期のCGはショボかったですねぇ。最近のは良く出来ている。
>又左衛門さん
マックス・フォン・シドーさんの訃報
「エクソシスト」が代表作みたいにネットでは書かれていますが、私は一連のベルイマン作品、特に「第七の封印」が印象的でした。ご冥福をお祈りします。
>「深く静かに潜航せよ」
最後まで観ました。ドラマとしては面白い。さすがにロバート・ワイズの演出は上手いです。でもあまりにも米軍に都合のいい表現はいただけない。減点。
ミニチュアの船が良く出来ている。このプールも波の表現がいいですよ。円谷さんも納得するくらいに(笑)
>又左衛門さん
CGのないころはミニチュアなどで、うまくやっていたのですね…。
フォン・シドーというと、最近「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を思い出します。
こういうときは左欄の「ブログ内検索」でマックス・フォン・シドー」と入れれば、ブログ内の彼に関連した記事が出るので、そちらに書いてもらうほうが有難いです。
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